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大怪我クマ君の修繕日記 其の四

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 洗い終えたぬいぐるみを乾かします。夏だったら窓際に置いておくだけでよいのですが、今は冬なので、なるべく暖房のラジエーターの上に置いたりして乾かします。直接だと布が傷むので、不要の紙を敷きます。少し乾いた時点で、要らなくなった歯ブラシを使って寝てしまった毛をブラッシングして立たせます。この作業を怠ると、乾き切った時に毛がぺッタリとして全体がカピカピテカテカになってしまうのです。

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by tomoakishimizu | 2005-11-30 23:55 | クマシリーズ | Comments(5)

大怪我クマ君の修繕日記 其の三

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 バラした後に洗剤を振り掛けて、湯の中で揺らします。大きく裂けている足は、そうやっている間に更に大きく傷口が広がってしまいました(写真中、中綿の木目が出てしまっている足)。年月が経った起毛素材は風化していて、ちょっとの力にも耐えられなかったようです。仕方ないですね。乾いてから縫うつもり。

 30分以上この作業を続けて、一度湯を捨て、シャワーで適当に流し、また湯を溜めて、そこにしばらく漬けておきます。色が出なくなってから湯を捨て、更にシャワーを掛けて洗い流し、浴槽の中で粗方の水分を出します。

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地中海諸島特産のダルマ人間じゃないよ~(村上龍『イビサ』参照)。










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by tomoakishimizu | 2005-11-29 22:10 | クマシリーズ | Comments(3)

大怪我クマ君の修繕日記 其の二

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 それから洗剤を振り掛けて手で擦り入れる作業をしますが、手足がグラグラしていてやりにくい。このフランス製のクマは先述の通り、胴体と手足にいきなり穴を開けて、そこに一本の太い針金を通して端と端を360度に折り曲げて手足側に押し込んであるというかなり荒い作り。しっかり作られているものではないので、年月が経つと布が裂けたりして手足がブラついてきてしまうのです。そこで思い切って手足を外すことにしました。

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バラバラ死体じゃないよ~ 一応生きてま~す。








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by tomoakishimizu | 2005-11-28 23:28 | クマシリーズ | Comments(4)

大怪我クマ君の修繕日記 其の一

 一昨日買ったクマ君の修繕の様子を書きたいと思います。

 プードルの引き車と同じように、大きなぬいぐるみは浴槽で洗います(小さなものは洗面所)。湯をためてクマを入れ、手でお湯を掛けながらなじませます。右足に大きな裂き傷があるのが見えますか?そうなんです、大怪我してました。

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土左衛門じゃないよ~♪






続く。


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by tomoakishimizu | 2005-11-27 21:17 | クマシリーズ | Comments(3)

11月25日の巻 其の二

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 今日は土曜日。本当だったら蚤の市へ行くつもりだったのだけど、また朝から雪です。お家でゆっくりすることにしました。写真は家の前の花屋を写したもの。寒そうでしょ。

 さて、昨日の続き。

 JPMのコグマをゲットしてすっかりウキウキ(死語?)になってしまった僕。他にもぬいぐるみ以外のものを色々と買い込んでしまい、すっかり散財してしまったので帰ろうと思ったら、そういうときに限ってフランス製の大きな茶色のクマを見つけてしまいます。

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 売っているフランス人のオジサンに値段を聞くと30ユーロでした。この値段って微妙で、直ぐに買おうと思える値段ではないし、でも値切ったりすると場合によっては怒られたりもする値段。あれこれ考えている間に、オジサンは足に付いている120ユーロの値札を外して捨ててしまいました。この大きなクマは、元々パリ市内のアンティークショップで150ユーロで売られていたもので、今年になって店主がロサンジェルスへ移住してしまったためにオジサンが譲り受けたとか。しばらくは120ユーロで売っていたけど、売れないことがわかったのでしょう。「30ユーロでいいよ」なんて言います。でも手足はグラグラだし、一箇所大きく裂けていたので20ユーロに値切ってみました。ちょっと渋い顔になったけどOKに。

 このクマ、いくつか違うタイプを持っていますが、もしかしたら先述のJPM社のものではないかと思っています。手足の部分は太い針金を貫通させて可動できるようになっているのですが、構造は全く同じだし、JPMのクマの鼻は糸で刺繍されていて、大きなクマの方はベルベット素材の布という違いはあるものの、形は三角で似ているし、モヘアだったり、シルクのベルベットだったり、素材使いも共通点があります。ドイツのシュタイフ社製のクマと比べてしまうと、フランスらしい(?)いい加減さと詰めの甘さがありますが、それが味になっていて好きですね。体長64センチ。50年代。

 明日以降は、このクマ君の修繕の模様を書きたいと思います。

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by tomoakishimizu | 2005-11-26 22:43 | クマシリーズ | Comments(4)

11月25日の巻 其の一

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 ああ寒い。

 今日の最低気温はマイナス5度。雪降っちゃいましたよ・・・。

 そんな寒さに屈することなく、今日は朝からパリ中心部で行われているクリスマス古物市へ行って来ました。家を出たのがちょっとばかり早かったせいか、店も出揃っていませんでしたが収穫は大でした。

