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9月24日(土)の巻

 12時半頃、ロンドンから来ている友人のH子ちゃんとバスチーユで待ち合わせて、一緒にパリギリギリ郊外のヴァンセンヌの古物市へ。そうしたら蚤の市好きのカメラマンA夫妻に会い、ここはゴミばっかりだったので15区へ行くと言われる。Aさんは毎週末新聞の情報をゲットしていて、その15区の古物市の話は僕の持っている情報誌には載っていなかった。

でも結局そこは裕福な人達が多い住宅街で、結構いいものがあった。

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 僕が集めているアルファのクマの仲間を発見し、鼻が取れていたが3ユーロで購入。僕と同い年、35歳の娘がそこにいたが(僕と同い年とは思えないくらい老けてた)、売っているマダムの母親が孫(その35歳の娘)に70年代初めにプレゼントしたものだったとか。アルファは70年代には消滅してしまったフランスのぬいぐるみ会社なので、最後の時代のものといえる。70年代はプラスチックが主流だったのに、アルファのぬいぐるみの眼はガラスで、そこにこだわりが感じられる。60年代以前のものは手足が固定されているが、この日買った白熊は可動する。家に帰ってきて、恐らくこんな鼻ではなかったかと思いながらフェルトで鼻を付けてあげた。そうしたら一気に表情が変わったのでビックリ。でもちょっと大き過ぎ?

e0074478_2371914.jpg それから60年代の白いクマのぬいぐるみを買う。発見者はH子ちゃん。売っているフランス人のオバサンが自分のものだったというので、60年代というのは合っているのだろう。ケン人形の服を着せられていたが外した。中綿は木目ではなく、そば殻のようなものが入っているみたい。眼はガラス。値段は1ユーロ。さすがに値切りませんでした。


e0074478_2373338.jpgタンタンの実写映画の本を2ユーロで買うが、65年オリジナルのものを80年に復刻したものでちょっとガックリ。


 それからビュット・ショーモン公園横でやっている古物市へ。そこでは動かすとお腹が鳴る50年代のクマが100ユーロで売られていたが(売っているオバサンはTeddy社のものだと言っていたが、本当のところはわからない)、とても買える値段ではなく諦める。
 フランス人家族のスタンドで80年代の12インチを2枚買う。2枚で2ユーロ。

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Kylie Minogue Got Be Certain (1984年オランダ盤)
 ちょい恥ずかしいが買ってしまった。日本の家にも12インチがあるはずだけど、この盤にはExtra Beat Boysのリミックスが入っていてお買い得。Wham!のBad Boysの声がサンプリングされていてかなり寒い。でもやっぱり好き。カイリーちゃん。

e0074478_238956.jpgStarship We Built This City (1985年ドイツ盤)
 超商業ロック。ダサい。でもVictior Floresのリミックスということで買ってみました。曲がダサいから、いくらリミックスしてもダサい。これがクラブで掛かっても、踊らないだろうな。


e0074478_2382758.jpgどこの国のものだかわからない言葉を喋っているオジサンから、ライオンのぬいぐるみを買う。Trudiというタグがついている。尻尾は折れているし、耳は片方外れていたが、全身モヘアで木目。眼がプラスチックだが、かなり魅力的。5ユーロを3ユーロに値切った。帰ってきて調べたら、Trudiは元々ドイツ人女性がドイツで始めて、イタリアで夫を見つけて結婚してイタリアでもビジネスを展開した会社だということがわかった。現在は息子が継いでいて、この会社はまだまだ現役。このライオンは60年代のものでした。


 昔DJやってました、みたいな黒人のお兄さん(でも実は結構歳行ってるんだろうな)から、80~90年代の12インチを3枚買う。値段すっかり忘れてしまったが、1枚2ユーロで5ユーロに値切ったような・・・。

e0074478_2385052.jpgMicheal Jackson Jam(1991年米盤)
 これも日本の家にあるんだけど、どうしても聴きたくなって買っちゃった。オリジナル・プロデュースは当時R&Bの寵児だったテディ・ライリー。リミックスはロジャー・サンチェス。ラップはヘヴィーD。Don't Stop ‘Til You Get Enoughのロジャー・サンチェス・リミックス入り。


e0074478_239741.jpgTLC What About Your Friends(1992年米盤)
 彼女達のファースト・アルバムからの確か2枚目のシングル。リミックスのラップはアウトキャスト(この頃からいたのね)。懐かしさだけで買ってみました。


e0074478_2392533.jpgMicheal Watford Mighty Love(1986年米盤)
 94年にメジャーレコード会社のEast Westからアルバムを出している彼の80年代の12インチ。でも本当に86年の作品?と言いたくなるくらい、90年代の彼の作品とクオリティ的に変わらない。これぞガラージという感じ。プロデュースはアン・ヴォーグなどもプロデュースしていたスマック・プロダクション。


 そしてカメラマンのAさんから教えてもらったバラールでの古物市へ。Aさんが後から電話で教えてくれたように、かなり良かった。

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e0074478_2403121.jpgディズニーのビニール製フィギュアを発見。売っているのは、路上に布を敷いて品物を置いている割と若いフランス人カップル。ミッキー、ドナルド、ワンワン物語の犬、あとのもう一つは良くわからない。4つともイタリア製。ドナルドとミッキーは特に古い(と思う)。わんわん物語の犬は60年代。最初1個10ユーロといわれて、それでもかなり安い方なのだが、4つで20ユーロと頑張り、結局それでOKになってしまった。ちょっとやり過ぎ?

