カテゴリ:パリコレ( 792 )

ロエベ 2018春夏

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 ロエベの最新コレクションは、サン・シュルピス広場に面したショールームで発表されました。コレクションのイメージソースは、サルヴァドール・ダリの別荘があったカダケスという街。前シーズンはイビサ島の夜をイメージしていましたが、今回は同じスペインの港町がテーマで、デザイナーのジョナサン・アンダーソンは、ブランドがスペイン発であることを意識しているようです。左のニットジャージーのトップスには沢山のポケットが取り付けられていて、かなり凝った作りなのですが、こういったクラフツマンシップを感じさせるものが多かったです。
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 今回眼を引いたのが、左のモデルがぶら下げている天然ラフィア製カゴバッグ。これは利き水をするためのガラス製のコップを入れていたカゴからインスパイアされたもの。そして右のモデルは、今回のキャンペーン広告(スティーヴン・マイゼルが撮影)に登場した17歳のデンマーク人モデル、オリヴァー・ゾンネ。ジョナサンの一番のお気に入りなのだそうです。
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 ウィリアム・モリスの手によるモチーフをタペストリー風にジャカードで織った素材によるセットアップ(左)と、フォークロリックなモチーフを襟に配したパッチワークコート。
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 こちらもフォークロリックなストライプのシリーズ。右のシューズは、クロスステッチ風のメカニック刺繍が施されています。いつもながらのアーティスティックな仕上がりで、ちょっとばかりとっつきにくいですが、じっと眺めていると心地良さを感じるようになるという不思議な魅力を持った服ばかりです~。

今朝1つ目のショーは9:15から~
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by tomoakishimizu | 2017-06-24 15:43 | パリコレ | Comments(0)

イッセイミヤケ メン 2018春夏

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 高橋悠介によるイッセイミヤケ メンは、パリ大学の中庭の階段を使ってショーを開催しました。汗だくになった去年の会場と全く同じ場所。最高気温36度の猛暑の中、戦々恐々としながら行くと、日本人席は日陰~。ホッとしました。
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 今回は『砂漠への旅』をイメージしていて、それっぽくはあるけれど、しっかりとモダンにアレンジされていて、洗練されています。冒頭は、70年代から使用しているというダブルフェイスコットンを駆使し、柄状塩縮加工することで風合いを出したアイテムが登場。
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 布自体に個性や強さがあるので、アイテム自体は表向きシンプルでミニマル。でも、例えばサルエル風のパンツの内側にはプリーツを畳んでボリュームを持たせていたり、それぞれカッティングに工夫が見られます。そして全体のバランスを計算しながらスタイリングされているところが、インテリジェントな印象を与える理由なのかもしれません。
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 こちらはポリエステルブロード生地を使用したルック。足元には、祇園のない藤による草履のようなサンダルが合わせられています。
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 ポリエステル生地にローラー捺染めしたプリントのトップスを合わせたセットアップ。多くのアイテムがアイロンがけ不要で、旅の多い人にもピッタリ。というのは、三宅一生氏が活躍していた頃から変わらぬ方向性で、それを守り抜いているのは凄いことだと思います~。

猛暑やっと終わりました~
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by tomoakishimizu | 2017-06-23 21:24 | パリコレ | Comments(0)

ヴァレンティノ 2018春夏

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 まだまだ猛暑のパリ。でも、昨日行ったショーは3つとも会場にクーラーがあったので、本当に助かりました。で、今日はこちら。イエナ大通りにあるイベントスペースを会場にショーを行ったヴァレンティノです。
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 前回同様、写真を撮るのが非常に難しい場所だったのですが、新しいデジカメのお陰で何とか奇跡的に撮れた5枚をここに。右側に写っているわかめのような物体は、ジャーナリスト増田海治郎さんの髪の毛です。
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 見ての通り、表向きはスポーツウェアです。でも素材がカシミアだったり、超高級合繊だったり、繊細な刺繍が施されていたり。
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 色合いも絶妙。美しいカラーパレットは、フランシス・ベーコンの絵画に影響を受けた前回のコレクションからの流れを感じさせます。
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 刺繍を施したベルトのようなアクセサリーがポイントになっていましたが、これからショールームでジックリと詳細を眺めることにします~。

今日で猛暑は終わりのようです~
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by tomoakishimizu | 2017-06-22 22:13 | パリコレ | Comments(0)

