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ソニア・リキエル 2011・2012秋冬

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 昨日の続き。日本から来ている友人と、彼女のフランス人のボーイフレンドとみんなで共通の友人宅へ。そこには共通の友人のアメリカ人のボーイフレンドがいて、我々が日本の放射能について説明してくれるのを待っていました。

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 でも僕と日本から来ている友人は世間話に花が咲いてしまい、気難しい顔をしているアメリカ人のところには近寄らず。結局彼女のフランス人のボーイフレンドが科学者で、様々な情報を持っているため、そのアメリカ人にちゃんと説明してくれました。要するに、今東京を訪れても問題はないと。

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 ということで、一件落着と相成りました。フランスのメディアが騒ぎすぎているというか、環境相が大袈裟なことを言っているだけなんですよ。もちろん予断を許さない状況であることには違いありませんが。その友人とフランス人のボーイフレンドは、今日東京へ帰りました。そして共通の友人と3歳の娘は来週日本へ向けて出発するようです。

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 さて今日は、ハッピーな服の代名詞として、洋の東がツモリチサトなら、西はソニア・リキエル、ということで、ソニアです。

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 デザイナーは完全に娘のナタリーにバトンタッチされた模様。でも大丈夫。いい意味で変わってませんから。

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 お友達のスタイリストのダイコ☆ちゃんに「今シーズン、どこが良かった?」なんて聞かれて「う~ん、リキエル」って答えたら「この前と一緒じゃんっ」って呆れられました(笑)。

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 今回のパリコレって、実はそんなに目新しいものが見当たらず、ちょっと残念なシーズンだったかも。リキエルもさほど新しさは感じられませんでしたが、とにかくキレイだし、エレガントだし、カワイイしで常に僕の中での偏差値が高いんです。

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 袖にファーをあしらったコートは沢山出てきましたが、これって軍人用のコートから来ているようですね。その他にタータン、アーガイル、アランニットなど、今シーズンは英国スタイルでまとめていました。

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 ランウェイの真ん中にはフェンスが立てられ、両側に木を模した蛍光灯のライトが設置されていました。制作はアーティストのマーティン・ボイス。とびきり無機質でモダンなランウェイには、色合いの濃い服がとても合っていました。

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 モデル達が笑顔で歩くショーって、他にステラ・マッカートニーくらいしか思い浮かばないですが、ソニアの場合、フィナーレがお祭り騒ぎになるところが素敵です~。

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実はライトがショートしてヒヤリ…

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by tomoakishimizu | 2011-03-31 23:34 | パリコレ | Comments(2)

ヴィクター&ロルフ 2011・2012秋冬

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 またまた日常話なんですが、今日はちょっと難題。ヨウジヤマモトの記事でお話した日本から来ている友人と、今日の昼に会う予定になっていました。でもその話が流れ、夜、共通の友人宅に集まることに。

 その共通の友人には3歳の娘がいて、近々2人で日本へ一時帰国する予定。でもここにきて問題発生。なんと今夜、我々がいるところに娘の父親であるアメリカ人のボーイフレンドがやってきて、2人に日本へ行くなと説得しようとしているという話ではないですか。

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 そこで共通の友人は考えました。僕と日本から来ている友人とで、そのアメリカ人のボーイフレンドに日本がいかに安全かをアピールしてもらえるはずと。

 う~ん、微妙。多分関西だったら問題ないのでしょうが、日本の状況が全てわかっているわけではないし、安易なことは言えません。何て説明すればいいんだろう…。

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 こうやって当分の間、大なり小なりの問題にぶつかりながら、生活をしていくのでしょう。しっかりと覚悟を決めないといけません。

 さて、今日はヴィクター&ロルフ。いつものようにチュイルリー公園内の特設テントでショーが行われました。

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 常にアッと言わせるような服&演出を見せてくれる彼ら。今回はランウェイ奥に中世の城に見られる吊り橋が設置され、橋が降りてショーがスタート。モデルは全員真っ赤メーク。服は甲冑を思わせる戦闘的なアイテムばかり。

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 折り紙のようなプリーツのコートやジャケットが沢山登場していました。メタリックカラーのコートドレスは、革ではなく、PVCのボンディング(貼り合わせ)素材のようです。

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 音楽は、このショーのために作られたプラシーボの「Battle for the sun」のカバーバージョン。それはこのコレクションのタイトルでもありました。ヴォーカルは女性で、原曲よりもタイトで格好良かったです。正式リリースされるのかなぁ?

