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ジュンヤ・ワタナベ・メン 2016春夏

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 ワタナベ・ジュンヤのメンズコレクションは、ポルト・ドレーにある移史博物館で行われました。ここは元々アフリカ・オセアニア美術館&水族館だったところで、ケ・ブランリ美術館ができてから収蔵品を移動させて移民史博物館となりました。エルキュール・ポワロの『雲をつかむ死』では、フランス人の考古学者がCAと落ち合い、ポワロに出資を請う計画であることを告げる場面で使われています。

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 マサイの首飾りや槍、盾などがアクセサリーに使われ、そのままアフリカンなイメージでしたが、テーマはアフリカではなく“パッチワーク”だったのだそうです。

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 とは言いつつも、アフリカ人が好むバティック地を巧みに取り入れています。その他にハウンドトゥースやプリンス・オブ・ウェールズなどのチェック柄もパッチワーク。

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 リーバイスとのコラボレーションのGジャンやパンツも登場。このコラボレーションは、ジュンヤ・ワタナベ側が布を提出し、リーバイスがパターンに沿って縫製する、というものなのだそう。でも販売はジュンヤ・ワタナベのショップのみ。シューズもいつも通りトリッカーズの制作です。

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 ジャケットによっては裏側が全面パッチワークになっていて、リバーシブルで着用可能。形はシンプルだけれど非常に手間のかかる高度なテクニックを要するアイテムがトレンドになりつつあり、今回のコレクションはジュンヤ・ワタナベらしさを残しながらも、その流れに沿っていると思いました~。

複雑な作品だけど、とても洗練されてます~
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by tomoakishimizu | 2015-06-30 21:42 | パリコレ | Comments(0)

ドリス・ヴァン・ノッテン メンズ 2016春夏

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 ドリス・ヴァン・ノッテンのメンズコレクションは、以前、コム デ ギャルソンのショーが行われたシュマン・ヴェール通りにある倉庫で開催されました。

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 今シーズンのテーマは「ダダ ダンディ」。女優マリリン・モンローとシュールレアリストのサルヴァドール・ダリとの架空の対話をモチーフにしています。そこにスキャパレリ、エルヴィス・プレスリー、ジョン・ライドン(セックス・ピストルズ、P.I.L)の要素を加え、反抗、挑発などのロックンロール的なものと、レオパードや椰子、タータンチェックなどのプリントを織り交ぜ、テーマ性に重厚さを与えていました。

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 真っ赤なロブスターはスキャパレリを象徴として登場。BGMはB-52'sの『Rock lobster』のアカペラで、ダブルミーニングになっています。ちょっとパンクっぽいタータンチェックやヒョウ柄のアイテムには、P.I.L.の『This is not a love song』が合わせられ、そこにマリリン・モンローやサルヴァドール・ダリの声をミックス。
 
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 でもマリリンの肖像や真っ赤な唇をプリントしたジャケットや、ジャカードで表現したニットが目立っていました。

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 ちなみに今回の招待状は、印刷ではない、本物の真っ赤なルージュのキスマーク付き。いくら仕事とはいえ、数百枚の招待状にキスした女性は偉いなぁって。

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 個人的にはマリリン・モンローについて、何もファンタジーが無い僕ですが、ドリスはマリリンを単なるアイコンとして扱うのではなく、もっとダークな面に注目して服に昇華させている気がして、それはそれでとても興味深い表現行為だと思いました。個人的にはタイプのコレクションでは無かったですが、完成度からすると、少なくとも今シーズンのパリのトップ3には入るかも~。

締切地獄開始!全然時間が無い~
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by tomoakishimizu | 2015-06-29 19:37 | パリコレ | Comments(0)

イッセイ・ミヤケ・メン 2016春夏

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 イッセイ・ミヤケのメンズコレクションは、オセアニアやアフリカのアートを紹介するケ・ブランリー美術館の半地下の庭を使って発表されました。屋内での暑苦しいショーばかりなので、一服の清涼剤のよう。

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 そしてコレクションも爽やかな印象。写真家、水谷吉法の作品をモチーフにしながら、東京とメキシコという都市の特色を交えて服に落とし込んでいます。

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 冒頭に水谷吉法のTOKYO PARROTSシリーズの作品が登場。写真をプリントしたシャツや、緻密にフルジャカードで表現したコートが見られました。

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 次にメキシコの建築家、ルイス・バラガンの建築物やメキシコの街並みからインスパイアされた、ヴィヴィッドなカラーブロックのシリーズへ。

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 東京の街並みを断片的に撮影した水谷吉法のCOLORSシリーズでは、色鮮やかなアイテムをミックス。写真作品と服の融合の妙を見せていました。その他にも独特のボリューム感を出した玉虫色のオールインワンとか、鮮やかな色合いの着物身頃のジャケットとか、フォルムやカッティングで目を引くアイテムが満載。とにかく見ていてキレイと思えるコレクションでした。WWDの村上要くんは結構な頻度で着用してるけれど、もうちょっと日本のファッション業界人がイッセイ着ててもいいのになぁって思います~。