 僕が集めているJPM(Jouet Paris Massy)社の耳と目がブルーの小さなクマを発見。売っていたのはアフリカ系のオバチャン。以前彼女から大量にぬいぐるみを買ったことがあったのですが、話せばわかる感じの良い人。値段の付け方も結構適当。

 で、その小さなクマは30センチくらいの中くらいの大きさのクマと輪ゴムでひとまとめにされていて、僕が小さいクマを指差しながら「いくら?」と聞くと、オバチャンは「50ユーロ。」と言うので、僕はすかざす「えええええっ!嘘でしょ!!!」とオーバーアクション。ゴムを外して小さいクマを鼻先に突きつけ、「だってこれだよ。こんなに小さいのに50ユーロなわけ?」と言うと、「あ、これはその大きい方のクマと一緒にしか売らないよ。一緒だから50ユーロ!」と言われ絶句。いや、負けてなんていられない!その中くらいのクマは全然可愛くなくて、「全く違う会社だし、欲しくない!一緒だったら誰も買わないよ、こんなもの!」と吐き捨てる僕。オバチャン酷い!抱き合わせだなんて。でもダメなものはダメ。諦めることに。

 でもやっぱり諦め切れなくて、5分くらいしか経ってなかったけどオバチャンのところに戻りました。

 「小さいクマだけ売って、お願い!お願い!」攻撃を繰り返し、観念したオバチャンは「“これくらいだったら買うだろう”値段」を言って来ました。15ユーロ。無理を言った手前、ここで値切ったら怒られる、でもそれ以前にかなり安いかもシメシメ、と思ってそのまま15ユーロで商談成立。

 素材はモヘア、中綿は木目、目はガラス。ブルーの目が本当にきれい。体長は13センチ。

 恐らく50年代のものであろうJPM社製のクマは、蚤の市仲間のYさんも集めていて、はっきり言って彼女とは競い合ってます。でもそんな競争してるのは、パリの中でも我々だけでしょうけど。


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by tomoakishimizu | 2005-11-25 23:49 | クマシリーズ | Comments(6)

チャップリン人形

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 このチャップリン人形が我が家に来たのは、数年前の6月くらいだったと思います。かなり暑かった記憶がありますので。引き取り場所はパリ郊外の古物市で、売っていたのはフランス人のマダム。値段は10フランくらいだったと思うのですが、よくおぼえていません。今思うとかなり安かったですね。

 帽子とジャケットと蝶ネクタイがフェルト、髪が毛糸、後は全てコットン素材で、中綿は木目。目と口は、黒い布を切り抜いたものが貼られています。高さは34センチ。多分ステッキが付いていたのだと思いますが、買ったときはなくなっていました。頭の後ろには糸が付いていて引っ掛けられるようになっているので、寝室のドアに飾っています。

 年代は良くわからないのですが、いわゆるチャップリンを想起させるこのコスチュームが登場したのは映画『ヴェニスにおけるベビー・カー競争』が発表された1914年なので、恐らくそれ以降。20年代くらいかもしれません。先日紹介した黒人のジャズメン人形も、やはり目と口が同じような素材で作られているので、もしかしたら同じ会社が同じ時代に作ったものなのかも。そうなると30年代?とにかく大戦前だと思います。

 顔なんて本当に単純だし、そのほかも作りが物凄く素朴なのですが、大俳優の特徴を捉えているこの人形には様式美のようなものさえ感じさせ、人形を作っていた当時の人々の技巧の高さがうかがえます。今度ステッキを作って持たせてあげようかな。


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by tomoakishimizu | 2005-11-24 20:10 | 人形シリーズ | Comments(2)

アルファ社 キノコちゃんオルゴール(巨大テントウムシ付き)

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 どういうわけかキノコ人間型オルゴール。高さ35センチ。カサの部分が24センチで、とっても重くて良く倒れてくれます。物凄く突飛なデザインでしょ。どうしてこんなもの思いついたのか。この時代の人たちって、本当にクレイジー。でも大好き。

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 この子は2年位前にパリ市内の古物市で買ったもの。いくらだったか忘れたけど、確か15ユーロくらいだったはず。20ユーロだったのを値切った記憶があります。アルファのタグが付いたままだったし(これは貴重)、オルゴールも鳴るし、状態が問題なかったので買いました。顔がブス可愛いくてそれほど好きじゃなかったのですが、一緒に生活を共にしている間に何となく愛着が湧いてきました。オルゴールの音楽は、フランス人だったら誰もが知っている「Claire de la Lune」。これって「もぐらのおじさん、こんにちは~♪」っていう日本語の歌詞がついていたような気がするんですが、僕の勘違いでしょうか。誰か教えて。

 目がガラス(ちなみにテントウムシ君の目もガラス)、キノコの傘の部分がモヘアで、素材的にも結構贅沢な感じ。ギンガムチェック使いもアルファらしさがムンムン漂ってます。後ろを見るともう一つタグが付いているのだけど、それがボニションって書かれていて、早速ネットで調べてみたら、赤ちゃん用品のお店でした。当時アルファが注文を受けてボニションのために作ったのでしょう。家からそれほど遠くなかったので、早速このキノコちゃんを連れて出かけてみました。年代を教えてもらうために。