ファセッタズム 2018春夏

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 メンズのパリコレがスタートしました。1つ目は落合宏理によるファセッタズムです。会場はバスティーユ広場に程近いショールーム、トゥモロウ。
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 最高気温が37度という猛暑の中、クーラー無しの会場は蒸し風呂状態。氷水と扇子で何とかやり過ごさなくっちゃ、なんて覚悟していったら、僕の目の前にはなんと冷房が二台もあって冷え冷え。思わず心地よい一時を過ごすことができました。でも涼しいのは冷房の前だけ、というフランスらしいオチ。出口へ移動するまでの間に大量の汗が吹き出してきました。
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 コレクションタイトルは「seek&find」。共通言語としての服に色を持たせたそうで、中々華やかな内容でした。そして、このブランドらしい、相反する要素のミックスが光っています。
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 オードレー・マルネーも登場し、「結構お金かかってる~」なんて下世話なことを思ったり。
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 ちなみに右端に写っている茶色のキャップを被っている男子は、Exileのナオトらしいです。友達が「ファンデ塗ってるね~」なんて言っていたけれど、定かではありません。それはさておき、コレクションの詳細はファッションヘッドラインのサイトをご覧ください~。

デジカメ換えて画質がちょっぴりアップ~
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by tomoakishimizu | 2017-06-21 22:54 | パリコレ | Comments(0)

サカイ 2017/2018秋冬

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 サカイのショーは、グランパレを会場に開催されました。コレクションを見終わった後はそんなにピンと来なかったのですが、写真を見返してみたら、あれもこれも素敵、みたいなことになっています。こちらは色レースをあしらったパジャマ風2ピース。
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 ミリタリーボンバースのディテールを使ったドレス。ひねりとバランス具合がとてもサカイっぽいルック。
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 ヘム部分を糸抜きしてフリンジにしたチェックのケープコートには、スキーウェアのフードをミックス。
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 ぱつぱつにダウンを詰め込んだジャケットには、所々シースルーになっているデニムスカートをコーディネイト。
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 ツイードのセットアップ。ツイードって割とオバサン臭が漂いやすい素材ですが、アレンジ次第でモダンになりますね。
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 スカンジナヴィアンニット風モチーフの刺繍トップスとプリーツスカートのセットアップ。サングラスはリンダ・ファーローとのコラボレーションだそう。安定した、でもちゃんと攻めの部分もある美しいコレクションでした~。

明日から古物紹介を再開~
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by tomoakishimizu | 2017-04-10 19:24 | パリコレ | Comments(0)

ノワール ケイ ニノミヤ 2017/2018秋冬

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 二宮啓によるノワール ケイ ニノミヤは、コム デ ギャルソンのショールームを会場にミニショーを開催しました。毎回朝9時15分からなので、結構なプレッシャーです。
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 コレクションテーマは『花』。黒を強調させる色として、今回初めて赤が登場しました。でも黒も赤もコム デ ギャルソンを想起させる色になっていますね。
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 かなり着易そうなアイテムも沢山あるのですが、編み込みをしてあったり、チェーンを縫い付けてあったり。実は間近で見ると物凄く凝ったことをやっていて、ああ、やっぱりブレてないなぁって感心したのでした。こちらのケープは、カットしたオーガンジーをトゲ付茎の形にカットしたテープを通してバラのように仕上げていて、う~ん、上手く説明できないけれど、とにかく素晴らしい出来栄え。二宮啓という人のロマンティストの側面がよく現れた美しい作品です。
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 最後はPVCシートを折り紙のように畳んで花のように仕上げたケープやドレスが登場。繊細な手仕事の積み重ねで圧倒的なボリュームを見せていて、『あ~、これこれ。これぞケイ ニノミヤっ!』と隣のスタイリスト女子と納得し合ったのでした~。

明日はサカイ~
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by tomoakishimizu | 2017-04-09 01:16 | パリコレ | Comments(0)

ニナ・リッチ 2017/2018秋冬

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 ニナ・リッチのショーはグラン・パレで開催されました。最近、あまり話題に上らないブランドの1つとなっているためか、ついつい招待状の要請メールを送り忘れていたのですが、ファッション通信から招待状を融通してもらうことができ、またブランド側からも許可を頂けて無事入場。久々に見たコレクションは見応えあるものでした。
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 ウェスタンのディテールとマリー・ローランサンのミックス。というと、かなり荒唐無稽な混ぜ具合ですが、デザイナーのギヨーム・アンリは架空のストーリーを服に置き換える天才なので、それを難なくこなしています。エレガンス、セクシーさ、新しさ、若々しさなど、どれをとってもバランスが良かったです。
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 今シーズンのトレンド素材であるコーデュロイをあしらったセットアップ。コートはレザーとミックスしています。
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 そのまま、マリー・ローランサン作品を思わせるプリントのピエロカラーのドレス。実はマリー・ローランサンの絵って全然ピンと来ないのですが、彼女の作品をテーマにした何か、というワンクッションがあると中々良いなって思ったり。
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 グレーブルー、そしてピンクというマリー・ローランサンのカラーパレットで統一。どのルックも良く練られていて、全体を通して美しいと思えた数少ないコレクションとなりました。次回は忘れずに招待状のリクエストメールを送らなければと反省したのでした~。

