カテゴリ:パリコレ( 788 )

サカイ 2017/2018秋冬

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 サカイのショーは、グランパレを会場に開催されました。コレクションを見終わった後はそんなにピンと来なかったのですが、写真を見返してみたら、あれもこれも素敵、みたいなことになっています。こちらは色レースをあしらったパジャマ風2ピース。
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 ミリタリーボンバースのディテールを使ったドレス。ひねりとバランス具合がとてもサカイっぽいルック。
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 ヘム部分を糸抜きしてフリンジにしたチェックのケープコートには、スキーウェアのフードをミックス。
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 ぱつぱつにダウンを詰め込んだジャケットには、所々シースルーになっているデニムスカートをコーディネイト。
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 ツイードのセットアップ。ツイードって割とオバサン臭が漂いやすい素材ですが、アレンジ次第でモダンになりますね。
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 スカンジナヴィアンニット風モチーフの刺繍トップスとプリーツスカートのセットアップ。サングラスはリンダ・ファーローとのコラボレーションだそう。安定した、でもちゃんと攻めの部分もある美しいコレクションでした~。

明日から古物紹介を再開~
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by tomoakishimizu | 2017-04-10 19:24 | パリコレ | Comments(0)

ノワール ケイ ニノミヤ 2017/2018秋冬

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 二宮啓によるノワール ケイ ニノミヤは、コム デ ギャルソンのショールームを会場にミニショーを開催しました。毎回朝9時15分からなので、結構なプレッシャーです。
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 コレクションテーマは『花』。黒を強調させる色として、今回初めて赤が登場しました。でも黒も赤もコム デ ギャルソンを想起させる色になっていますね。
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 かなり着易そうなアイテムも沢山あるのですが、編み込みをしてあったり、チェーンを縫い付けてあったり。実は間近で見ると物凄く凝ったことをやっていて、ああ、やっぱりブレてないなぁって感心したのでした。こちらのケープは、カットしたオーガンジーをトゲ付茎の形にカットしたテープを通してバラのように仕上げていて、う~ん、上手く説明できないけれど、とにかく素晴らしい出来栄え。二宮啓という人のロマンティストの側面がよく現れた美しい作品です。
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 最後はPVCシートを折り紙のように畳んで花のように仕上げたケープやドレスが登場。繊細な手仕事の積み重ねで圧倒的なボリュームを見せていて、『あ~、これこれ。これぞケイ ニノミヤっ!』と隣のスタイリスト女子と納得し合ったのでした~。

明日はサカイ~
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by tomoakishimizu | 2017-04-09 01:16 | パリコレ | Comments(0)

ニナ・リッチ 2017/2018秋冬

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 ニナ・リッチのショーはグラン・パレで開催されました。最近、あまり話題に上らないブランドの1つとなっているためか、ついつい招待状の要請メールを送り忘れていたのですが、ファッション通信から招待状を融通してもらうことができ、またブランド側からも許可を頂けて無事入場。久々に見たコレクションは見応えあるものでした。
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 ウェスタンのディテールとマリー・ローランサンのミックス。というと、かなり荒唐無稽な混ぜ具合ですが、デザイナーのギヨーム・アンリは架空のストーリーを服に置き換える天才なので、それを難なくこなしています。エレガンス、セクシーさ、新しさ、若々しさなど、どれをとってもバランスが良かったです。
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 今シーズンのトレンド素材であるコーデュロイをあしらったセットアップ。コートはレザーとミックスしています。
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 そのまま、マリー・ローランサン作品を思わせるプリントのピエロカラーのドレス。実はマリー・ローランサンの絵って全然ピンと来ないのですが、彼女の作品をテーマにした何か、というワンクッションがあると中々良いなって思ったり。
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 グレーブルー、そしてピンクというマリー・ローランサンのカラーパレットで統一。どのルックも良く練られていて、全体を通して美しいと思えた数少ないコレクションとなりました。次回は忘れずに招待状のリクエストメールを送らなければと反省したのでした~。

明日はノワール ケイ ニノミヤ~
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by tomoakishimizu | 2017-04-07 23:06 | パリコレ | Comments(0)

コム デ ギャルソン 2017/2018秋冬

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 ヴィヴィアン・ウエストウッドのショーは大概大幅に遅れてスタートするので、次のコム デ ギャルソンのショーに間に合わせるために最初からヴィヴィアンを飛ばしてしまうジャーナリストが多かったりします。でも、仕事として請け負っている僕は、ギャルソンのためにヴィヴィアンは行かなというわけにもいきません。ということで、ヴィヴィアンのショーが終わった途端に走り出してメトロへ駆け込み、ギャルソンの会場であるエリゼ・モンマルトルへと向かいました。で、努力の甲斐あり間に合いました。
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 コレクションタイトルは『the Future of Silhouette』で、川久保玲の独自解釈による未来のシルエットを描いて見せていました。フロッキー加工シートやラミネートシート、リサイクルフェルト、中綿素材など、織られていない“アンファブリック”な素材を使用。土偶のようだったり、ハンス・ベルメールの球体間接人形のようだったり、摩訶不思議な世界。5月4日からはNYのメトロポリタン美術館で大々的に回顧展が行われる予定で、特に今回はメモリアル的なコレクションだったかもしれません。
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 こちらはシリコンでレースモチーフを描いたドレス。これらの作品は店頭に出されることはなく、特別に注文を受けての販売となるそうです。ブティックでは、コレクションのエッセンスを散りばめたアイテムが並びます。
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 僕なんて1体目から衝撃を受けていたのですが、皆さんは現代アートに接した時のように、ごくごく平静を装っていました。ここで声を上げてしまったら、途端に田舎者と思われてしまいますからね。業界関係者としてそれだけは避けたいのでしょう。でもきっと内心はザワザワしていたに違いありません~。

