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ナポレオン3世時代の鏡台

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 昨日はプチ・パレで行われているバカラ展を見に行きました。今週が最終週なので、もの凄い入場者数。元々じっくりと時間をかけて鑑賞する性分でもないのですが、とにかくゆったり見る感じでもなかったです。だからというわけではないんだけれど、これは凄い〜と思うことも無く。入った瞬間みんなが驚くというシャンデリアの部屋も、パリコレのショー会場で使われるサル・ワグラムみたい〜、なんて思ったりして、大して感動が起きません。それよりも、地下の工芸品を展示している常設展が面白くて、色々と発見がありました。前にご紹介したキュ・ノワールの記事中で、中国の磁器の影響を指摘しましたが、ルーアンの陶器は17世紀の明時代の磁器を真似ることで発展したという説明書きが。他に、中世の作とはとても思えない、繊細な造形とモチーフの半磁器、サン・ポルシェールの存在を知ってビックリしたり。全世界に60作品程度しか現存してないそうで、しかも第2次世界大戦以降新しいものが見つかってないのだとか。もう凄いんですよ。モチーフが全部象嵌細工で、宇宙人の仕業としか思えない! 窯の正確な場所と作者が特定されてなく、影響を与えるような文化的背景が近隣地域になく、全てがミステリーなんだそう。うう、そういうの素敵。サン・ポルシェール、新しいの探したい〜!

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by tomoakishimizu | 2014-12-31 23:58 | 調度品 | Comments(7)

ピンクの磁器製キャニスター

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 この前の日曜日に、ヴァンヴで見つけた磁器製のキャニスターです。ズバリ、このコッテリ・ネットリなピンク色に引っ張られました。

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 そして、極寒の中、老体に鞭打ちながら健気に商売してる、売主のマダムの心意気に負けました。元々お手頃価格だったので、当然値切らず購入です。最近は多くの業者と顔見知りになってて、下手に値切れなくなりました。

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 割れたフタを修復してますが、残念なことにあんまり上手じゃありません。

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 こちらもリペア済み。ちょっとだけ欠けてます。ま、それでもこのピンク色は、状態の悪さを補うに十分の魅力を備えてると思います。6個揃ってるのも珍しいですしね。

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 バックスタンプが無いので、細かい情報がわかりませんが、おそらくは1930~40年代のフランス製。花モチーフは印判ですが、ネイビーのラインだけハンドペイント。こちらはバラ売りせず、セット販売とさせていただきます~。

またキャニスター買っちゃった~キャッ!
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by tomoakishimizu | 2014-12-30 23:43 | 生活用品 | Comments(2)

ローゼンタール(?)のプレート2枚

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 パリは急に冷え込み、昨日は最高気温が1度だったそう。確かに、朝ヴァンヴへ行ったら今までとは違う身の引き締まり方をしました。日頃から薄着で過してるので半袖ポロにダウンジャケットだけでしのげたけど、やっぱり手袋があった方が楽だったかも。で、昨日は暖房をつけてない部屋は18度くらいで、そんな温度では僕が好きな下着姿での生活はできず、シャツを着てパンツを穿きましたが、やっぱり底冷えするので、厚着するのが面倒で9時くらいに布団に入っちゃいました(笑)。それはさておき、現在真冬ゆえに街中や郊外での古物市が開催されてなくて、ヴァンヴには顔見知りの業者がたくさん。仕入先が狭まっているので、1ヶ所に集中しちゃうのは仕方ないことなんですが。という僕も同じなんですけどね。みんなこの季節は大変です。

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 さて、今日はこちら。デコラティブなレース細工が美しいプレートです。パリ市内の古物市で購入。

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 バックスタンプはこちら。見る人が見たら直ぐにわかるローゼンタールのマークが金線で塗り潰されてて、かなり怪しいです。土台となるプレートはローゼンタールのもので間違いなく、絵付けは違う工房で行われたのかもしれません。1955と入っているのは、おそらくは年号。BSは絵付師のイニシャル?