来シーズンのトレンドカラーは赤!

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by tomoakishimizu | 2011-03-30 21:59 | パリコレ | Comments(0)

ツモリチサト 2011・2012秋冬

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 東京におけるファッション業界の自粛ムードは、他の業界に比べてもその度合いが強烈なようで、新製品の発表会やオープニングパーティの類はほとんどがキャンセルになっています。それは、東京コレクションがキャンセルになったことに端的に現れているかも。

 この自粛ムード、被災者への気遣いということもあるのでしょうが、様々な理由がありそうです。

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 僕が長く仕事をしているとあるショップは、地震以降客が来なくなったといいます。ちょっと気が早いとも思いますが、お店を閉めることも検討し始めているとか。そうなると僕の仕事も無くなるということになりますね・・・。

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 原発問題で、金銭的に余裕のある購買層が東京から立ち去ったため商品が売れなくなり、残っている人たちは節電を心掛け、放射能を避けていたら、いつの間にか外に出なくなり、動きがストップしてしまった、ということなのでしょうか。

 とにかく人が集まらなければ、発表会やパーティをしたり、お店を運営する意味はくなってきます。こればかりは仕方がないのでしょう。

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 そんな中、気になる話を聞きました。物流が停滞しているため、紙の供給がままならず、雑誌が印刷できない状態になっているのだそう。自粛モードの中で新しい情報が生まれない、そして雑誌を刷れないとなると、もしかしたら続々と媒体が消えていくのかも。そして僕の仕事も音を立てて無くなっていきそうです!

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 でもちょっと待って。今まで頑張ってきた媒体が、そんな簡単に消えて無くなったりするだろうか。もしかしたら一斉にネット配信に切り替えるのかもしれない、なんて思いました。とにかく雑誌は消える・・・。

 あ~、ネットの原稿料、安いんですよ~(泣)。仕事があっても、今まで以上に大変なことになりそうです。

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 友人のブログを読んでいたら、「今まで通りの生活を続けるよう心掛けてほしい、服を買って着飾り、レストランへ行ってほしい、それが復興の力に繋がるのだから」という文章が出てきました。

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 人が外出して消費が生まれ、それが経済を刺激する。そうする余裕のある方には是非実践していただきたいです。そして明るくハッピーでいていただきたい。

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 と書きながらも、やっぱり現地にいない人間がこんなことを書いてしまっていいのだろうか、と強く主張できない自分がいて、自信を喪失しながら、胸の内のモヤモヤがふつふつと沸き上がってくるのでした・・・。

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 さて、今日は、そんなモヤモヤを吹き飛ばしてくれそうなツモリチサトのコレクションをご紹介。

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 特に目立つような新しいアイテムがあったわけではないですが、これでいいんです。「明るくてハッピー」は、ファッション業界の中では確実に宝なんですから~。

ツモリを着て街を歩いて下さい~

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by tomoakishimizu | 2011-03-29 23:11 | パリコレ | Comments(12)

ハイダー・アッカーマン 2011・2012秋冬

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 前回ヨウジヤマモトの記事で触れた被災者サポートの会についての報告です。結局日本からやってきている友人は現れませんでした。ガッカリ。

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 とにかく、どんな会なのか全くわからずに参加しましたが、要するに主催した舞踏家の女性が、映画のプロデューサーを招き、今の日本人の現状を伝える映画を作りたい、とアピールするためのものでした。

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 でもこれまたコンセプト的に商業映画にするには難しい内容だし、映画を撮るといっても、多数の人間が関わるため簡単には作れません。状況を把握している映画関係者が多かったので、みんな何となくその話はしなくなってしまいました。

 その代わりといっては何ですが、映画のプロデューサーはその舞踏家の女性の表現力に注目し、「今度映画に出てください」みたいな話になりました。

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 ということで、早急な映画制作への筋道は作れませんでしたが、映画の世界で人脈を広げるチャンスを得たわけで、彼女にとって会を開いた甲斐はあったようです。将来、先述のドキュメンタリーを作るチャンスがめぐってくるかもしれないですからね。

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 今回もサポートについて色々と考えさせられましたが、やっぱり意識を高く持って、日本の現状を注視しつつ、明るく楽しく過ごすほかはないと思い始めています。でも意識を高めるって、実際にはどうやればいいんだろう…。