明日はニナ・リッチ~
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by tomoakishimizu | 2017-04-06 22:36 | パリコレ | Comments(0)

アンドレアス・クロンターラー・フォー・ヴィヴィアン・ウエストウッド 2017/2018秋冬

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 コム デ ギャルソンの1つ前に行われていたショーをご紹介しなくてはいけません。夫がメインデザイナーとなったヴィヴィアン・ウエストウッドです。会場はグランドホテルのボールルーム。何と本人がモデルとして2回も登場し、大喝采となりました。
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 今シーズンは、アンドレアス・クロンターラーのオーストリア人とのしてアイデンティティが色濃く反映されているそうで、クリムトの絵画や、ウィーン工房というアトリエが作っていたチロリアンモチーフの子供服からインスパイアされているそうです。ちなみにこちらはメンズ。
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 とはいえ、ヴィヴィアン・ウエストウッド本来のテイストはしっかり残しています。本人がデザインしていた時よりも、ゴチャゴチャ感が減って分かりやすくなったという評価もちらほら。
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 オマケ。パメラ・アンダーソン。遠目でも、たわわだけど何だか奇妙なフォルムの胸に釘付けでした~。

明日は本当にコム デ ギャルソン~
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by tomoakishimizu | 2017-04-05 20:46 | パリコレ | Comments(4)

アクネ ストゥディオズ 2017/2018秋冬

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 アクネのショーは、イベントスペースのパヴィヨン・カンボンで開催されました。今シーズンはスイス出身の画家、パウル・クレーから影響を受けているそうで、そこにアクネらしいDIYの作風をミックスしています。コラージュ的な手法がとてもアーティスティック。
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 アイテムによってはバックサイドが開閉するシステムになっていて、襟とボタンがあしらわれていたり、背中が大きく開いていたり。相変わらずの美しいカッティングを見せていましたが、今までに使用してきたボンディング素材は無く、新しい方向性を見せていました。
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 繰り返す部分と刷新する部分をしっかりと分け、ブランドの新鮮さを保とうとしているという意味で、デザイナーのジョニー・ヨハンソンは本当にインテリジェントだと思います。かといって、無理矢理な新しさを演出することも無く、リラックスしているところにも好感が持てます。もしかしたら現在のアクネは、僕にとってのドリス・ヴァン・ノッテンのような、安心して見ていられるブランドになりつつあるかもしれません~。

明日はコム デ ギャルソン~
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by tomoakishimizu | 2017-04-04 22:26 | パリコレ | Comments(0)

ジュンヤ ワタナベ 2017/2018秋冬

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 すみません。昨日は仕入で一日出たり入ったりを繰り返し、ブログをアップできませんでした。ここ1ヶ月くらい、ほぼ毎日更新していたからいいか、なんて。話は変わりますが、以前ご紹介の屋根が崩れ落ちたカフェがとうとう店仕舞いとなりました。最近は閉店の2時過ぎまで大音量のテクノを流して集客に努めていましたが(かなり迷惑をこうむりました)、テロ以降、観光客減のあおりを受けたようです。先述の記事でも書いたように、何の特徴も無い中古のイスやテーブルを使っていて美しくなかったし、外壁は汚いまま。それでも立地の良さだけで10年以上続いたのは奇跡だったのかもしれません。今後も、このカフェのような店舗が増えて行きそうなパリです~。
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 さて、今日はジュンヤ ワタナベのコレクションのご紹介。会場はリュクサンブール公園の南側にある薬科大学。でも写真が全然撮れず、奇跡的に撮れた2枚をここに。「一般的ではない造形と、ファッションにおいては一般的とされるアイテムとの融合」を目指したのだそうで、雰囲気的にはT-Rexの音楽にタータンチェックという組み合わせでイギリス的な印象。凝ったカッティングのものが多く、間近で見ると究極的に美しい仕上げに2度ビックリでした。買えとは言わないので、是非お店で見てみてください~。

パリコレレポート飽きてきました~
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by tomoakishimizu | 2017-04-03 17:20 | パリコレ | Comments(0)