欲しいアイテム沢山ありました~
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by tomoakishimizu | 2015-06-27 23:31 | パリコレ | Comments(0)

ラフ・シモンズ 2016春夏

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 ラフ・シモンズのショーは前回と同じく、イヴリー・シュール・セーヌ市にある元倉庫だったイベントスペースで行われました。パリの中心からは然程遠くないのですが、郊外線RERで行かなくてはいけないとなると、それだけで何となく緊張を強いられます。シャトルバスで行ったら渋滞に巻き込まれる可能性があるし、電車でも急に停まることもあるし。郊外でのショーはリスク大。でも、これまた前回同様ですが、みんなが平等にスタンディングで、ランウェイにかぶり付きで見られるというのは、郊外の大きな会場だから可能となるわけで、あまり文句は言えません。

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 さて、今シーズンは、う~ん、良くわからないけれど、ヘソ出しニットとドデカいチェーンの付いたセイラーバッグ、リベット(はとめ)付きのコートが矢継ぎ早に出てきました。

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 どんなテーマなのかは良くわかりませんが、いつものように若々しい感じ。悪く言えば、あんまり変わり映えしませんでした。

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 神経質なまでに緻密な縫製とパーフェクトなまでに構築的なカッティングはいつもながら。そこにショールで顔を覆ってストリート感(?)を出し、カジュアルダウンさせて、カチカチな感じを崩しています。

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 ラフ・シモンズに情熱を感じない僕なので、何だか全然筆が進まない(笑)。ということで、今日はこれでお終い~。

パリ暑いです~
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by tomoakishimizu | 2015-06-26 20:53 | パリコレ | Comments(2)

ヴァレンティノ メンズ 2015春夏

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 ヴァレンティノのコレクションは、ロスチャイルド家の元屋敷で、パリ市が所有する歴史的建造物で開催されました。ヴァレンティノのメンズのショーを見るのは生まれて初めて。

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 実は大変な目に遭いました。1つ前のショー、ウォルター・ヴォン・ベイレンドンクのショーが押して、クチュール組合が用意したシャトルバスに乗ったのは良かったものの、渋滞に巻き込まれ、ルーヴルで下ろされる羽目に。それからみんなで走ってメトロに乗り、ジョルジュV駅から屋敷まで全速力。といっても、WWDの村上要ちゃんとか、繊研新聞の小笠原拓郎さんは軽やかな足取りで100mくらい先を行ってしまい、僕なんてチンタラとしか走れず。坂を上り下りしてゼーゼー。何とか間に合いましたが、あんなに走ったのは久し振りで、着いてから汗がジャージャー。それを拭き拭きしながらショーを見ました。シャトルバスがあるから油断しちゃいましたが、前回のレディースのコム・デ・ギャルソンでもバスに乗ったが故に見られなかったので、今後は本気で気を付けないと、と反省したのでした。

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 さて、ヴァレンティノ・ガラヴァーニからアレッサンドラ・ファキネッティ、そして現在のマリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリの2人(いつまでたっても覚えられない)に替わり、当初は然程安定していなかったものの、回を重ねるごとに充実した内容となり、とうとうメンズもレディースもクチュールも一番人気くらいの存在となりました。

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 適度なモダニティと適度な装飾性、マスアピールするキャッチーな部分と見る者を唸らせる強い創造性、それらをバランス良くミックスしているところが評価を高めている所以かもしれません。何よりも、他のメゾンが真似できない職人技を持っているところもこのメゾンの強み。ヴァレンティノ・ガラヴァーニ時代から比べると値段はこなれたといっても依然として高く、簡単に買えるものではないですが。

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 今シーズンは、ストリートウェアをクチュールテイストに落とし込み、新しい大人向けの服を提案。スカジャンやブルゾンに繊細なパッチワークやアップリケ、刺繍を施し、もの凄く豪華なアイテムが並びました。う~ん、やっぱり、他のブランドと比べても格段に高くなりそうです~。

今からショールームでジックリ眺めてきます~
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by tomoakishimizu | 2015-06-25 21:52 | パリコレ | Comments(0)

メンズコレクション初日リポート~

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 いきなりですが、メンズのパリコレの記事を始めます~。今朝10時、ルシアン・ペラ・フィネのプレゼンテーションからスタート。会場は本社ショールーム。ルシアン・ペラ・フィネといえば、セレブ御用達のカシミアブランドとして知られていて、日本ではKaba.ちゃんとか美川憲一さんが愛用しているようですが、この2人の名前を出すと微妙でしょうか。今シーズンのテーマはアメリカ。右のモデルが着ているのがカーボーイブーツモチーフのセーターで、左のモデルが着ているのがテンガロンハットモチーフのセーター。真ん中のムッシュがペラ・フィネさん。でも僕、ガイコツは苦手です~。