 さて、今日はハイダー・アッカーマンのコレクションです。

 前回のジャポニズム的なコレクションが絶賛を受け、カール様をしてシャネルの後継者はハイダーなり、と報じられたり、ディオールかジバンシィのデザイナーになるという噂が飛び交っています。

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 ハイダーにとっては、ジバンシィはリカルド・ティッシがゴシックスタイルを確立しているので、その跡を継ぐのはそれ程難しくないでしょう。でもディオールは、ガリアーノからいきなりハイダーだとかなり辛い。何とかガリアーノを説き伏せて、パリジャン・シックな方向へ持っていったのに、いきなり暗黒系にしたら、それこそ顧客離れが甚だしくなること確実です。

 とにかく、ディオールもジバンシィもここ1~2ヶ月で後継者を発表すると思います。

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 で、ハイダーのコレクションなんですが、そんな噂が飛び交っている最中だったので妙に盛り上がっていました。最後のモデルが出てくる前から大きな拍手が起きちゃったほどです。

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 とても美しいことに変わりはないし、方向性にブレがないのは確かですが、あまり変わり映えしないといえばしない感じ。アイテムによってはどんな構造になっているのか良くわからないものもあって、そういうのってどうなのかなぁ~なんて思ったりも。

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 ま、それでもシルエットが美しいジャケットやコートなど、着易そうなものも含まれているので、コレクションとしてはバランスが取れていたと思います。

 ルイ・ヴィトン・グループ、早く発表してくれないかな~。

明日はツモリ~

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by tomoakishimizu | 2011-03-28 22:37 | パリコレ | Comments(4)

ヨウジヤマモト 2011・2012秋冬

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 昨日、日本から仕事のためにパリにやってきた方と話をする機会がありましたが、日本は自粛モード、義援金集めの日常化が続いていて、それが発展して言論統制が始まっているそう。

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 不謹慎ととられるような発言をすると、ブログやツイッターは炎上するのが日常茶飯事。言いたいことが言えない、義援金を差し出さない人には批判や非難。それはもちろん政府が煽っているのではなく、国民の間で噴出していて、戦前の5人組時代の日本ってこんな感じだったのでは、と言っていました。

 やっぱり思っていた通りになりつつあるようです。

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 もう何度か書いていますが、そんなヒステリックな状態はフランスの日本人社会でも発生しています。フェイスブックを通じて毎日のようにチャリティのお知らせが届いていて、かなり怖い感じ。全部付き合ってたら身体的にも金銭的にも持たないです。

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 そんな人々の感情は良くも悪くも莫大なエネルギーを持ってしまっているので、僕も今、期せずしてあることに巻き込まれそうなんです。

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 日本から遊びに来ている友人と一緒にご飯を食べようという話になりましたが、それだったら別の共通の友人を誘いましょう、みたいなことになりました。でもその共通の友人はどうしても今夜でなければダメ、しかも僕が知らない彼女の友人の家でご飯会をするので2人とも来て~、なんて言ってくるのです。だから仕方なく、今夜は友達の友達の家へ行くことに。ややこしい話ですが、わかります?

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 そのご飯会というのが、何でも被災者のために役に立ちたいと考える有志達のお集まりなんだそう。映像、映画、舞踏、舞台系の人たちがやってくるのだとか。あ~、場合によってはだんまりを決め込もうかしら…。

 さて、ヨウジヤマモトのショー。今回は本社ショールームを離れてパレ・ドゥ・トーキョーで開催されました。

 写真をご覧になればわかると思いますが、何となくパンキッシュな感じです。パンキッシュって、パンとキッシュではなくて、パンクっぽいっていう意味です(笑)。一応。

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 シースルーやメッシュのドレスが出てきて、いつものヨウジらしくないセクシーアイテムにちょっと戸惑ってしまいました。でも大振りなミリタリーコートとか、クリノリンを入れたドレスとか、これぞヨウジでしょ、みたいなものは強い存在感があったので、全体的にビックリするほどの変わりようではなかったものの、このコレクションを表現するのに上手く言葉にまとめられない、という思いが残ったのでした。