アンダーカバー 2016/2017秋冬

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 アンダーカバーのショーは、凱旋門近くにある劇場、サル・ワグラムで開催されました。コレクションタイトルは『Utopie』。デザイナーの高橋盾が想像する理想郷に住む人々の装いを見せる、というストーリー性のあるものでした。冒頭ではオーガンジーをハチの巣状に繋いだ飾り襟のテクニックを用いたジャケットと、ローゲージニットのドレスやダメージニットのドレスを組み合わせたセットアップのシリーズが4点。くねくね動くモデル達の動きが何とも奇妙でした。
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 その後も僧侶や新人類などのカテゴリーで服が続々と登場。キーとなるものは様々でしたが、バリエーション豊かなニットや、先述の中世の王族が着用していた飾り襟のディテールが様々なルックで使用されていました。
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 ボリュームあるローゲージニットも印象的。でも、物凄い値段になりそうです。
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 最後は“王族”たちが飾り襟のテクニックを用いたドレスで登場して幕。スタイリングやアクセサリーの使い方でかなりアヴァンギャルドに見えましたが、ショールームで服を見た限りでは、日常着として着用可能なものも沢山。やはり間近で見ないとわからないことが多いと実感したのでした~。

明日はジュンヤ ワタナベ~
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by tomoakishimizu | 2017-04-01 23:28 | パリコレ | Comments(0)

イッセイ ミヤケ 2017/2018秋冬

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 パリに戻ってきました~。偶然ですが、行きも帰りもデザイナーの中田龍三さんと飛行機が一緒。で、今回はテクノDJのケン・イシイさんを目撃。1日に日本文化会館でイベントがあるようです。夜11時から朝の6時まで続くそうで、日本文化会館ったら思い切ったことしますね。機内では仕事をしようと思っていましたが、6時間くらい寝てしまい、あとは映画3本を鑑賞。1本は、行きに2回近く観てしまった『ガール・オン・ザ・トレイン』。物凄く不愉快な内容だけれど、とても良かったです。登場人物誰をとってもエゴ丸出しで、これこそが西欧社会なのかも、と23年フランスにいる僕は思ったのでした。その対極にあったのが『僕らのごはんは明日で待ってる』という映画。まぁ、かなりのメロドラマでしたが非常に日本的。でも、もっと日本的だったのが『男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎』。芸能界からいなくなってしまった中原理枝がマドンナで、最近他界した渡瀬恒彦が恋敵役。タコ社長の娘、あけみ役で美保純が良い演技を見せていて、もうちょっと出番があっても良かったかも。寅さんについては、最近かなりの頻度で観ていたり。どうしてなんだろうと思ったら、無意識に寅さんの姿に自分を重ねていたようです。色々な場所へ出かけていっては各地のお祭で行商する寅さんは、基本的に僕がやっていることと変わりません。今回にしてようやく、なる程と思ったのでした~。
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 さて、本日よりパリコレリポートを再開です~。本日はイッセイ ミヤケ。いつもの会場、チュイルリー公園内の特設テントからパリ市庁舎に場所を替えての発表です。
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 今シーズンはシェットランド産の原毛を5色に染めて1本の糸に配合し、オーロラ色に織ったファブリックのシリーズなどが登場。こちらは特殊なのりをプリントして、高温で膨らませることでプリーツ状のヒダが生まれるテクニックBaked Stretchを応用したもので、大きなウェーブ柄とボーダー柄を重ね合わせて、独特の視覚効果を出しています。
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 Auroras×Steam Stretchのシリーズの1点。あらかじめ折り目が織り込まれた布に蒸気を当てて縮めるSteam Stretchのテクニックを発展させ、四角い布から流線型のプリーツを作ることが可能となったのだそう。平面の布を立体的に表現でき、しかも布自体に独特の動きが出て、視覚的にも物凄く目を引きました。コレクション全体を見ると、今までのテクニックのマイナーチェンジがあったり、既存のプリーツを想起させる風合いのアイテムが多かったので、中々難しい注文であることは承知の上で、次回はビックリさせてくれるようなものを期待したいと思います~。

夢の80kgオーバー。ダイエット開始です~
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by tomoakishimizu | 2017-03-31 23:24 | パリコレ | Comments(2)

ロエベ 2017/2018秋冬

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 ジョナサン・アンダーソンによるロエベは、いつも通りユネスコ本部を会場にショーを行いました。また例によってモデルが一瞬にして通り過ぎる場所だったので、写真を撮るのが大変。何とか見るに耐えるものだけをご紹介します。こちらはローエッジのチェックのシャツスリーブが付いたワンピース。パンの絵が付いたテンガロン風ハットは、特にコンセプトは無いそうです。
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 今シーズンは前2回までの発展形を見せていて、ロエベの描く女性像を提示。といっても何だか良くわからないと思いますが、僕もプレス資料を一読してもまだあやふやです。
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 ドレスのヘムはランダムのように見えるけれど、実は規則正しく作られていて、その計算されたシルエットが美しかったです。適度なクラフト感、適度なリラックス感、適度なモード感が本当に今っぽいかも。
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 とにかく、あらゆるタイプの服があり、どれか好きなアイテムが見付かりそう。実は、何か1つのテーマでくくるのではなく、様々なものを一緒くたにするのが最近のトレンドだったりします。ジョナサン・アンダーソンは、やはり新しい世代のデザイナーなんだなぁとつくづく思ったのでした~。

今日はショールーム巡りでバタバタ~
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by tomoakishimizu | 2017-03-05 19:18 | パリコレ | Comments(0)