カテゴリ:生活用品( 519 )

ムスティエのオクトゴナル・プレート

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 昨日に引き続きオクトゴナル・プレートをご紹介します。こちらはムスティエ産。パリ市内の古物市で見つけました。でも1枚のみ。実は2枚あったのですが、片方はヒビが目につき却下しました。ムスティエについては、僕が出演した番組でも取り上げられていたので、ご存知の方もいると思いますが、プロヴァンスのムスティエ・サント・マリーという村で作られている陶器。1830年に窯が閉鎖され、20世紀になって復活を遂げつつも、釉薬の配合など、解明できない技法があるそうで、似て非なるもののようです。ただ、素焼きに白い釉薬をかけ、地のテラコッタ色がうっすら見える厚手の陶器、という特徴は残されています。
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 で、こちらのプレートについては、復活してからのものと思われます。もしかしたら現行品? Fayanciersとなっていますが、これはスペルミスでFaïenciersが正解のはず。
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 オクトゴナルプレートは19世紀初頭からある形で、陶器以外にピューター製のプレートも存在します。淵にあるツブツブは、アクセサリーでいうミル・グレーヌ(1000粒の種)の意匠で、かなりクラシカルな雰囲気のもの。陶器に関しては、クレイユ、あるいはモントロー、あるいはクレイユ・エ・モントローが制作していただけでなく、ムスティエも花模様や鳥をモチーフにしたものを作っていたようです。また20世紀になってサルグミーヌも復刻版を出していたり。こちらのムスティエのプレートは、昨日の絵付け皿に比べるとより一層使いやすいですが、何せ1枚しかないのが玉に瑕です~。

ちなみに元々軟らかいので割れやすいです~
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by tomoakishimizu | 2017-08-22 22:12 | 生活用品 | Comments(0)

ヴーヴ・ペランによる絵付のモントロー製オクトゴナルプレート

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 フェイスブックを見ていると、どこどこでバカンスを過ごし、何々を食べました~、とか、随分と優雅な方々が多く、それに比べて僕ったら突き動かされるように毎日仕事をしていて、結局丸一日休むなんてこと、半年以上していない気がします。予定を詰め込みすぎていると指摘されたりするものの、フリーランスゆえに立ち止まると、そのまま全てが台無しになることもあり、どうしても動き続けないとダメ。一昨日なんて、スーパーのレジ係の女性に「あら、バカンスに行ったの?」などと質問され「???」となっていると、「日焼けしてるじゃない?」と続き、白肌七難隠すをモットーに生きてきた僕としてはショックを受けつつも、「古物市巡り焼けです~」と正直に答えておきました。優雅に見えるのかもしれないけれど、実状は全然違います。「何のために仕事をしているのか」と訳わからなくなることもしばしばなのですが、我を忘れて突き進むしかないのだと強く思いつつ、今日も動き回ります~。
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 さて、本日はこちら。ヴァンヴの蚤の市で見つけた、クレイユと合併する前のモントロー製のお皿のセットです。「もうお皿はうんざり」なんて思っていたけれど、あまりにも特別なものだったので、ついつい手を出してしまいました。こちらはモントローのプレートに、マルセイユのヴーヴ・ペランという窯が絵付けをしているもの。ヴーヴ・ペランはヴーヴ(未亡人)と付くだけあって、窯業を営んでいた男性と結婚し、未亡人になった女性が引き継いだ窯。1803年に閉めているので、こちらのお皿はそれ以前のものとなります。ということは、200年以上前の制作?
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 どこの風景なのかわかりませんが、おそらくはマルセイユなのでしょう。東洋の磁器の意匠からの影響を感じさせます。
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 書き手が違うのか、同じ柄でも雰囲気が全く異なります。こちらは割と下手。でも目立つような貫入が少なく、状態は最高です。
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 どうしてモントローの皿にヴーヴ・ペランが絵付けをしたのか、は謎ですが、きっと特別な注文があったのでしょう。
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 ちなみにフラットなお皿3枚は傷物なので、お安く提供予定。スープ皿11枚のうち5枚は微妙に欠けがあるので少しお安く、完品でも貫入が多くて汚れている物もお安くします。もちろんセット売りではありません~。