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 さて、今日のセレブ。左はセツコ・クロソウスカ・ドゥ・ローラ伯爵夫人。って書くと訳わかんないですが、画家バルテュスの未亡人です。もちろん日本人。右横はご存知、巨匠ヴィム・ヴェンダース監督。実は「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」を見て頭に来てしまい、僕の中ではこの人は「パリ・テキサス」で終わってます。そういえばこのお2人、3シーズン前にもヨウジのショーに一緒にいらしてました。もしかして…。

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 去年は色々と大変だったヨウジヤマモトですが、現在ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で回顧展が行われていて、何があろうとも日本を代表するデザイナーであることに変わりがありません。金欠中のため先週の社販セールはパスしちゃいましたが、これからも陰ながら応援したいです~。

明日は暗黒系ハイダ~

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by tomoakishimizu | 2011-03-26 20:47 | パリコレ | Comments(12)

ヴィヴィアン・ウエストウッド 2011・2012秋冬

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 クチュール組合は今回パリコレのために、コンコルド広場に面したチュルリー公園の入り口前に特設テントを建てました。ランバンの後、そのテントでショーを行ったのがヴィヴィアン・ウエストウッド。

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 入っていきなりボーイ・ジョージを発見して嬉しくなった僕。「一枚写真撮らせて」って頼んで、顔が白くなっちゃったのでもう一回撮ったら「一枚って言ったじゃん」と言い放ち、超感じ悪い。カルチャー・クラブ、昔は大好きでしたが、心の中で「なんだこの00~。お前なんか00000~」って思っちゃいました(自主検閲)。

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 テーマは良くわかりませんが、タイトルは「ワールド・ワイド・ウーマン」だそう。彼女のファーストラインの名称、「ゴールド・レーベル」にちなんだのか、ランウェイはゴールドで、出てくるアイテムもゴールドが多かったです。

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 金=中南米の文明。ということなのか、ちょっとエスニックなテイストもちらりほらり。

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 メイクが訳わかんなくて、モデルの顔が滑稽に見え、服に集中できませんでした。この写真のモデル、一見すると誰だかわかりませんが、実はスーパーモデルのイリーナなんです。こんなメイクじゃ、彼女を使う意味が無いでしょうに。

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 こちら、ゴールドのレースをアップリケしたゴージャスなドレスですが、このメイクでは台無しです。犬? 

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 現在69歳の御大ヴィヴィアン。ジョン・ガリアーノが表舞台から去った昨今、フィナーレで盛り上げてくれるデザイナーは彼女くらいでしょうか~。
 
いつまでもお元気で~

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by tomoakishimizu | 2011-03-24 22:04 | パリコレ | Comments(12)

ランバン 2011・2012秋冬

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 ランバンのショーはチュイルリー公園内に建てられた特設テントで行われました。

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 いつものようにマルタン・マルジェラのショーが遅れたので(そろそろいい加減にしろ~)、クチュール組合のチャーターするバスで移動したら、結構ギリギリでした。

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 僕は招待状を頂いてなくて、いつものように広報担当者に入れてもらうつもりで行ったら、「スタンディングのチケット届かなかったの?」と言われ、「???」。

 「ちゃんとメールでお知らせしたけど」と怒られてしまいました。

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 すっかり招待状なしに慣れてしまっている僕。メールが来ていたのは知っていましたが、「スタンディングの招待状をお届けします」という内容だったとはつゆ知らず。トホホ。

 でもバイク便、来なかったんですけどね。謎です。

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 会場はほぼ満席で、スタンディングのスペースは人で一杯。行き場に困っていると、係の人が「あそこに座って」と遠くに空いている席を指さします。

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 「Pardon(すみません)」を連呼しながら席まで移動し、座ってノートとデジカメを出した途端にショーが始まりました。フゥ~。

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 コレクションはランバンらしさを踏襲しつつ、一番上の写真のようにバゲット状のメタルパーツを使ったり、初登場ともいえるケープが何点か見られ、今までとは違った新しさを演出。

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 最後には、お約束ともいえるカラフルなドレスが次々と現れ、目を楽しませてくれました。ガザールという張りのある、ちょっと扱いが難しい素材が使われていて、アルベール・エルバスは今回あえて挑戦したのだとか。

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 そのアルベール・エルバス。ディオールのデザイナーに就任か、という噂がありましたが、それについて広報側は全否定。その他にランバンの株を所有してオーナーの一人に名を連ねるという噂も耳にしました。

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 もしその話が本当だとすると、ディオールのデザイナーになるのと、ランバンの経営に関わるのとではどちらがいいかを考えた結果、ランバンをとったということなのでしょう。でも全て噂のレベルなので、本当かどうかわかりません。とにかく今後の動向が気になります~。

ディオールのデザイナーは誰になる?

