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ヴェトゥモン 2017/2018秋冬

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 ヴェトゥモンのショーは、ポンピドーセンターのエントランススペースで開催されました。クチュール期間中に、あえてメンズとレディースをいっぺんに見せてしまおうという強引なショーを開催して2回目。入って右手のエスカレーターからモデル達が登場してきます。
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 前回はコラボレーションの嵐でしたが、今回はとにかくヘンテコリン。モデルは国籍・性別・背丈・体系・年齢などバラバラ。ルックも浮浪者風だったり、金持ちマダム風だったり、パンクス風だったり。一見何の変哲もないようなのですが、よく見ると全部変なのですよ。こちらのサラリーマン風のルック、ジャケットからネクタイがベロンと垂れ下がっていますが、どうやらネクタイは縫い付けられているようです。
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 こちらのモデルは、10年前に惜しまれつつ閉店したロンドンの伝説的なセレクトショップ、The Pineal Eyeの創業者の一人、ユウコさんです。どうして出演していたのかはナゾ。シャネル風のツイードスーツは袖口とスカートの裾からライニングが飛び出していて、スカートには切り取り線が刺繍で入っています。
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 サイドにレザーのラインが入ったジーンズとダウンジャケットとTシャツのセットアップ。ヴェトゥモンの中心メンバー、デムナ・ヴァサリアは市井の人々の装いをリサーチしたそうで、ショー全体としてのノリは公民館で普通のオジサン・オバサンがファッションショーの真似事をしている感じ。
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 最後のマリエ。ドレスと一体になっているヴェールが顔面を覆っています。合わせられたのがスキーパンツと、定番になっているライターのようなヒールのブーツ。レースが安っぽいのだけれど、このブランドらしいといえばらしいです。う~ん、確かに面白いし、依然として勢いを感じるのですが、ディテールが変わっているとはいえ、僕が着たら電気屋のオジサンにしか見えないでしょう、みたいなものもあったりで、ここまで普通っぽさを打ち出してモードといえるのかなって。考え方が古い?

でも売れているみたいです~
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by tomoakishimizu | 2017-02-08 23:49 | パリコレ | Comments(0)

ユイマ ナカザト 2017春夏

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 ユイマ ナカザトのショーは、イリス・ヴァン・ヘルペンと同じく、メゾン・デ・メタロで開催されました。演出家はなんとヴァン・ヘルペンの社長だったそう。やっぱり同じ会場にしますよね。
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 コレクションテーマは『火 風 水 地球』。ルックのテーマが火だったら、火をイメージしたパーツのみで構成し、火と風がテーマだったら、2種類のパーツを組み合わせています。意味がわからないと思いますが、とにかく凄いクリエーションでした。ジャポニズムの影響を受けた1920~30年代のオートクチュールからインスパイアされているそうで、ユニヴァーサルなものを意識したため、モデルの年齢、国籍、体型、性別はバラバラ。だから中年女性や男性モデルも登場していました。
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 LEDが仕掛けられている柱のところでモデルが止まってしまい、全然服が見えなかったのですが、最後はモデルが一斉に並んで鑑賞タイムを設けてくれました。
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 これ、わかりますか?PVCやスーパーオーガンザとして有名になった『天女の羽衣』をレーザーカットし、オスとメスを入れ込みながら服に仕立てているのです。縫っている部分がゼロ。古くはパコ・ラバンヌの鎖帷子のドレスなど、シームレス(縫製無し)の服は存在しましたが、このような制作方法は初めてかもしれません。
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 一見家紋を思わせる形状のパーツを何層にも重ねていて、複雑な輝きを放っています。「まだまだ服には可能性がある」と思わせてくれるコレクションでした~。

次回も期待大~
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by tomoakishimizu | 2017-02-07 22:53 | パリコレ | Comments(0)

イリス・ヴァン・ヘルペン 2017春夏

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 オートクチュール1つ目のショーは、オランダ出身のイリス・ヴァン・ヘルペンです。会場は11区の外れにあるメゾン・デ・メタロ。コレクションタイトルは『Between the lines』。今回もテクノロジーと手仕事を駆使したクリエーションを見せていました。こちらはシルクチュールのインナーにハンドペイントを施したポリウレタン製ドレス。
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 割れたガラスのような形をしたポリウレタンのパーツを、シルクに乗せたドレス。
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 ポリエチレン素材をネット状にレーザーカットしたドレス。動く度にバネのようなヒダが動いて不思議な感じでした。
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 ポリエチレン製パーツを乗せたシースルードレス。こちらが最後のピースでした。まぁ、どれも彼女らしいといえばそうなのですが、そろそろ違う雰囲気のものを出してきても良いかなぁ、なんて思いました~。

