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アールト 2017春夏

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 フィンランド出身のトーマス・メリコスキによるアールトのショーを見てきました。会場はエスパス・コミーヌ。メリコスキはルイ・ヴィトンのメンズデザイナーだった人で、ブランド名はフィンランド語で波を意味し、またフィンランドの建築家、アルヴァ・アールトから取っているのだそう。

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 ファンタジックなランウェイですが、音楽は割りとおどろおどろしい、重い感じでした。
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 プリントや刺繍もコワ可愛い感じで、何とも言えないバランス具合です。
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 潰れた帽子をコーディネイトしたルックがいくつか登場し、これは一体何なんだろうって思いましたが、最後のシリーズを見て納得。
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 一見、クリュニー美術館にある一角獣のタペストリーのように見えますが、良く見るとムーミンがいます。1つ上の写真のルックは、おそらくはスナフキンのイメージだったはず。
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 え~、このテキスタイル可愛すぎる!ジャカード織りで重厚感あるし、この生地のジャケットが欲しい~。と思うのは一瞬なのでしょう。来週には忘れるはず~。

最近は感動が持続しません~
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by tomoakishimizu | 2016-09-30 21:43 | パリコレ | Comments(4)

アンリアレイジ 2017春夏

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 アンリアレイジのコレクションは、パレ・ドゥ・トーキョーで開催されました。コレクションタイトルはSilence。
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 音楽はサカナクションの山口一郎氏。静寂をイメージさせる音を作るのは中々大変だったと思いますが、そこは才気溢れる彼のことなので、とてもいい感じに表現していたと思います。意外や意外、音楽は録音ではなく、モデルの動きに合わせてライブで音を出していて、ビートと共に身体を動かす姿は正に職人そのものでした。
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 川田十夢を中心にしたAR三兄弟という開発ユニットによるシステムを導入していて、iPhone専用のアプリをダウンロードして服の前にかざすと、あら不思議、中に隠れているメッセージやモチーフが浮かび上がってくるのでした。どのような構造で内側が見えるようになるのか、てんでわからず。発信装置のようなものが服に内蔵されていて、それが発する電波をキャッチして、その服にプリントされているメッセージが見えるようになるとか、そんな感じなのでしょうかね。ファッション通信のディレクターに聞いても「仮想現実でうんぬんかんぬん」という答えばかりで埒が明きませんでした。
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 ということで、オジサンにはちょっぴり理解不能な感じ。アンリアレイジが遠い存在になってしまった気がしました。テクノロジーに頼るのは良いのですが、もうちょっとわかりやすくして欲しかったです。コンセプトを重視し過ぎてあらぬ方向へ行ったフセイン・チャラヤンのようにはならないことを祈るばかり~。

パリコレも4日目に突入~
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by tomoakishimizu | 2016-09-29 23:08 | パリコレ | Comments(0)

パスカル 2017春夏

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 パリコレ初日の最初のショーは、ウクライナ出身のジュリー・パスカルによるパスカルでした。前シーズン、コレットのウィンドーを飾り、友人のスタイリスト女子がキャーキャー言っていましたが、僕は「???」。冒頭のジオメトリックなモチーフのテキスタイルを用いたアイテムは、ちょっぴりイッセイ・ミヤケっぽい印象を受けました。
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 でも、それも束の間。フリルの付いたワンピースを連発してきました。それも割りと大雑把な感じ。
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 時々レーザーカットフリンジのアイテムが出てきますが、あくまでも手数をかけずに派手な演出のできるフリルが主役。最後の方は飽きてしまい、写真を撮るのも止めてしまいました。う~ん、一般的には中々難しいアイテムばかり。友人のジャーナリスト女子はやっぱり「可愛い~」と発言。どうやらファッション業界受けが良いデザイナーのようです~。

ファッションはウルトラニッチな世界~
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by tomoakishimizu | 2016-09-28 20:29 | パリコレ | Comments(2)

シュール・エクスポジション 

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 そのコンセプトが全くわからなかったのですが、ガリエラ宮服飾美術館のキュレーターであるオリヴィエ・サイヤールが手がけるパフォーマンスを見てきました。会場はパリ市立現代美術館。出演はイギリス人女優の二人、ティルダ・スウィントンとシャーロット・ランプリングという凄い組み合わせ。パリコレ前日にファッション関係者のみ、約200名を招待しての公演で、パリコレの幕開け的なイベントとなりました。会場にはクリスチャン・ラクロワやJWアンダーソン、マルティーヌ・シットボンやジャン・バティスト=モンディーノなど錚々たる面々が大集合。ちなみに日本人は僕ともう1人しか呼ばれていなくて、どうして僕が呼ばれたのかが謎。会場に入ると、既に女優二人はスタンバイしていて、こんな風にパフォーマンスを始めていました。シャーロット・ランプリングは『愛の嵐』で、ティルダ・スウィントンはデレク・ジャーマンの『ラスト・オブ・イングランド』とサリー・ポッターの『オルランド』で物凄く感銘を受けた役者なので、かなり期待して行ったのですが…。
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 片面が白、片面が黒い様々な大きさの板を二人の女優がラックから引っ張り出し、白い面に書かれた写真家の名前と写真のタイトルを読み上げては床に並べていくというパフォーマンスで、時々、その写真にちなんだポーズを取ったりします。これは1980年のロバート・メイプルソープによる『セルフ・ポートレート』のイメージ。
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 こちらはヘルムート・ニュートンによるモデルのヴィオレッタ・サンチェスのヌード写真のイメージ。元ネタを知らないと『何なのよコレ』で終わりそうです。
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 それがですね、60枚くらいあって、延々50分くらい続くのです。かなり冗長な感じで、最後は飽きました。オリヴィエ・サイヤールが女優二人を伴って登場すると、会場からは割れんばかりの拍手。う~ん、ファッション業界人以外には全くわからないであろう、ナゾなパフォーマンスでした~。