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by tomoakishimizu | 2011-03-23 00:25 | パリコレ | Comments(6)

メゾン・マルタン・マルジェラ 2011・2012 秋冬

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 メゾン・マルタン・マルジェラのショーは、パレ・ドゥ・トーキョーの地下ホール。廃墟のようなアスベストが舞うハードコアな場所です。

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 会場内の中央に金属のやぐらのような客席を組み、その周りの壁づたいにモデルが歩きましたが、とにかく暗くて良く見えませんでした。遠くからスポットを当てるのですが、そのタイミングが悪くて、モデルがいるのに真っ暗だったり。写真ですが、闇夜の中に立っている女性を盗撮したみたいですよね。

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 「ドレスの研究」が今回のコレクションのテーマで、ドレスというアイテムを再構築。マルジェラらしい多種多様なアイデアに富んだ内容でした。でもそれがわかったのは、本社ショールームの明るいところでジックリと服を見て、広報担当者に説明を受けてからのこと。

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 中に隠しベルトが付いていて、サイド部分を開けて着ることができたり、レースプリントでランジェリーのように見せたり、ニットなんだけれどランジェリースタイルだったり。素材もシルクやファーなどの自然素材から、スカイやヴィスコースまで幅広く、ボンディングのテクニックを駆使して造形美を出したものまでありました。

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 こちらはドレスの上からもう一着ドレスが付いている、というもの。慌ててドレスを着て、メチャクチャな着方になってしまった場面をイメージしているのだとか。ヘンテコリンだけど面白いかも。

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 そんな、沢山の要素があるのに、1つのコレクションとしてまとまっていました。何度も書きますが、良く見えなかったことだけが残念。見せ方を間違うと、コレクションのコンセプト自体が全く伝わらない、という悪い例になってしまいました。ちなみに今回の演出家はクビだそうです~。

プロの世界は厳しい~

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by tomoakishimizu | 2011-03-21 22:37 | パリコレ | Comments(0)

クリスチャン・ディオール 2011・2012秋冬

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 クリスチャン・ディオールのショーは、ロダン美術館の特設テントで行われました。会場入り口では、ファッション関係者ではない野次馬と、普段はファッションに全然興味を示さないであろうメディアでごった返していて、騒々しいのだけれど、それがかえって物悲しさを助長させている感じです。

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 ジョン・ガリアーノ最後のコレクションとなった今回。色々と取りざたされているので、あえてここで事件の詳細については書きませんが、彼を辞めさせたかった人たちの陰謀説っていうのはドラマ性があって興味をひかれます。何があってもおかしくない世の中ですからね。

 会場内は外の喧騒とは180度違って物静か。ミサ前の教会のようでした。それで席に座ろうとしたらビックリ。

 いつもはグレーや白のリボンでネームプレートが付けられていますが、今回はなんと黒。「お葬式じゃないんだからやめて~」。英ガーディアン誌のヒラリー・アレクサンダーは、やっぱり今回のショーを「葬式」と表現していたそう。

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 「演歌の花道」ではありません。ショーが始まる前に、社長のシドニー・トレダノが登場。ジョン・ガリアーノの「ジョ」の字も出さずに「今回の事件は非常に遺憾。でも1947年から続く我々の持つ手仕事の素晴らしさを世に発表すべきと思い、ここでショーを行う」というようなことを話しました。こんなこと異例です。

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 今シーズンは英国スタイルで統一してました。エドワーディアン・スタイルの腰を絞ったジャケットや、フローラルプリントのドレスなど、どこを切り取ってもイングリッシュな雰囲気。

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 1月に行われたメンズのパリコレでも、イギリスをイメージソースにしていたデザイナーが多かったので、今年の冬は英国一色になりそう。そうです。来年はロンドンオリンピックですね。政治の香りプンプン。

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 で、ガリアーノといったらランジェリー。ドレスはかなりスケスケなキワどい感じ。一般的には下にタンクトップやスリップを合わせないと難しそうです。

 で、いきなりなんですが、今回のジョン・ガリアーノの退任劇について。注視すると様々なことが見えてきます。大きなメゾンでデザイナーとしてやっていく。それは並大抵のことではなく、様々な人たちの生活がかかっているわけで、その重圧の程度は我々の想像を超えているに違いありません。