つまりは飽きてきたのです~
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by tomoakishimizu | 2017-02-07 02:10 | パリコレ | Comments(0)

パリコレ ケンゾー 2017/2018秋冬

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 ケンゾーのショーは、トム・ブラウンの会場の真横のスペースで開催されました。というのには理由があります。実は両者とも演出家がエチエンヌ・リュッソで、本人の都合が最優先されたからです。というのは僕の推測に過ぎませんが、十中八九そうなのでしょう。でも我々としても移動時間が3分で、とっても楽でした。というか、全部のショーをイベントセンターでやってくれたらいいのに、なんて。写真は、ランウェイ中央に設置されていたメイクルームとフィッティングルームの様子。要するに観客席から全部丸見えでした。ドリス・ヴァン・ノッテンも似たようなことをやっていましたが(演出家はやはりエチエンヌ・リュッソ)、これってわざわざバックステージを作らずに済み、経費削減になるのだとか。今回はその浮いた経費分を環境保護団体に寄付したそうです。
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 今シーズンはアークティック・サーフィン(北極でのサーフィン)というコンセプトのもと、氷やオーロラをイメージさせるカラーパレットのアイテムが登場。
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 ワークウェアをグラフィカルにアレンジしているアイテムが多く、依然として若々しいイメージでした。
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 そして特筆すべきは、レディースも同時に発表されたことです。基本的にメンズと同じコンセプトでしたが、リボンのディテールとフラワーモチーフが加わり、華やかな印象でした。
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 メンズ・レディース同時発表というのは、実はポール・スミスが今回そうでしたし、ヴェトゥモンがクチュール期間中にメンズとレディースを同時に発表するのと似たような感じかもしれません。ショーの回数は減らせるし、同じテーマ性を持たせた場合、共通した素材を使用できるため無駄が省けます。経費の大幅削減ができるわけです。今後はそういったブランドが増えるかもしれません。
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 そして、顧客最優先にすることでジャーナリストの招待者も減らす方向に行きそう。評論家に評価してもらわなくてよいというブランドが増えるかもしれません。そもそも、ジャーナリストの評価を見て、服を買う人なんてほとんど存在せず、不必要なわけです。人工知能の発展によって無くなるであろう職業がしばしば取り沙汰されますが、それとは関係なく、ファッションジャーナリストという職業が真っ先に無くなりそうです~。

明日からクチュール~
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by tomoakishimizu | 2017-02-05 23:33 | パリコレ | Comments(0)

トム・ブラウン 2017/2018秋冬

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 トム・ブラウンのショーは、いつも通り、パリ19区にあるイベントセンターを会場に開催されました。変わらず、コンセプチュアルな内容。こちらは異常に長い袖のシャツと異常に高いポックリをコーディネイトした、スーツに見せかけたトロンプルイユ(だまし絵)風ボディスーツ。くるみボタンが縫い付けられていて、ルックによっては1000個以上ついているのだとか。実際に生産するのかはナゾ。
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 それぞれのパーツを平面にして縫い合わせたオブジェのような服。これも生産しないでしょうね。
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 そしてスーツとコートが登場します。ボディスーツが15体、オブジェのような平面の服が15体、そしてスーツが15体、それぞれ出てきました。
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 3体が同時に現れてフィナーレへ。この3体がセットというわけではないですが、要するに、ボディスーツとスーツのパーツを合わせると、オブジェのような平面の服が出来上がる、ということだったようです。でも「わぁ~、凄い!」という気分にはならず・・・。手仕事の凄さについては感嘆すべきなのでしょうが、コンセプトがよく理解できなくて、実際はキツネにつままれたような気分になりました~。

理解せずに感じろってことでしょうか~
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by tomoakishimizu | 2017-02-04 21:36 | パリコレ | Comments(0)