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 ローゼンタールは19世紀末に創設された比較的新しい窯で、以前ほどの隆盛は見られないものの、依然として高級磁器を生産するブランドとして知られてます。ファッションでいうと、メデューサマークが付いたヴェルサーチのテーブルウェアなんかを作ってます。う~ん、あれは要らないなぁ。

 それでさらに調べてみたら、こちらのプレートはモリエールというシリーズのものだそうで、マイセン風の花柄が主流だったよう。モリエールって、あの劇作家のモリエールなんでしょうか。そしてこのバックスタンプは1901年から1933年までのものだそうで、1955というのは年号ではないかもしれません。ただ、絵付けについてはローゼンタールの工房で施されていないようなので、何とも言えませんが。とにかく珍しい柄であることには間違いないようです~。

皿の紹介飽きたなぁ~
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by tomoakishimizu | 2014-12-29 21:42 | 調度品 | Comments(0)

ア・ラ・ペのベルエポックプレート

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 ゴージャスな金線と繊細な小花が美しい、ハンドペイントのプレートです。どこで見つけたのか、きれいさっぱり忘れました。

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 裏面にはこの通り、ア・ラ・ペと書かれているので、僕はてっきりカフェ・ドゥ・ラ・ペで使われていた皿なのだと思い込んでたけれど、ネット上で調べたら全然違いました。ちなみにカフェ・ドゥ・ラ・ペは、このブログの読者の皆さんはご存知かもしれませんが、オペラ大通りとカプシーヌ通りの角にある、オペラ座真横のグランド・ホテルに併設されている有名なカフェ。パリに観光で来たら、1度は訪れる、あるいは目の前を通るであろうスポットです。ナポレオン3世時代にオペラ座の施工が始まり、グランドホテルは同年1862年にオープンしてます。

 で、こちらのプレートはナポレオン3世の雰囲気を残しつつも、非常にフェミニンでアールヌーヴォー的なので、もうちょっと後のベルエポックの作ではないかというのが僕の推測。

 さて、バックスタンプに話を戻すと、ア・ラ・ペというのはオペラ大通り34番地にあったテーブル関連のお店のことで、リモージュのハビランドやイギリスのウェッジウッドなどの食器を扱っていたようです。要するにセレクトショップですね。で、このプレートは、そのお店のオリジナル商品。店名以外の表記が無いため、産地などはわかりませんが、おそらくはリモージュで焼かれた皿をパリで絵付けしたパリ焼だと思います。

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 花モチーフはもちろんのこと、金彩部分が非常に繊細なので、実際に使わず飾って頂きたいです~。

19世紀末ってホントに贅沢な時代です~
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by tomoakishimizu | 2014-12-27 23:16 | 調度品 | Comments(0)

ロイヤルコペンハーゲンのフルーテッド・レースのプレート2枚

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 またこういう扱い辛い物を買い込んでしまいました。パリ市内の古物市でゲット。ロイヤルコペンハーゲンのフルーテッド・レースのプレート2枚です。
 
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 う~ん、もちろん高級品の良さはわかりますし、否定するつもりはサラサラないのですが、見てわかるようなブランドものを扱うのって僕じゃなくても出来るわけで、何となく抵抗があったりします。そして、この種のものを僕が扱うのはまだ早いというか、骨董屋ではないから扱ってもまずいかなとも思ったりするわけです。でも今回については、目の前に仕入れられる値段で売られてたわけで、買わない手は無いという気持ちに抗えませんでした。

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 ロイヤルコペンに詳しいわけではないので、なんだか薄っぺらな説明しかできないと思いますが、こちらはどうやら19世紀末から20世紀初頭にかけてのものらしいです。

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 フルーテッド・レースは、アートディレクター、アーノルドクローによって1888年にデザインされたものだそうです。へぇ~。今のものと比べると、レースの幅と花の感じが違います。
 
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 もう1枚の方は、何となく寝ながら描きました? みたいな、いびつな線が味になってます。

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 買った時に裏面を見て、「う~ん、何じゃこりゃ」と思いましたが、ま、もう1枚の方はロイヤルコペンハーゲンで間違いないだろうし、こっちは柄が少し違うにしろ、似たり寄ったりな皿なので「販売の時に華やいで見えていいか」という軽い気持ちで両方とも買うことに。

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 で、部屋に持ち帰ってネットで調べてビックリ。なんと1870~90年の作。これって正しく、そのアートディレクターが考案した時代のものだったのでした。