 それからメチャクチャ可愛い犬のぬいぐるみを発見。眼がブーツのボタンで、戦前のものだというのは明白だったんだけど、値段が30ユーロで、20ユーロまで下がったがあともう一声って感じで、後で攻め入ることに。

e0074478_240487.jpg腐りかけの汚い大きな箱の中に入った大量のスパンコールを売っているフランス人家族のスタンドがあって、大きい袋が一袋4ユーロ、小さい方が3ユーロといわれた。10ユーロという答えが返ってくるのを念じながら「全部買ったら?」と聞いたら、本当に10ユーロと返ってきたので即買い。物凄い量。モチーフと色からすると、多分60年代70年代。アクセサリーの作りかけも入っていて、家族の誰かにアクセサリーデザイナーか内職をしていた人がいたのかも。とにかくかび臭くて袋を入れ替えた。でもまだかび臭い。地下の物置に入れっぱなしだったのでしょう。

e0074478_241751.jpg それでさっきの犬のぬいぐるみを交渉しに。15ユーロと粘ったが、18ユーロまでにしかならず、もう諦めて買うことに。
 H子ちゃんと一緒に帰ってきて、スパンコールを整理。そしてぬいぐるみを洗った。犬のぬいぐるみは、洗っている間にブチの色が抜けてしまったがきれいになった。そして何気なく耳をめくってみたら、なあんと象のマークが入ったボタンが付いていた。
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そう、1910年以前のシュタイフ!ビックリした。鼻が無いし、中綿の木目が潰れてお腹の部分がダブダブで、難あり品だけど、毛糸のような素材で出来ている歯が生えていたり、本当に芸が細かい。フォルムも奇跡的に美しいし。いい買い物をした。Aさん有難う。

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# by tomoakishimizu | 2005-09-28 02:47 | パリの蚤の市 | Comments(4)

ロルダン社 井戸端カップル人形

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 家庭の要らないものを売る古物市(フランス語の直訳では屋根裏一掃市)では、昔旅した思い出に買ってきた土産物の人形が山のように売られている光景を目にしますが、大概は可愛くない。多く見られるプラスチック人形などは大量生産品で、作っている側のセンシビリティが中々感じられにくいのです。そんな中、特に僕の眼を引く人形がこのロルダン社のもの。スペイン、バルセロナの会社で、現在も存在するかは不明。ネットで探してみたけど、ホームページはなく、e-bayのオークションページが出てくるだけなので、きっともうなくなっているのでしょう。ここの会社の人形の特徴は、人体の模りが精巧で表情が豊か、そして人形が着ている服の作りに粗雑さがなく、面倒な作業を楽しんでやっているかのような感じられるところにあります。バルセロナって多くの天才を生み出してきた街ですが、この人形を作っていた人も僕は天才だと思います。本当に素晴らしい。この井戸で水を汲んでいるカップルは、男女と井戸が一緒になっていて全て一つのオブジェになっているところが普通のご当地お土産人形と違うところ。今年の6月、パリ郊外のサン・モール市主催の古物市で、一般人のフランス人女性から買いました。年代を聞かなかったけど、フェルトを多用しているところから、60~70年代でしょう。この他に、同じロルダン社の人形2体、計3体で12ユーロにしてもらいました。店によっては1体100ユーロ位するので、これは良い買い物だった。こんなに凝った作りなのに、割と良く古物市で見掛けるので、かなりの数と種類が出回っていたはず。ロルダン人形蒐集の旅は続きます。

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# by tomoakishimizu | 2005-09-23 22:55 | パリ郊外の蚤の市 | Comments(3)

テントウムシ(本当は引き車)

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 唐突ですが、これシュタイフらしいです。本当のことはよくわからないんだけど。この写真見て何だかわかりました?タイトル通りテントウムシなんだけど、こんなも作るのはシュタイフしかないと思っていたら、裏が取れた。
 このぬいぐるみ、モヘアで中綿が木目。結構古いものだと思う。買ったところはクリニアンクールで、僕が良く訪れるお店。前の支配人がこの店のラッキーチャームと言って自慢をしてたけど、決して売ってくれなかった。今年になってその支配人が別の店へ異動。今年の夏に友人の仕入れの手伝いをしている時に、その店の倉庫でこのテントウムシ君がホコリだらけになって放置されているのを発見。それで新しい支配人に、売ってくれと頼んだら、「こんなもん欲しいんですか?」みたいな顔をされた。それで10ユーロでどう?って言ったら「そんなに価値があるものにも思えないんですけど、いいですよ。」だって。もっと安く言えばよかった。
 家で丸洗いしたけど、チョコレート色の水が出た。
 そして今月、ヴァンヴの蚤の市でこのテントウムシ君の兄弟に出会いました。しかも車輪が4つ付いている。実は引き車だったことがわかった。売っているオバサンは得意気に「シュタイフよ」と言う。ああ、やっぱり。シュタイフじゃないぬいぐるみをシュタイフだと言って売っている人は沢山いるけど、この時ばかりは信じました。だってこんなぬいぐるみ作っても、普通の会社じゃ売れないでしょ。シュタイフは今でもテントウムシのぬいぐるみ作っているし。でもその引き車、値段が150ユーロだったので買えませんでした。車が付いてないテントウムシ君で充分。
 僕、ソーチメントブック持っていませんが、フランスで売っていなくて、ドイツのシュタイフ美術館へ行ったら買おうと思ってます。

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# by tomoakishimizu | 2005-09-23 01:19 | パリの蚤の市 | Comments(4)