ロルダン社 井戸端カップル人形

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 家庭の要らないものを売る古物市(フランス語の直訳では屋根裏一掃市)では、昔旅した思い出に買ってきた土産物の人形が山のように売られている光景を目にしますが、大概は可愛くない。多く見られるプラスチック人形などは大量生産品で、作っている側のセンシビリティが中々感じられにくいのです。そんな中、特に僕の眼を引く人形がこのロルダン社のもの。スペイン、バルセロナの会社で、現在も存在するかは不明。ネットで探してみたけど、ホームページはなく、e-bayのオークションページが出てくるだけなので、きっともうなくなっているのでしょう。ここの会社の人形の特徴は、人体の模りが精巧で表情が豊か、そして人形が着ている服の作りに粗雑さがなく、面倒な作業を楽しんでやっているかのような感じられるところにあります。バルセロナって多くの天才を生み出してきた街ですが、この人形を作っていた人も僕は天才だと思います。本当に素晴らしい。この井戸で水を汲んでいるカップルは、男女と井戸が一緒になっていて全て一つのオブジェになっているところが普通のご当地お土産人形と違うところ。今年の6月、パリ郊外のサン・モール市主催の古物市で、一般人のフランス人女性から買いました。年代を聞かなかったけど、フェルトを多用しているところから、60~70年代でしょう。この他に、同じロルダン社の人形2体、計3体で12ユーロにしてもらいました。店によっては1体100ユーロ位するので、これは良い買い物だった。こんなに凝った作りなのに、割と良く古物市で見掛けるので、かなりの数と種類が出回っていたはず。ロルダン人形蒐集の旅は続きます。

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# by tomoakishimizu | 2005-09-23 22:55 | パリ郊外の蚤の市 | Comments(3)

テントウムシ(本当は引き車)

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 唐突ですが、これシュタイフらしいです。本当のことはよくわからないんだけど。この写真見て何だかわかりました?タイトル通りテントウムシなんだけど、こんなも作るのはシュタイフしかないと思っていたら、裏が取れた。
 このぬいぐるみ、モヘアで中綿が木目。結構古いものだと思う。買ったところはクリニアンクールで、僕が良く訪れるお店。前の支配人がこの店のラッキーチャームと言って自慢をしてたけど、決して売ってくれなかった。今年になってその支配人が別の店へ異動。今年の夏に友人の仕入れの手伝いをしている時に、その店の倉庫でこのテントウムシ君がホコリだらけになって放置されているのを発見。それで新しい支配人に、売ってくれと頼んだら、「こんなもん欲しいんですか?」みたいな顔をされた。それで10ユーロでどう?って言ったら「そんなに価値があるものにも思えないんですけど、いいですよ。」だって。もっと安く言えばよかった。
 家で丸洗いしたけど、チョコレート色の水が出た。
 そして今月、ヴァンヴの蚤の市でこのテントウムシ君の兄弟に出会いました。しかも車輪が4つ付いている。実は引き車だったことがわかった。売っているオバサンは得意気に「シュタイフよ」と言う。ああ、やっぱり。シュタイフじゃないぬいぐるみをシュタイフだと言って売っている人は沢山いるけど、この時ばかりは信じました。だってこんなぬいぐるみ作っても、普通の会社じゃ売れないでしょ。シュタイフは今でもテントウムシのぬいぐるみ作っているし。でもその引き車、値段が150ユーロだったので買えませんでした。車が付いてないテントウムシ君で充分。
 僕、ソーチメントブック持っていませんが、フランスで売っていなくて、ドイツのシュタイフ美術館へ行ったら買おうと思ってます。

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# by tomoakishimizu | 2005-09-23 01:19 | パリの蚤の市 | Comments(4)

バンビの引き車


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 僕は勝手に”引き車”って呼んでいるけど、本当はなんていうのだろう。フランスではJouet a tirerって言うらしく、直訳すると引き玩具。
 このバンビ2匹はどこで買ったのかすっかり忘れていたんだけど、こういう時に役に立つのがお小遣い帳。調べてみると、今年の2月20日に10ユーロで購入。場所はパリから電車で南西へ40分くらい行って、更に駅から歩いて20分のランブイエの競馬場。思えばあの日の朝は大雪で、雪が止んでからもずっと寒い日でした。田舎は風を遮るものがないから尚更寒い。一緒に行ったのは友人のアーティストA子ちゃん。行き方を間違えて、通りがかりの車を止めて道を聞いたら、親子だったけどそのまま車で連れて行ってくれた。意地悪なフランス人は沢山いるけど、親切なフランス人もいるわけで。
 このバンビ、フランス人の夫婦から買ったことを思い出した。最初12ユーロくらいだったのを、8ユーロに値切って、結局10になったといういつものパターン。大概売っている方から互いの思っている値段の間を取りましょうと言われるのだ。
 これはフランスの玩具会社Educaluxの製品で、車輪が木で出来ているので多分50年代60年代だろう。70年代80年代のものはビニール製になる。この会社、まだ存在するのか不明。90年には象のババールの引き車を作っていたので、少なくともその時までは会社はあったのだろう。写真に写っている方の車輪の裏側のメタル部分が空洞になっていて、そこに金属の玉が入っているので動かすとチャリチャリ音がする。車輪の軸が凹凸に曲げられているため、動かすと2匹のバンビは互い違いに上下する構造になっている。
 この他に数台持っているけど、このバンビのタイプは見たことがなかった。目がブルーでちょっと妖怪っぽいけど、やっぱり鹿のモチーフは愛くるしくて好き。

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# by tomoakishimizu | 2005-09-21 21:53 | パリ郊外の蚤の市 | Comments(0)