 あ~、面倒。どうしましょう。ただでさえ高級品なのに、さらに歴史的価値が加わっているわけで、こういうのって値段設定に困ります。サッパリ見当付かない。持って行くのにも気を遣うし、本当に扱い辛いです~。

阪急梅田本店で販売します~
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by tomoakishimizu | 2014-12-26 23:25 | 調度品 | Comments(0)

アール・ヌーヴォー期のトレー

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 昨日は部屋の掃除と買い付け商品の整理を同時にしてたら、コンピュータを開く時間が無くなり、ブログの更新ができませんでした。すみません~。で、買い付け商品については、その存在を全く忘れてたものがたくさん出てきたりして、結構新鮮でした。本当はそんなんじゃ全然ダメなんですけどね。とにかく、自分でも収集がつかないくらい部屋は商品だらけなんです。来週はこれを全部整理して、まとめないとダメだなぁ。というか、先ずは自分の持ち物をプチ断捨離しないと整理する場所も作れないかも。年内は目一杯仕事します~。

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 さて、今日はこちら。パリ郊外の古物市で一目惚れした、アール・ヌーヴォー期のトレーです。素材はスチールとガラス。ツルツルした面に湖畔の絵を描いた擦りガラスと鏡を合わせ、その2枚を装飾の付いた鉄枠にはめ込んであります。残念ながら作者のサインはありません。って、もしかしたら見落としてるだけかもしれませんが。

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 こちらの装飾はおそらくブドウの葉で、このトレーはワインやシャンパンをサーブする時に使われたのだと思います。贅沢な時代の遺物。そういうものに限って、重いし壊れやすいんですね。なんでこんなもの買い付けちゃったんだろう。実はすでに日本に運び込んでいるのですが、梱包材グルグル巻きにして手持ちで飛行機に乗りました。来年3月、大阪でその努力が報われればいいのですが…。

値段次第ですかねぇ~
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by tomoakishimizu | 2014-12-25 23:08 | 調度品 | Comments(2)

キュ・ノワールのプレートとシノワズリーのプレート

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 中国趣味(シノワズリー)のプレートです。2週間前、パリ市内で行われていた古物市でゲットしました。18世紀のファイアンス(陶器)で、おそらくはノルマンディー地方のもの。

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 裏面は白いのでキュ・ノワールではないですが、同じ系列のものといえるでしょう。ご覧の通り、鎹継ぎが施されてます。

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 買った直後に顔馴染みのフランス人業者に見せたら、つややかな釉薬と繊細な筆致から、中国のものに違いないと言ってました。でも、中国の焼き物って、ヨーロッパに輸入されたものは基本的に磁器ばかりで、もっと薄くてもっともっと繊細な絵付けがされてたはず。ということで、こちらのプレートは中国製ではなく、ノルマンディー産だと思います。偶々絵付けの上手いノルマンディー人がいたのでしょう。

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 さて、こちらの2枚は一昨日ゲットした18世紀のキュ・ノワール。まあまあの状態です。

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 ご覧の通り、裏面は真っ黒です。奥のプレートには、お約束の鎹継ぎが施されてます。

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 で、先週末に行われた忘年会にて、あることに気付いた僕。会場は、日本人が経営する中華レストラン『来々軒』だったのですが、餃子が乗せられている皿を見てハッとしました。楕円の白地の皿には藍色で縁取り模様で彩られ、中央には花。これは正にキュ・ノワールの様式と全く一緒!

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 景徳鎮の何でもない皿ですが、キュ・ノワールは青花に源泉があったことに気付かせてくれたのでした~。

千年の歴史は深く長く~
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by tomoakishimizu | 2014-12-23 23:11 | 調度品 | Comments(0)

KPMのフローラルミニプレート

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 「新しく買い付けた商品の写真を撮らなくちゃ」と思いながらも、気付くと3時頃になってて、すでに陽が傾いてるので「写真撮れないじゃん」となります。考えてみたら今日は冬至。夜が一番長いわけで、「どおりで早く暮れちゃうんだな」と納得したのでした。

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 で、今日は、前回持って行こうと思って写真は撮ったものの、荷物に入れられなかったこちらのKPM製プレートをご紹介します。触っただけで、もの凄く良いものだとわかる滑らかさと重厚感。もちろんハンドペイント。パリ市内でも、特にスノッブな街で行われていた古物市で購入しました。ま、場所柄良いものをゲットできたわけなんですけどね。柄はロココ様式で、蝶の意匠に日本や中国の磁器の影響が見てとれます。マイセンと言われても区別が付かない感じ。