パリコレ エルメス 2017/2018秋冬

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 エルメスのショーは、クラシックのコンサート会場として知られるサル・プレイエルのエントランス部分で開催されました。
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 今シーズンは、服を商品としてではなく、職人の手を経た作品として提供することを念頭にクリエーションをしたそう。表向きは強烈に漂ってきませんが、ロックテイストも散りばめています。
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 黒やグレーなどのベーシックな色に、ワインの澱(おり)の色であるリ・ドゥ・ヴァンや、グレーがかったグリーンであるヴェール・ドゥ・グリなど、非常に落ち着いた、上品で美しい色合いでまとめていました。
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 オマケ。どうしてショーを見に来ていたのかわかりませんが、1列前の席にいたグラフィック・アーティストのピーター・サヴィルをパパラッチ。彼の一番有名な作品はニュー・オーダーだろうけれど、デュラン・デュランや、僕が一番嫌いな時期のワムのジャケットなども手がけています。
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 デザイナーのヴェロニク・ニシャニアンは、30年後でも着用可能、あるは30年前のアイテムと組み合わせても違和感の無いものを作ったそう。確かに飽きずに着られそうでした。30年着るのであれば、安物を買い続けるよりも安いかもしれませんね。う~む、それはどの程度の安物を買うかにもよるか...。

結局安物買いは止まらさそう~
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by tomoakishimizu | 2017-02-03 23:34 | パリコレ | Comments(0)

バルマン 2017/2018秋冬

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 バルマンのショーは、いつも通り旧ポトキ伯爵邸で開催されました。BGMはクイーンやボン・ジョヴィなどのロック、ハードロック系のものばかりで、1980年代のその辺りの音楽にインスパイアされたそうです。
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 総刺繍のブルゾン。袖とヘムはニットのように見えますが、ニットリブに見せた刺繍です。コッテリ。
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 ロックな刺繍を施したドレス? 何だか良くわからないですが、とにかくバルマンらしい作品。
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 デザイナー、オリヴィエ・ルスタンが得意とするガウンジャケットもこの通り。総刺繍になっています。
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 レディースも併せて全部で80体以上。とにかく、尋常ではないエネルギーの放出振りでした。
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 訳もわからずセレブ席をパパラッチ。何となく、左の人はレーサーのルイス・ハミルトンで、真ん中がライオネル・リッチーの娘のソフィアだとはわかっていました。右端は、ジョニー・アリデイ(フランスの矢沢永吉)とシルヴィー・バルタンの孫で、ダヴィッド・アリデイとエステルの娘、イローナ・スメットだそう。それはともかく、イローナの隣に座っていた男性にばかり目が行ってしまったのですが、後で調べたらニュージーランドのラグビー選手、ダニエル・カーターという人でした。ちゃんと写真撮っておけば良かった。ちなみにルイス・ハミルトンとソフィア・リッチーは熱愛が発覚したそうです。どうでも良い情報でした~。

それはそうと、ソフィアのアゴって・・・
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by tomoakishimizu | 2017-02-02 23:20 | パリコレ | Comments(0)

ディオール・オム 2017/2018秋冬

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 ディオール・オムのショーは、グラン・パレで開催されました。会場がパリ辺境のテニスコートではなくなり、皆ホッとしたと思います。今シーズンは、デザイナーのクリス・ヴァン・アッシュの青春時代、80年代終わりのレイヴ・ムーヴメントと90年代のガバといったクラブカルチャーにイメージを求めています。今回は特に、Hardiorという文字が様々なアイテムで使われていました。

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 こちらは、ジャケットの襟に施されるハ刺しをして、糸をフリンジのように垂らしたフロックコート。

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 手前が、ムッシュ・クリスチャン・ディオールのポートレートをコンピュータ処理したモチーフをジャカードで織ったニット。ややこしいな。奥がハンドスプレーのムートンのコート。

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 ダン・ヴィッツというアメリカ人アーティストの絵をモチーフにしたスーツ。特にジャケットは、透明のスパンコールを固定している糸を染めてモチーフを描いていて、アトリエは物凄く苦労したのだとか。おそらくは生産不可能なのではなかと思います。とにかくクチュールメゾンらしい作品です。

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 U2のボノとかExileの人とかボーイ・ジョージとか、セレブが沢山来ていて、凄かったです。写真は一応撮りましたが、モチベーションの低さが画面に現れていてボツ。さて、肝心のコレクションですが、やはりセレブリティが着ると様になりそうな内容だと思いました。僕にはとても手が届かない感じのラグジュアリーさです~。

最初からそうだったか・・・
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by tomoakishimizu | 2017-02-01 23:15 | パリコレ | Comments(2)