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モラビトのサテン地バッグ

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 実家に戻って来て2日目の昨日。午前中に到着予定だった大阪から送った段ボールは、年末の荷物の混雑により遅延し、結局午後にずれ込みました。でも、日本だからこの程度で済むのだと思います。これがフランスだったら、待てど暮らせど届かない、という問題は普通に起きそう。とにかく、今の僕の商売は、日本の宅配便業者さんの正確さ・迅速さに助けられている部分が大きいので、文句一つ言えません。7箱を受け取って直ぐに病院へ。母親は相変わらず、僕のことを認識しているのかしていないのか、ボヤ~っとした表情のまま。何ら手応えも無く退散。ただ、咳き込んだり痰を出そうとしたりする動作をしていたので、少しだけ良くなったのかな、とも思えます。再び、海洋深層水を混ぜた水を与えても良いかも、と思いました。駅ビルで買い物をして帰って来て、入浴後に夕食を準備して食べたら一日は終了。自分の時間が全然取れません。自分の時間というか、仕事の時間。本当は、来年のイベントのためにストックの商品を選別しなければならないし、領収書の整理も今年の内に済ませておきたい。欲を言えば、ストックしている人形の衣装を作り、商品として出せる姿にしたい。どれだけ進められるか微妙ですが、頑張ってみようと思います。
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 さて、本日はこちら。パリ市内の教会のバザーで見つけた、エルメスと競合するバッグメーカーとも評されるモラビトによるサテン地のバッグです。モラビトの創業者、ジャン・バティスト・モラビトはナポリ生まれのイタリア人で、1905年にニースに宝飾品とバッグのブティックを出店。その後1921年にパリ進出。以後、マリリン・モンローやマリア・カラスなどが顧客リストに名を連ねる高級バッグ店に成長。昭和天皇・香淳皇后が来仏した際には、ポンピドー大統領からクロコダイルのバッグ『ヴァンドーム』が皇后に贈られ、高いクオリティを誇るバッグ店ならではの逸話として今に伝わっています。そんな話をブティックの発表会で聞いた2日目に、こちらのバッグを見つけたので、何か特別な縁のようなものを感じたのでした。縁はないか。この刻印は、現在のロゴとは全く異なり、おそらくは第二次世界大戦前、もしくは1940年代のものではないかと思われます。
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 内側にパウダーピンクを配しているところが素敵です。ややヨレヨレしていますが、未だに使用に耐える状態。さて、僕にとってモラビトと言えば、パスカル・モラビトです。20年くらい前のことですが、悪友と一緒に招待されてもいないパーティに潜入、を繰り返していた時代に、ほうぼうのパーティで顔を合わせていたのがパスカル・モラビトでした。ジャン・バティスト・モラビトの孫にあたる人で、当時はジュエリーデザイナー、アーティストとして活動していました。小柄な白髪のおじいちゃんで、始終写真を撮っていた印象があります。ウィキペディアによると、1995年には、税務当局に300万フラン(約1400万円)の借金を負い、刑務所に収監されたこともあったそう。そんな苦労人だったとは知らなかった。まぁ、それだけなのですが、モラビトの名前を聞くと、バッグメーカーのモラビトよりもパスカル・モラビトを思い出してしまいます。僕の黒歴史を彩る登場人物の一人。それはそうと、阪急うめだ本店さんにて開催のクリスマスマーケットでは、ほとんど注目されずに終わったため、もう少し工夫をしてアピールする予定。是非、次回のイベントにてご注目下さい~。


今夜はグルテンフリー餃子を作ります~

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# by tomoakishimizu | 2024-12-13 16:51 | 服飾 | Comments(0)

リーフ&バンブーモチーフの保温器

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 昨日は移動日。ホテルで朝昼兼用の食事をし、午後に新幹線で実家に戻って来ました。前もって父親に電話をしたら、思った通り、僕が帰宅することを把握していませんでした。もちろん、夕食用の食材を準備しておらず、駅前で揃えて帰りました。去年は大阪で体調を崩し、そのまま実家で数日寝込みましたが、今回はくたびれてはいるものの、それなりに快調。おそらく、小麦粉抜きが功を奏したに違いありません。グルテンが肌を攻撃するだけではなく、身体の内側から炎症を引き起こし、免疫を下げてしまっていたのだろうと思います。ただ、首周りの痒みはかなり収まりましたが、時々再発するのが気掛かり。もしかしたら、ホテルの食事や夕食に少なからずとも小麦粉が混入していたのかも。例えば、結構な頻度で食べていた和菓子については、小麦粉が入っていない物を買ったとしても、同じ厨房で小麦粉を使っていたら、混入を完全に防ぐことは不可能なはず。自分で調理しているわけではなく、コントロール外なのだから仕方がないのだけれど。阪急うめだ本店さんにて開催のクリスマスマーケットの会場の目の前のクグロフ屋さんには、米粉によるグルテンフリーのクグロフを試作するようにお願いしましたが、完全なグルテンフリーを実現させることはハードルが高く、無理難題を押し付けたかもしれません。取り敢えず、実家では納得の行くように調理するつもり。明日は米粉の皮を買って餃子を作りたいと思います~。
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 さて、本日はこちら。パリ市内の古物市で見つけた、リーフ&バンブーモチーフの保温器です。神戸阪急さんにて開催のフランスフェアでデビューさせましたが、興味を示して下さったお客様はいたものの販売には繋がらず。その場で画像検索を掛けても一切ヒットせず、PC上でフランスのサイトを含めて検索を掛けたところ、こちらはシルバープレートで、1960年代のヴィンテージであることがわかりました。ただし、こちらのような保温器は1件しかなく、その他は鍋敷きばかり。保温器バージョンは数が少ないようです。
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 この様に広げることが出来、大きな鍋にも対応します。
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 アルコールランプ。芯が太く、それ相当な火力を維持出来そう。チーズフォンデューにも使えるかもしれません。中々難しいアイテムであることは覚悟の上。時間を掛けながら販売したいと思います~。


