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フィリップ・リム メンズ 2013春夏

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 フィリップ・リムのメンズコレクションはパレ・ドゥ・トーキョーの一番上の階のデュプレクスで行われました。

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 コレクションのイメージは、ブラジルにおける日本人のサブカルチャーとバロック様式。日本的なミニマルリズムと、装飾的なバロックという相反する要素を組み合わせていたようです。ショーの後、とある友人が「今回のテーマはヤクザって資料に書いてあったよ」なんて言っていたけど、全然そんな感じはしなくて、部屋に戻って資料を読んだらそんなことは書いてなかったです(笑)。

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 ヤクザといえば、とあるドキュメンタリー映画に主演した男性とパリで擦れ違ったことがありました。ドキュメンタリーということは、つまりは本物の組長さんで、映画に主演するだけあってかなりの男前でした。でも尋常ではない眼光具合。パリには色々な人が来ますねぇ。

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 それはさておき、コレクションはフィリップ・リムらしい小技を効かせたアイテムのオンパレードで、ド派手ではないけれど、服からそこはかとなく放たれるインテリジェンスはいつも通り。

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 そんな中でも、このブルゾンはかなり華やかな雰囲気。正にバロックの香り。ドリス・ヴァン・ノッテンも毎回のように刺繍入りアイテムを発表していますが、こちらはもっとワルっぽいイメージです。
 
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 フィリップ・リムの服ってかなりスポーティなので、僕が着たいものはあんまり無かったりもします。色も淡色中心なので、一目惚れするタイプではありません。でも色物に合わせると引き立て役になってくれるのかも。今度試してみようかな。でもパリはどこで買えるんだろう?

メンズファッション後進国のフランスです~

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# by tomoakishimizu | 2012-07-02 18:45 | パリコレ | Comments(0)

クリスチャン・ラクロワ 2013春夏

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 クリスチャン・ラクロワ・オムのショーは、マレ地区のシャルロ通りにあるホールを使って行われました。今まで行ったことの無い場所で、パリにはまだまだ知られざるパリコレ会場予備軍があるんだろうなぁ、なんて思います。

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 で、ラクロワのメンズコレクションって実は招待状を受け取ったことが無く、でも全部見ているという恐ろしい事実。周りのジャーナリストやスタイリストの皆さんが気軽に誘ってくれるんですよ。招待状持ってないのに、みんなと一緒だとスルー。ま、それだけユルいメゾンということです。

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 コレクションは海やビーチをイメージしていて、「きっとエッチな水着とか出てくるよ~」なんて先輩ジャーナリストが期待させてくれましたが、そこは品位あるラクロワなのでそんなものは出てくるはずもなく。コバルトブルーやイエローなど、トレンドを意識したものが目に付きました。これなんか、ベルト使いのアイデアが何シーズンか前のドリス・ヴァン・ノッテンそのまま。微妙だ。

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 RIOとプリントされたシャツやTシャツが出てきて、享楽的な雰囲気を醸し出しています。特に良いとも思いませんが。

 とにかくこのコレクションでどうしてビジネスが成立するのだろうといった感じで、それはクリスチャン・ラクロワ本人がいた時代よりも強く思います。

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 デザイナーのサーシャ・ワルコフ。デパートでシャツや小物のライセンスを展開しているので、そのイメージのためのコレクションなのかもしれませんが、それにしてもお金&布の無駄。と、ここまで書けるのは、日本の取り扱いが無いからです~(笑)。

今からランバンへ行ってきます~

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# by tomoakishimizu | 2012-07-01 17:25 | パリコレ | Comments(2)

ミュグレー メンズ 2013春夏

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 『ティエリー・ミュグレー』改め『ミュグレー』のコレクションは、多目的スペースのエスパス・コミーヌで行われました。

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 コレクションは海や海の生物のイメージを持たせながら、ティエリー・ミュグレー全盛期を思わせるスーツがたくさん発表されました。アクアブルー、コーラルオレンジ、ミントグリーンなどの色も含め、それっぽいものが見られてちょっと懐かしかったです。ま、全然別物なんですけどね。

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 それで冒頭に登場したショートパンツなんですが、燕尾服のテール部分みたいなパーツが前に着いていて、後ろは半ケツにならない程度に短くて、これは結構気持ち悪い代物でした。

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 金太郎さんの前掛けみたいな物体など、突っ込みどころ満載だけど、いちいち指摘しても仕方ないのでやめておきます。でもですね、何だか勢いが落ちたような気がします。ま、デザイナーたちは2年目に突入したので、そういう時期が来てもおかしくはないか。

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 デザイナーのニコラ・フォルミケッティは今までで一番着やすいコレクションと自己評価しているようですが、確かにそうなのかもしれません。でも時々現れる気持ち悪いアイテムが目立ってしまって、そっちに目が行ってしまう感じがし、ベーシックなアイテムがその分霞んじゃったかも、なんて思うのは僕だけでしょうか。

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 これはフィレンツェで見られる、水の上に油性のインクを流して模様をつけるマーブル紙モチーフのジャカードのスーツ。僕は着ないけど、結構好きかも。

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 ニコラ・フォルミケッティとローマン・クレメール。ひとまずティエリー・ミュグレーの時代が華々しすぎたので、そこからはもっと距離を置いてクリエーションした方が良いのかも。まだまだ頑張れると思うので、次回に期待です~!

明日はクリスチャン・ラクロワ~

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# by tomoakishimizu | 2012-06-30 23:29 | パリコレ | Comments(0)