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 KPMとは、Konigliche Porzellan Manafacturの略で、日本ではベルリン王立磁器製陶所と呼ばれているのだそう。赤の帝国宝珠が付いている磁器は、フローラルモチーフの製品にのみ使われていたのだとか。左横の細長いものは、王が持つ杖。

 それで年代を調べようと思ってサイトを見まくってみたものの、余りにも色々なことが書かれていて良くわかりませんでした。僕の推測では、1840~1910年の間のものだと思います。って70年の開きは大きいですね。とにかく100年は経っていると思います。

 直径12cmしかなくて、使うとしてもナッツやチョコレートを盛ったりするくらいでしょうか。モチーフが剥げる可能性があるので、いつもの逃げの手であるアクセサリートレイとしては使わない方が良いかもしれません~。

大阪へ持って行きます~
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by tomoakishimizu | 2014-12-22 23:16 | 調度品 | Comments(0)

タイル張りのレードルラック

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 ここ1ヶ月くらいの話。鼻のてっぺんの赤みが引かず、気になってました。まるで大酒飲みのオッサンみたい。実際にそうなんですけどね(笑)。で、パリに戻ってきても赤みは取れず、先日足裏マッサージをしてもらったら少し良くなったみたいです。この鼻が赤くなる症状は“酒さ”と呼ばれるそうで、暴飲暴食による胃の疲労から来るのだとか。適度に運動をして節制しないとダメなようです。って、今日も飲み会だ・・・。

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 さて、今日はこちら。タイルをはめ込んだレードルラックです。パリ郊外の古物市で購入。レードルをかけた時のイメージはこんな感じ。下方には付近をかけるためのフックが付いてます。やっぱり白やアルミ製のレードルが合うと思うので、このラック用に探すつもり。

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 おそらく30~40年代のフランス製と思われます。買った当初は、どうしてこんなもの買っちゃったんだろうと自分で思うくらい汚くて、ここまでにするのに苦労しました。サビだらけで油汚れだらけ。全部バラしてからヤスリでサビをこそぎ落とし、サビ止めを塗り、タイルの油汚れを洗い落とし、という作業を決行。でも枠は依然として錆びてるし、タイルは割れてるしで、状態としては決して良いとは言えません。
 
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 裏面はこの通り。タイル張りといっても、板に貼り付けてあるのではなく、鉄の薄板にビスで巧妙に留めてあり、職人の手によるものであることが良くわかる作りです。こんなタイルをはめ込んだラック自体が珍しいのですが、珍しがっているのは僕だけかもしれません。そんなことはともかく、これ、結構重いんですよ。しかも壊れやすい。日本に運ぶときは、再びバラさないとダメですね。あ~あ。また面倒なものを抱え込んじゃいました~。

欲しがる人いるのかナゾ~
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by tomoakishimizu | 2014-12-21 23:59 | 生活用品 | Comments(0)

王朝風鏡

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 来週初めだと思っていたら、意外と早くやって来た友人の夫の告別式。着て行こうと思っていた、90年代のエディ・スリマンによるサン・ローランのフロックコートをクローゼットから取り出したら、あれまぁ、虫食いだらけ。自分の管理のあまさに愕然としながら、泣く泣く捨てました。形あるものはいつか壊れるのだから仕方ない。でも、形あるものをしかるべき保存方法を用いて長く使うのも使命、と襟を正す思いでした。

 さて今日は、前回日本へ持って行こうと思いながらも、箱に入れられなかった鏡をご紹介します。大きさは顔全体が写り込むくらい。おそらく50年代のものだと思いますが、様式的にはルイ14世あたりでしょうか。でも、この時代のこの手の鏡はイタリア製が多いので、もしかしたらルイ王朝スタイルではないのかも。素材は木を掘ったものだと記憶していますが、実物がどこへいったかわからず、確認できてません。ああ、部屋片付けなきゃ~。

告別式へ急ぎます~!
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by tomoakishimizu | 2014-12-20 18:36 | 調度品 | Comments(0)