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 ボニションはパリ市内のヴィクトル・ユーゴーとモベール・ムーチュアリテに2軒お店を持っていて、僕が行ったのは後者の方。でも2軒手前に引っ越していました。店のマダムは結構年輩で、キノコちゃんを見せたら歓声を上げてくれて、この人だったらキノコちゃんの誕生年を知っているかもと期待しましたが、彼女が勤める前のものだったようです。昔のカタログのコピーを見せてくれましたが、もう垂涎ものがズラリで、僕なんて目が白黒しちゃいました。ギンガムチェックの服を着たアルファの大きなウサギとか、あ~欲しい。
 
 ボニションは創業が19世紀末。今までに何度もオーナーが変わっているそうで、昔を知っている人が誰もいないとのこと。年代探しは諦めました。ただ、マドモワゼル・ボニションがいた時代、60年代くらい、というのはわかったのですが。こんなものが溢れていた60年代ってどんなだったのだろう。思いを馳せてしまった僕でした。

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by tomoakishimizu | 2005-11-23 23:13 | 我が家のお友達 | Comments(7)

プードルの引き車 入浴するの巻

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 一昨日友人達を部屋に招いてパンだのタルトだのを食べたので、部屋中にクズが散らばっていて掃除しようと決意。10月16日に買った茶色のプードルの引き車の下にもパンクズが散らばっていて、そこを掃除しようと思いました。実は買ってからしばらくして、車輪の部分を踏んづけてしまい車輪が2つ外れていて、接着しようと思っていても、パリコレがあったりして中々そんな気になれず、ずっと放ったらかし。で、外れた車輪と本体をどかそうとした時に、ハッと気付きました。虫の糞が体中を覆っているではありませんか。ギョエ~。余りにもきれいに配列されていたので、そういう生地だと思っていたのでした。虫自体はいないのですが、抜け殻などもチラリホラリ。地下の倉庫に入れっぱなしだったのでしょう。アレルギー体質の僕は、見ているだけでくしゃみと咳が出そう。もう即行お風呂に入れるしかありません。

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正しい(?!)ぬいぐるみの洗い方

 浴室へ行き、浴槽に湯をためて犬を入れます。手で湯をすくって犬に掛け、染み込ませてから一度全ての湯を捨てます。洗濯洗剤を体中にまんべんなく振り掛けて、手で擦りつけてからまた湯をため、身体を揺らしたり、手で擦ったりしてしばらく放置。今回は特に車輪付きで、それがかなり邪魔。作業はちょっとだけ面倒になります。身体の半分を浸してからもう半分を浸す、これを30分くらい続けます。しばらくすると、約50年分の表面に付いた汚れと中の木屑の色とホコリとカビなどがジワジワと出てきて、湯はキャラメル色になります。それから湯を捨て、シャワーで洗い流します。



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気分爽快ですぅ♪GABちゃん風)。











熱湯と洗剤責めに耐えたプードルくんに一票を!

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by tomoakishimizu | 2005-11-22 22:55 | パリ郊外の蚤の市 | Comments(4)

ロルダン社 カップル人形

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 僕が集めているロルダン社の人形シリーズの一つが、つい先日我が家に到着したので紹介します。
 
 蚤の市仲間のYさんが、先日パリ郊外の蚤の市でこのカップル人形を見つけたと電話してきてくれました。単なる自慢話かと思ったら違って、50サンチームだったので僕にくれると言ってくれたのです。でも彼女は、男性の顔はロルダンだとわかるけど、女性の顔がちょっと違う、タグが付いていなくて本当にロルダンかどうかわからない、といいます。早速彼女の家へ出向き、見せてもらうことに。

 確かに女性の顔はいわゆるロルダンのコミカルな顔ではなく、シャープな美人系。でも首に毛糸が巻かれているし、靴や帽子などのアクセサリー類がフェルト製だし、身体の凹凸のつくりがしっかりしていて、これは間違いなくロルダンだと判断しました。高さは15センチ。僕の持っているものの中では小さい方。

 バルセロナの人形会社ロルダンについては未だに詳細がわからないのですが、僕が持っているものから見ると、このカップル人形はそれほど古くないでしょう。多分70年代くらい。女性が持っている花かごの中には、フェルトが刻まれてものが貼り付けられていますが、これが昔だったら、ちゃんと花形に切り抜かれたフェルトが入っていたと思うのです。顔のペイントもやや雑な感じがしますし、男性が持っているギターは、昔だったら木で精巧に作っていたと思うのですが、このギターはプラスチック製。こうやって手抜きをし始めているのがわかるので、ロルダン社はきっと今は存在していないのだと思います。かといってこの人形のことが気に入っていないわけではなく、大好きなんですけど。生き残っていくって本当に難しい、そんなことを彼等が教えてくれているかのようです。


ちょっぴり手抜きのカップルに一票

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by tomoakishimizu | 2005-11-21 23:33 | ロルダン | Comments(2)