明日はパスカルのショーをご紹介します~
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by tomoakishimizu | 2016-09-27 23:56 | パリコレ | Comments(0)

ピューター製オクトゴナルプレート

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 パリ市内の古物市で見つけた、オクトゴナル(八角形)のピューター製プレートです。形としては、モントローが作っていた陶製プレートと同じで、ミルグレーヌ(縁取りのツブツブ)も全く一緒です。
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 ピューターの刻印は陶磁器同様星の数ほどあって、中々特定できないのですが、こちらのバラと王冠(チューダー朝の紋章?)は少なくとも19世紀以前の制作であることは間違いないよう。インターネット上では18世紀としているものもありましたが、微妙なところです。もしこれが18世紀の制作であれば、モントローはこちらのプレートからフォルムを拝借したのでしょう。2枚ありましたが1枚残っていて、こちらも大阪で再デビューです~。

嗚呼、実は明日からパリコレです~
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by tomoakishimizu | 2016-09-26 23:50 | 生活用品 | Comments(0)

ウランガラスのプレート

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 前回、日本へ持っていけなかったもののご紹介。ウランガラスのプレートです。おそらくは1950年代のチェコ製。モチーフはボタニカ&有機系不思議な形状で、周りはミルグレーヌ(ツブツブ)。良くわからないバランス具合です。バカラのウランガラス製品を見ると物凄く濃厚な色合いだったりしますが、こちらのプレートはウランの含有量が少ないのか、グリーンの色が薄め。科学的根拠はゼロだけれど、その分放射線量は減るのかも。言ってることがいい加減過ぎますね。

 今日も買い付けに出ましたが、色々と目移りしてしまい大変でした。9月初旬に行われるはずだったリールの大蚤の市は、セキュリティが行き届かないとかで中止になりましたが、おそらくはリール目掛けて溜め込んでいた商品が一気に出ている感じもしなくないです。だから、しっかりと取捨選択しないと、いくら軍資金があっても足らない状態。冷静にならなくては~。

今から同業者飲み会へ行ってきます~
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by tomoakishimizu | 2016-09-25 01:09 | 生活用品 | Comments(0)

鳥モチーフの磁器プレート入り額縁

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 今日は約1ヶ月ぶりに仕入に出ましたが、見るもの触るもの皆新鮮で、あれもこれも欲しくなってしまい大変でした。それはさておき、日本から同業者さんがたくさん買い付けに来ているのに、誰とも会わなかったのが微妙な感じです(笑)。みんなどこで買い付けてるんでしょう。明日飲み会があるので、聞いてみることにします~。
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 さて、今日はこちら。パリ郊外の古物市で見つけた、鳥の印判モチーフ磁器製プレートを収めた木製額縁です。先々週、名古屋デビューを果たしたものの、今週大阪行きが決定しました。おそらくは60年代のフランス製。額縁の凸凹は最初から付いていたもので、ヴィンテージ加工と思われます。釘を外すとプレートを取り出すことができ、写真などを入れることも可能。でも、やっぱりこのままの状態が素敵かも。これ1つで、あなたの部屋も一気にカントリー調になること間違いなし。まぁ、カントリー調云々は別としても、中々なごめるアイテムです~。

オソブランコさんで再デビューです~
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by tomoakishimizu | 2016-09-24 23:52 | トリシリーズ | Comments(0)