明日はノワール ケイ ニノミヤ~
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by tomoakishimizu | 2017-04-07 23:06 | パリコレ | Comments(0)

コム デ ギャルソン 2017/2018秋冬

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 ヴィヴィアン・ウエストウッドのショーは大概大幅に遅れてスタートするので、次のコム デ ギャルソンのショーに間に合わせるために最初からヴィヴィアンを飛ばしてしまうジャーナリストが多かったりします。でも、仕事として請け負っている僕は、ギャルソンのためにヴィヴィアンは行かなというわけにもいきません。ということで、ヴィヴィアンのショーが終わった途端に走り出してメトロへ駆け込み、ギャルソンの会場であるエリゼ・モンマルトルへと向かいました。で、努力の甲斐あり間に合いました。
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 コレクションタイトルは『the Future of Silhouette』で、川久保玲の独自解釈による未来のシルエットを描いて見せていました。フロッキー加工シートやラミネートシート、リサイクルフェルト、中綿素材など、織られていない“アンファブリック”な素材を使用。土偶のようだったり、ハンス・ベルメールの球体間接人形のようだったり、摩訶不思議な世界。5月4日からはNYのメトロポリタン美術館で大々的に回顧展が行われる予定で、特に今回はメモリアル的なコレクションだったかもしれません。
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 こちらはシリコンでレースモチーフを描いたドレス。これらの作品は店頭に出されることはなく、特別に注文を受けての販売となるそうです。ブティックでは、コレクションのエッセンスを散りばめたアイテムが並びます。
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 僕なんて1体目から衝撃を受けていたのですが、皆さんは現代アートに接した時のように、ごくごく平静を装っていました。ここで声を上げてしまったら、途端に田舎者と思われてしまいますからね。業界関係者としてそれだけは避けたいのでしょう。でもきっと内心はザワザワしていたに違いありません~。

明日はニナ・リッチ~
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by tomoakishimizu | 2017-04-06 22:36 | パリコレ | Comments(0)

アンドレアス・クロンターラー・フォー・ヴィヴィアン・ウエストウッド 2017/2018秋冬

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 コム デ ギャルソンの1つ前に行われていたショーをご紹介しなくてはいけません。夫がメインデザイナーとなったヴィヴィアン・ウエストウッドです。会場はグランドホテルのボールルーム。何と本人がモデルとして2回も登場し、大喝采となりました。
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 今シーズンは、アンドレアス・クロンターラーのオーストリア人とのしてアイデンティティが色濃く反映されているそうで、クリムトの絵画や、ウィーン工房というアトリエが作っていたチロリアンモチーフの子供服からインスパイアされているそうです。ちなみにこちらはメンズ。
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 とはいえ、ヴィヴィアン・ウエストウッド本来のテイストはしっかり残しています。本人がデザインしていた時よりも、ゴチャゴチャ感が減って分かりやすくなったという評価もちらほら。
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 オマケ。パメラ・アンダーソン。遠目でも、たわわだけど何だか奇妙なフォルムの胸に釘付けでした~。

明日は本当にコム デ ギャルソン~
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by tomoakishimizu | 2017-04-05 20:46 | パリコレ | Comments(4)

アクネ ストゥディオズ 2017/2018秋冬

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 アクネのショーは、イベントスペースのパヴィヨン・カンボンで開催されました。今シーズンはスイス出身の画家、パウル・クレーから影響を受けているそうで、そこにアクネらしいDIYの作風をミックスしています。コラージュ的な手法がとてもアーティスティック。
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 アイテムによってはバックサイドが開閉するシステムになっていて、襟とボタンがあしらわれていたり、背中が大きく開いていたり。相変わらずの美しいカッティングを見せていましたが、今までに使用してきたボンディング素材は無く、新しい方向性を見せていました。
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 繰り返す部分と刷新する部分をしっかりと分け、ブランドの新鮮さを保とうとしているという意味で、デザイナーのジョニー・ヨハンソンは本当にインテリジェントだと思います。かといって、無理矢理な新しさを演出することも無く、リラックスしているところにも好感が持てます。もしかしたら現在のアクネは、僕にとってのドリス・ヴァン・ノッテンのような、安心して見ていられるブランドになりつつあるかもしれません~。

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by tomoakishimizu | 2017-04-04 22:26 | パリコレ | Comments(0)