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 セレブが出入りする有名なクラブだった元公衆浴場を改装し、最近デザイナー・ホテルとして生まれ変わったホテル・レ・バンへ。最上階のスイートを借り切って、ピエール・アルディのプレゼンテーションが行われました。アルディのシューズを履いたモデルがゴロンと寝転がっていて、そこかしこにシューズとバッグが展示されています。でもシューズよりも、凝りに凝ったホテルの方に目が行ってしまいました。浴室が2つもあるし、広いバルコニーにもシャワーが2つ設置されてるんですよ。こういうものが世の中に存在してて意義あるのかなぁ、なんて。

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 アーティスティック・デザイナーがギヨーム・アンリからバルナベ・アルディに交代したカルヴェンへ。ファブリックやカッティングが凝っていて、触った瞬間にクオリティの高さを感じ取れるアイテムばかりでした。ギヨームの時代からすると、エキセントリックな部分は薄くなったかもしれないけれど、格段に着易くなったと思います。実際にブティックで手に取ってみて、その良さを実感してみて欲しいコレクション。今から4つショーに行ってきます~。

明日はヴァレンティノをリポートします~
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by tomoakishimizu | 2015-06-24 20:37 | パリコレ | Comments(0)

衛兵の引き車

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 パリ市内の古物市で見つけた、バッキンガム宮殿の衛兵をモチーフにした引き車です。これ、そんなに古くありません。

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 見ての通り、腕と車輪を結ぶパーツがプラスチック製。ということで、古くても70~80年代頃のものではないかと思います。

 と思って調べてみたら、同じ会社制作と見られる引き車がオークションサイトに出ていて、70年代となっていました。でも他のサイトでは、別のバージョンの新品も売られていたので、もしかしたら未だに会社は存在し、引き車を生産しているのかもしれません。

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 正確性にはグラつきがあり、バチを持つ手が常に太鼓の上に来るとは限らないところがフランス的。それはともかく、全てハンドペイントで手数がかかっているので、おもちゃ屋さんでもそれなりのレベルのものを扱うところで売られていたはず。まあまあの高級品です~。

引き車って場所取るせいか全然売れない~!
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by tomoakishimizu | 2015-06-23 22:32 | おもちゃシリーズ | Comments(0)

オジサン人形

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 アリーグル市場で見つけたオジサンのお人形です。何となく自動車整備士って雰囲気ですね。

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 身体はワラを編んでいて、作業着(つなぎ)には厚めのコットン地を使っています。特に顔の刺繍は雑。

 これまた全然出所がわかりませんが、いわゆる可愛いお人形とは全然違うジャンルで、あまり欧米では作られないタイプ。当てずっぽうだけど、何となく南米っぽい? う~ん、でもよくわからない。何でこんなものを買っちゃったんだろう、という気はするものの、独特の魅力があって放っておけませんでした。誰かお婿にもらってください~。

人生のお供としてどうぞ~
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by tomoakishimizu | 2015-06-22 23:51 | 人形シリーズ | Comments(0)

東欧夫婦人形 kawaii

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 先月、日本へ発つ日に行った古物市で見つけたお人形です。ほとんど箱詰めが終わっていたので、この人たちを入れるスペースは無く、日本行きは断念してもらいました。顔はハンドペイントで、服はミシンと手、靴は手編み。

 出所は良くわからないですが、男性の帽子の感じから推測するに、おそらく東欧、あるいはロシアのような気がします。この可愛さと素朴さからすると、ポーランド辺り? 

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 モチーフを見ると、バレエ・リュスにも通じるところがあって(やっぱりロシア製?)、何となく20~30年代という感じもしますが、そんなに古いかどうかはわかりません。と思ってよくよく見てみたら、使われているリボンの風化具合が相当進んでいるので、その位経っているのかも~。

もちろん夫婦セットでの販売です~
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by tomoakishimizu | 2015-06-21 23:54 | 人形シリーズ | Comments(2)

アール・デコ様式の人形

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 一見すると、ただ女性を写したかのように見えるけれど、こちらは1930年代のお人形です。パリ市内の古物市で発見。以前、裸の状態のものをご紹介していますが、おそらくこちらも同じ工房出身だと思います。

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 顔は紙で成型したものに布を貼っていて、髪はシルク糸を使用。手足は石膏製。身体はコットンの布製で、中に木毛が詰めてあります。鼻先と首に汚れがありますが、髪の毛はきれいだし、まあまあの状態を保っていると思います。 

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 服については、おそらく後年になって誰かが着せたものだと思います。真珠のネックレスも淡水パールで古くなさそう。

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 と思いながらスカートめくりをしたら、中にこんなシルクのシュミーズを着ていました。もしかしたら服もネックレスも相当年数が経っているのかも。

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 セクハラついでで、ギ・ブルダン風に撮ってみようと試みつつ。線路とかが無いから、ただの人形の足ですね。

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 適当に撮ってみた手。色合いがちょっとだけセルジュ・ルタンス風?

雑なまとめ方ですみません~
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by tomoakishimizu | 2015-06-20 23:22 | 人形シリーズ | Comments(6)