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 でも僕は、それをやり抜いてこその商業デザイナーだと思うのです。好き勝手なクリエーションをして良しとされる時代は残念ながら終わりました。そもそも服とは、着ることのできるものでなくてはならず、着るのに何十分もかかるとか、誰かに手伝ってもらわないと着られないとか、袖が4本あるとか、そんなものを今の世の中の人は求めていません。

 例えばカール・ラガーフェルドは、シャネルでは大成功を収めていますが、自分のブランドは上手く行った試しがない。でもそれは当然のことだと思います。だって、カール様のコレクション、変なんですもん。
 
 カール様はとにかくシャネルというブランドを理解し、顧客の期待に応えている、という点で立派な商業デザイナーなのです。僕は、大きなメゾンで雇われるデザイナーは、そうあるべきだと思うのです。

 去年自らの命を絶ったアレクサンダー・マックイーンは、グッチグループ傘下で頑張っていましたが、中々収益が上がらず、会社からのプレッシャーに苦しんでいたという話です。自由なクリエーションを求めるデザイナーを雇い入れたがために、こんな結果になったのだと思います。

 ガリアーノの場合も、恐らくマックイーンと境遇が似ていたのではないでしょうか。

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 リーマン・ショック以降、ディオールのコレクションがグッと保守的になりました。それは会社側からの要請だったようで、ガリアーノらしい突飛なアイテムが影を潜めたのです。ディオールは、とにかくバッグを売ることで収益を上げようとする姿勢が見られ、どうしたものかな、と思うようになりました。今まで見られた破天荒なクリエーションが、突然消えて無くなりました。

 それ以前から様々な問題があったのは知っていましたが、その頃からガリアーノにとって自由なクリエーションの環境が奪われ、ディオールとの間に軋轢が生まれ始めたに違いありません。

 そうやって彼はどんどんお酒”など”にハマり、現実逃避をしていったのだと思います。

 アーティスティックでクリエイティブな人は元来もろく、追い詰められやすいのか、今の社会がそういった人を利用しようとして悪の側に回ってしまっているのか、何とも判断がつかないところではありますが、とにかく、大きなメゾンが自由な創作環境を求めるデザイナーを雇い入れる限り、悲劇は続くような気がします。

 コレクションの話に戻します。
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 全部で62体も出てきました。もしかしたら、いつもそれぐらい作っているのだけれど、30体程に削っていたのかもしれません。でも今回は特別な機会なので、全部出しちゃえってことだったのかも。モデル1人に対して1着というゴージャスなショー。

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 フィナーレからデジカメでバシバシ撮影する人が一気に増え、中には涙を浮かべている人も。

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 当然ジョン・ガリアーノは登場しませんでしたが、その代わり、といってはなんですが、お針子さん、パタンナーの人たちが白衣姿で登場しました。

 上手いなぁ、この演出。最初に社長、最後にアトリエの人員を動員し、誰にも文句を言わせない。あたかも3ヶ月前くらいから決まっていたかのような、寸分の隙もない運びようです。真ん中辺りに大泣きしている東洋人の男性を発見してしまい、危うくもらい泣きするところでした~。。

ジョン様、お疲れ様でした~

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by tomoakishimizu | 2011-03-21 21:38 | パリコレ | Comments(4)

イッセイ・ミヤケ 2011・2012秋冬

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 更新が遅れて済みません。結局毎日なんだかんだいってバタバタしていて、色々と考えることがあるし、レスもちゃんと書きたいしで、スムーズに新しい記事を書けない状態です。

 ここ何日か義援金のことを考えているのですが、自分なりの回答がすんなりと出てこなくてスッキリしません。果たして身銭を切っても、寄付金を集めた団体は被災者に役立つように使ってくれるのだろうか。飲み代になってやしないだろうかって。

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 一昨日話をした友人は、スマトラ沖地震後にこちらの赤十字に自分の服を大量に持っていったそう。それがブランド物だったので、その場で係員は現地に送る服と自分がもらう服に仕分けしたのだとか。カンカンになって怒ったらしいですが、それが普通らしい。彼女は、フランスの赤十字は当てにならないとわかって、義援金を日本の新聞社へ送ったそうです。