これから面会に行きます~

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# by tomoakishimizu | 2024-12-12 14:41 | 生活用品 | Comments(0)

マイセン窯による『インドの花』柄小皿

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 今回は、クリスマスマーケット期間中に関西蚤の市が行われたため、業者さんによってはスケジュールが重なっていて、お手伝いの人を何人も導入して同時進行させていました。中々大変そうでしたが、今まで見聞きした一番激しい例が、名古屋と東京と大阪の3都市の掛け持ち。その業者さんは、従業員が複数名いるので、何とか乗り切ったようですが、そんなこと簡単に出来るものではありません。僕の場合、一人で動いていますし、あまりにも特殊な品揃えなので、誰かに販売を頼むことは難しいかも。気楽ではありますけれどね。とにかく、商活動を維持することは本当に大変。目の前のクグロフ屋さんの場合、東京に工房があるのですが、今回のクリスマスマーケットの期間中、大阪と東京を一日に2往復したこともあった、と言っていました。その他の業者さんも、京都と往復したり、東京と往復したり。皆さん物凄く努力しています。そんな頑張り屋さんに囲まれていたクリスマスマーケットですが、昨日が僕の参加7日目で、最終日でした。朝礼に出てから、直ぐにストックルームへ直行。段ボール3箱を売り場まで運び入れ、割れ物全てを片付けました。2箱分がいっぱいになったので、それを再びストックルームに戻しましたが、やり過ぎると売り場が空っぽになってしまうので、17時半から本気で片付け始めれば良い、という結論に。それまでに初日以来リターンして下さったお客様や、ほぼ毎日いらしたレギュラーチームのお客様が来場して下さったし、僕のブログを読み、その困窮具合を心配して下さったお客様が駆け付けて下さり、義理堅い皆さんに支えられていると痛感しました。その他にも、フラリとやって来て下さった方がジャケットを購入して下さり、そのお客様は催事で頻繁に一緒になる業者さんを良く知っていて、その業者さんと一緒に戻って来て下さり、その業者さんは別のジャケットを購入。売り場は終始華やかでした。寂しい感じで終わることの多い最終日ですが、お陰様で昨日は温かい気持ちで終えることが出来ました。お越し頂いた皆さん、どうも有難う御座いました。結局、最終日の売り上げが押し上げてくれて、全体としてはまずまずの結果となりました。感謝。さて、大変な搬出作業。17時半から本気で片付けを始めましたが、売り場は梱包材が散乱していて、その様子を見た社員さんに「ダイナミック過ぎる」と指摘を受け、少しだけ整えて続行。20時前にはほとんど終わっていました。社員さんに「今までで最速」と言われましたが、あまり嬉しい感じもせず。とにかく、次に売り場に入る業者さんに迷惑を掛けてはならないという一心で頑張りました。スプートニクプラスさんもほぼ同時に終了。おそらくは我々のことを手伝うつもりでいてくれた社員さん達が見守る中、スプートニクプラスさんがとある居酒屋に電話をしてくれました。基本的に予約が出来ず、電話を受けた時の状況を見て、席を用意出来るかどうかをお店の人が判断するという難易度高めのお店です。そして割と早くに終わるので、中々行けない。社員さんに「その居酒屋に行くために早目に終わらせたとか?」と突っ込まれましたが、そういう訳では一切無く。「早く終わってタイミングが合えば行きましょう」くらいの気持ちでした。最初は「2席分しかない」と言われ、取り敢えず店に来るように言われましたが、直ぐに3席空いたとの返信がありました。スプートニクプラスさんとお手伝いをお願いしていたぬいぐるみ作家さんと3人で打ち上げ。白子ポン酢、名物の極太鉄火巻、鱈の西京焼き、手羽先揚げなど、そのどれもが美味しくて、贅沢な気分になりました。お陰様で、とても良い感じで終えることが出来ました。再び感謝。
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 さて、本日はこちら。パリ市内の古物市で見つけた、マイセン窯による『インドの花』モチーフの小皿です。この裏印は、マイセン窯が設立されてから250年を祝う1960年に生産されたものに入っているものだそう。僕はてっきり『インドの花』が出来て250周年だと勝手に信じ込んでいました。
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 小皿と豆皿の違いをネットで検索してみましたが、豆皿は手の平に収まる程の大きさで、小皿はもう少し大きいとなっていました。こちらは小皿のサイズに当てはまりそう。カップ&ソーサーのソーサーだけが残ったものかな、と一瞬思いましたが、カップとセットになっているソーサーには窪みがあるため、こちらは小皿として作られたもので間違いないでしょう。
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 実はヘレンドの『インドの花』柄の小皿もありましたが、そちらは販売済み。ドイツ製ですが、次回の阪急うめだ本店さんにて開催のフランスフェア2025に持って行きますので、是非ご覧になりにいらして下さい~。


本日実家に戻ります~

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# by tomoakishimizu | 2024-12-11 11:31 | 調度品 | Comments(0)