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トム・ブラウン メンズ 2014春夏

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 トム・ブラウンのショーはエコール・ミリテール(旧陸軍士官学校、現軍事教育機関)を会場に行われました。「エコール・ミリテールに入るの初めて~、ドキドキ~」なんて思いましたが、実際に身を置いてみると、そこらじゅうに兵隊さんがいるわけでもなく、かなり閑散としていて寂しい感じ。写真に写ってるのは関係者と招待客です。

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 ま、そんな会場だったので最初からネタバレですよ。スタイリストのダイコちゃんなんかは「きっと『愛の嵐』の世界よ~」なんて言ってて、結局そのままでした(笑)。

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 かなりゲイ・フレンドリーな軍服フェチの世界。これ、商品化しないでしょ、みたいなアイテムしかありませんでした。最後にモデルたちがズラリと勢揃いしてフォトコール。もちろん演出はエティエンヌ・ルッソ。

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 う~ん、今回ほど着る人の顔が思い浮かんでこないコレクションは無かったです。どれを見てもコスプレの衣装…。

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 こちら、遠目には紺のオフィサーズジャケットですが、モコモコしている部分が凄いんですよ。

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 こんな風にメタルモールが刺繡されています。多分インドの山奥のプレハブで、オッサンたちが衣食住あてがわれてチクチクやってるんだろうなぁ。オッサン工哀史。

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 こんな風に股下をくぐらせたジャケットが、何気にたくさん登場してました。繊研新聞の小笠原拓郎兄貴は「これって何て言えばいいんだろうね」なんて聞くので「股間クルリベルトじゃない? もしくは全体の形からするとボディース?」なんて不真面目に答えちゃった僕。

 ということで、ショーで発表する意味があったのか微妙~なんて思っちゃいました。最後の方は「さっき出てきた服の色違い」みたいなものが矢継ぎ早に登場して飽きちゃった。というか、布の無駄使いにしか見えなくてムッとしちゃいました。これ誰も着ないでしょ? 着てもらえない服はただのオブジェ、もったいないなぁ、なんて。ま、ファッションなんてそもそも無駄なことばかり、と批判されたら抗弁できないのですが。というか、今回のコレクション、もしかしたら無駄ばかりのファッションへの警告だったのかも~、なんてことはないか。

そもそもこれって春夏コレクションなの?

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# by tomoakishimizu | 2013-07-09 21:53 | パリコレ | Comments(4)

ディオール・オム 2014春夏

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 ディオール・オムのショーは、パリ市のテニスコートで開催されました。前回は近衛兵部隊の兵舎でしたが、それは例外的なケースであって、ほとんど毎回テニスコート。ポルト・ドゥ・サン・クルーはやっぱり遠いので、どうにかしてくれないかなぁ。

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 招待状にはドミノのイラストが描かれていたものの、ドミノのモチーフが出てきたわけではなく、いつものようにユニフォームっぽいコスチュームにスポーティな要素を加えるという、クリス・ヴァン・アッシュらしい雰囲気。

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 2~3のアイデアを展開させて繰り返す、という彼の手法はしっかり守られていて、もうそろそろ方向性を見直さないと飽きられそう。というか、僕の周りは実はみんなウンザリしてたりして。ちなみに音楽はPet Shop Boysの『Paninaro』の1曲使い。服と曲がリンクしないんですけど。

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 判で押したように同じイメージのルックが続き、まるでインダストリアルなプロダクトを見ているようで、これはこれで盛り上がる人はいるに違いありません。でもなぁ、やっぱりモードなんだから変化と抑揚が必要だと思います。ただ、素材のクオリティの高さと仕立ての素晴らしさはどこにも負けないところで、やっぱり歴史あるメゾンは違いますね。

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 個人的には、エティエンヌ・ルッソの演出が面白いのでショーを見るのは大好き。フィナーレではモデルたちが鏡の迷路に大集合し、規則正しく歩く姿を見て、「良く迷わずにしっかりした足取りで進めるなぁ」なんて感心することしきり。ショーが終わってからは、また長い電車での道程、現実に引き戻されてウンザリするのでした~。

市内中央でやってくれたら印象も変わる?

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# by tomoakishimizu | 2013-07-08 20:13 | パリコレ | Comments(12)

ケンゾー メンズ 2014春夏

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 ケンゾーのメンズのショーは、パリ郊外サン・ドゥニ市内にあるサーカス学校を舞台に行われました。郊外線でパリ市内から1駅なのですが、郊外というだけで滅茶苦茶遠くに感じます。結局、ファッション通信チームが泊まっているホテルにみんなで集合し、チャーターしている車で行きました。会場に入ると、こんな風にフルーツジューススタンドがあちらこちらに。

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 フルーツで床にモチーフが出来ていました。謎なコンセプト。このフルーツ、その後はどうなったんだろうか。きっとジュースにしたんでしょうね。

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 ショー会場はそのままサーカス小屋。パリ市内にある冬のサーカスよりも広々していて見やすかったです。

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 ショー開始でドーンとモデルが客席奥に勢揃いしていて、一人ひとり円形の舞台を歩きます。こういうダイナミックな演出は、やっぱりパリにあるサーカス小屋では出来なかったのでしょう。

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 原色を使ったアイテムで人気復活のケンゾーですが、今回のコレクションは意外にも色は抑え目。その代わり、グラフィカルなプリントでアーティな雰囲気を出していました。

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 プリントは波のモチーフがメイン。これはデザイナーのウンベルト・レオンとキャロル・リムがカリフォルニア出身で、常に海と接していたからなのだそう。

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 そのお2人。ちなみに2人は夫婦ではありません。蛇足でした。

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 演出家はやはりエティエンヌ・ルッソ。ちゃんとお客様にジックリ見てもらいましょうタイムがありました。

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 オマケ。「あ、ヴァーヴァルが奥さんと一緒に来てる~」と勘違いの僕は写真を撮ってみましたが、後で「ヴァーヴァル来てたでしょ?」ってファッション通信チームに話したら「違うよ~、ビッグバンだよ~」って大否定。ビッグバンのソルとDJユリアでした。う~ん、よくわかんない。とにかく外にはビッグバン目当ての追っかけ(フランス人)が大集合でした~。

若人のことは知らんっ!

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# by tomoakishimizu | 2013-07-06 23:16 | パリコレ | Comments(0)