 その他にも、フランスの赤十字の場合、今回の大震災のために寄付をしたつもりでいても、全て日本に送られない場合もあるのだとか。いい加減だなぁ。

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 ご存知、シャネルのデザイナー、カール・ラガーフェルドはしょっちゅう寄付して欲しいと頼まれるらしいですが、結局はちゃんとした形で使われてないことがわかって寄付しなくなった、と語っていたそうです。
 
 その他でも、恵まれない子供たちのために設立されたとある団体では、幹部は寄付金を使って豪遊しているという話を聞いたことがあります。

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 幻滅させられる話ばかりですが、やっぱり人間、目の前に大金があると自分で使いたくなるのでしょうね。仕方ない。

 災害が起きたら即義援金、と思うのが人情なのでしょうが、僕にはそんな余裕がないし、やっぱり寄付については怪しんでいるので、多分今後もしないと思います。それよりも、なにか別の方法でサポートできないかなぁ、とあれこれ考えているところです。

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 そんな中、今朝パリに住む友人と電話で話をしていたら、彼女、義援金を集める運動をパリでやりたいと言い始めました。そのために近々パリ市長に手紙を書いて協力を仰ぐというではないですが。大胆すぎる! それで「ちょっと待った」を出してしまいました。

 今直ぐにでもやりたいと言う彼女。その勢いと行動力は賞賛すべきと思のですが、やっぱりもうちょっと冷静になれって言っちゃいました。

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 寄付を集める運動をやるのは良いけれど、スタッフも集めていないのにGO!しようとするのは問題だと思ったし、もの凄く生活に余裕があるのならいいけれど、そうではない場合、一度足を突っ込んでしまったら、彼女自身の仕事に支障をきたすはず。

 人様のお金を預かるということは、責任が重いことなんです。でも、それをわかってない人が多いようです。というか、みんな何かやりたくて仕方が無いのでしょう。彼女には、もうちょっと熟考して、1~2ヵ月後を目安にイベントをやるのであれば手伝ってもいいよ、と言っておきましたが。

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 今チャリティーがあたかもブームのようになってきていて、このままで大丈夫なのか心配です。もちろん、素早くサポートすることは重要ですが、大震災の影響はこの先何年も続くわけで、「皆こぞって、先を争うように」チャリティーに走るのは、熱が冷めてしまった時に怖いなって思います。

 義援金集めはもうちょっと後でもできるのだから、慌てなくても良いはず。このヒステリックな状況に心穏やかでいられない僕です。

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 前置きが長くなりましたが、今日はイッセイ・ミヤケのコレクションをご紹介。デザイナー、藤原大によるラストコレクションです。彼は今後半年間アドバイザー的な関わり方をするけれど、基本的にスタジオのデザインチームが服をデザインしていくようです。

 ショー冒頭、黒子のような出で立ちのスタッフたちが細長い紙を持って登場。それを三角に折ったり束ねたりして、ホッチキスでパチパチと留めます。そうして出来上がったものを2枚目の写真のように、モデル達に着せました。

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 その細長い紙一枚から作られる紙の服を発展させて、布で表現したのが3枚目の写真の服。コレクションは、一本のテープから様々なバリエーションの服を作るコンセプトが根底にあって、同じ旋律が微妙に変化しながら繰り返される「ロンド」からとって、「Ronde♯2」と名付けられていました。

 ヘリンボンや千鳥格子などのオーソドックスなモチーフも、イッセイミヤケではとてもモダンで新鮮な表情を見せます。その他にも沖縄の芭蕉布や紅型などを使用していました。

 曲線を描くパーツが多い洋服は、どうしても無駄になる布が出てきてしまいます。でもご存知の通り、直線のパーツしかない着物の場合、布を余らすことはないし、ゴミになってしまうところもほとんど出ません。伝統的な日本の布は幅が狭いのが特徴的で、その幅というのは着物を作ることを前提にしています。そんな布を折って畳んで縫合すると、一切の無駄が出ないし、新しいシルエットが生まれる、というのが今回のコレクションの肝要だったようです。

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 マドレーヌ・ヴィオネも四角い布を使って、面白いシルエットのドレスを沢山作っていました。彼女が活躍したアールデコの時代は、日本のミニマリズムの影響もあるので、もしかしたら似たような発想だったのかも、とふと思ったのでした~。

藤原さん、お疲れ様でした~

↓応援宜しく~

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by tomoakishimizu | 2011-03-20 23:49 | パリコレ | Comments(16)