首をかしげる少女人形

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 昨日パリに戻ってきました~。日本へ出発する当日はひっちゃかめっちゃかで、そのままにして出てきたため、部屋に入ってその荒れ模様にゲンナリ。そして、毎回のことではあるものの、街に出ると色々とガックリさせられます。次の日の朝食用の食材を買いに近くのスーパーへ出かけたら、身なりはそれなりのフランス人のマダムがアプリコットをつまみ食いしているのを発見。そもそも商品なので、本当はやってはいけない行為ではありますが、一般的にフランスでは、そこが特に市場だったりすると問題視されません。そのスーパーは、元々市場からスタートしたお店なので百歩譲って良しとします。でも、彼女は自分が食べたアプリコットの種を、値札とアプリコットを入れているケースの間に押し込んだのです。しかも、隣に積まれていたネクタリンを1つ落とし、そのまま拾わずにいます。「あなたって本当にエレガントなレディですね」って言ってやろうかと思いましたが、そういう人は多分、それを皮肉と認識できないだろうと思い、見て見ぬ振りをすることにしました。「フランス、こんなんで大丈夫なのかしら?」と思いつつ、9時半過ぎに寝てしまいましたが、早朝6時前に外から流れてくるエレクトリックな音楽に起こされてしまいました。窓の外を見ると、若い男女8人くらいがスマホで音楽を流しながらじゃれ合っています。そもそも4時過ぎから時差ボケで寝付けない状態だったので、さほどイライラもせず。騒音は30分ほど続いて終了。不快に思う人がいるであろうことを容易に想像できないのは、若さゆえなのかもしれませんが、先述のマダムのことを考えると、結局年齢は関係ないのかな、なんて。それが意味あろうとなかろうと(大概は無意味)、自己主張することを心の支えにする国民性ゆえ、自分さえ良ければ、という利己主義につながりやすいのかもしれません。日本人については、気を遣いすぎている人も多く、時々恐怖を感じることもありますが、フランス人はもうちょっと何とかならないものかなぁ。在仏22年目で、我ながら良く頑張ってると思いつつも、何年いても馴染めない自分がいます~。

 さて、今日はこちら。昨日のキツネの家政婦と同じ売主から購入した、首をかしげる少女のお人形です。取材はフェルトとビニールコーティングの布。服はコットンで、髪の毛がウサギの毛皮。昨日と同じく、60~70年代の作と思われます。

 この子と同じタイプの人形(おそらくは同じ作者)をいくつか買い付けていて、イベント・催事で売り出しているものの、未だに販売の実績がありません。顔が特殊すぎるのかもしれませんね。普通に売れるまで、しばらく時間が掛かりそうです~。

もしくは、一生売れないかのどちらか?
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by tomoakishimizu | 2016-09-23 22:56 | 人形シリーズ | Comments(0)

家政婦のキツネ

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 今から飛行機に乗ってパリに戻ります~。久留米のデニムさん、そしてジェイアール名古屋タカシマヤさんでの『フランスフェア 2016』にお越し頂いた皆さん、そして今回のイベント・催事に関わってくださった皆さん、どうも有り難うございました~。いつもながら、無駄な時間が一切無い充実した毎日でした。台風は5個くらいかいくぐり、傘をさしたのは2回くらいで済んだし、半ば必然とも思えるような絶妙なタイミングの出会いがあり、色々なことに感謝せずにはいられない状態。今回のことを糧に、これからも頑張りたいと思います~。
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 本日はこちら。パリ郊外の古物市で見つけた、家政婦姿のキツネです。本体の素材はフェルトで、髪の毛(?)がウサギの毛皮、服がコットン製。おそらくは60~70年代の作で、イタリア製のような気がします。

 ジェイアール名古屋タカシマヤさんでの『フランスフェア 2016』では、高い位置に置いてあったため、あまり注目してもらえませんでした。残念。本当は左手(?)にはホウキを持っていたと思うのですが、先が無くなっています。パリで制作して日本で取り付けたいと思います~。

来週からパリコレです~
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by tomoakishimizu | 2016-09-22 10:28 | 我が家のお友達 | Comments(0)

金額縁付き風景モチーフの刺繍絵

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 昨日を持ちまして、ジェイアール名古屋タカシマヤさんにての『フランス展 2016』は終了しました~。お越し頂いた皆さん、どうも有り難うございました。売上目標額には少々届かなかったものの、大雨の中、最終日はディープなお客様で賑わい、僕自身も物凄く盛り上がれました。重ね重ね、有難うございました~。

 さて、今日はこちら。実は販売済みなのですが、パリ市内の古物市で見つけた金額縁付きの刺繍絵です。こちらも久留米デビューを果たしましたが、当地ではほとんど黙殺状態。というか、物が多過ぎて見えなかったのかも。

 額も刺繍絵も古く、おそらくは1930年代前後のものと思われます。刺繍絵の上下にチェーンステッチを施していますが、これはおそらく額縁の大きさに合わせるために独自に差したものと思われます。でも良い感じのアクセントになっています。

 古い額に刺繍を無理矢理大きさを合わせたということも考えられますが、額自体は決まった間隔でモチーフが出てくる4辺を組み合わせるタイプで、どうしてもこの大きさで作るしかなく、刺繍をした人はどうしてもこの額を合わせたいと希望したのかもしれません。額は、木に型取りの石膏ペーストを載せてモチーフを描いたもので、手で彫ったものではないものの、中々の重厚感があって見栄えがすると思います~。

明日パリへ向けて出発です~
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by tomoakishimizu | 2016-09-21 10:04 | 刺繍絵シリーズ | Comments(2)