出来れば使わずに飾ってください~
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by tomoakishimizu | 2017-08-21 20:16 | 生活用品 | Comments(4)

ストラスブール焼風ショコラ・ショー用ポット

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 パリ市内の古物市で見つけた、ホット・チョコレート用の陶製ポットです。全てハンドペイント。
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 マイセンやドレスデンなど、ザクセン州の磁器を思わせるフローラルモチーフ。比べてしまうと華やかさは異なりますが、かなり頑張っていると思います。
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 アルザス焼は、18世紀にアノンというオランダ人が始めたそうで、19世紀に途絶えますが、後世、様々な窯がアルザス風のフローラルモチーフを復刻させています。リュネヴィルは19世紀末にこのフローラルモチーフを使用したシリーズを発表していましたし、以前ご紹介したフローラルモチーフのサルグミーヌ産ソーストレイも、今思えば紛れもなくストラスブール風。そしてこちらのポットは、おそらくは第2次世界大戦後にストラスブール焼を参考にしてアルザスで焼かれたものと思われます。でも、サインの有無を確認し忘れていることに気付きました。この繊細な絵付けからすると、もしかしたら18世紀のアノン家のオリジナル作品だったりして。それはないか~。

多分サインは無かったような…
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by tomoakishimizu | 2017-08-04 22:52 | 生活用品 | Comments(0)

サクランボ柄ショコラショー・セット

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 パリ市内の古物市で見つけた、ホットチョコレート用のポット、シュガーポット、そしてカップ&ソーサーのセットです。もしかしたらクリーマーがあったのかもしれませんが、ネットで検索をしても出てこなかったので、それについては全くわかりません。こちらはハンドペイントではなく印判です。
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 現在も続く高級磁器店ベルナルドーの製品でした。こちらのバックスタンプは1900年から1979年まで使用されていたもののようで、年代を特定するのはかなり困難。繊細な作りから推測するに、おそらくは1940年代頃までの制作ではないかと思われます。ホットチョコレートだけでなく、コーヒー用にもお使い頂けますが、世の中ポットとカップ&ソーサーを使ってコーヒーを飲む人がどれだけいるのか、という問題があったりもします。そしてバラ売りにするかセット販売にするか、といういつもの苦悩。今回については、サクランボ柄が本当に珍しいので、コレクターズアイテム化覚悟でセット販売にする予定です~。

その分お手頃価格で提供予定~
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by tomoakishimizu | 2017-07-30 10:47 | 生活用品 | Comments(0)

ホウロウ製バラモチーフポット

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 ルミネマン渋谷でのポップアップイベントも、本日が最終日となりました。相変わらずののんびりさ加減ですが、最後まで頑張りたいと思います~。
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 本日はこちら。アリーグルの蚤の市で見つけたホウロウ製のポットです。おそらくは1930年代以前の制作。内側はこんな感じでまあまあ。でも実用は薦めません。植木に水をやるときにお使いください。こちらのポットはまだパリのアパートにあり、次回運んで来るつもり。でも「えっ?」と思うくらい大きいので、日本行きを先延ばしにしそうな予感です。どなたか「是非実物を見たい」という方がいたら直ぐに対応したいと思いますが、そもそもこの種のポットの需要がほとんど無いのが難点。やはり日本行きは相当先になりそうです~。

本日18時くらいから片付け始めます~
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by tomoakishimizu | 2017-06-18 09:24 | 生活用品 | Comments(2)

ちりとりとブラシセット

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 ルミネマン渋谷でのイベントも残すところあと2日となりました。あまりにもユッタリし過ぎていて、昨日なんてデジカメを買いに1時間くらい出てしまいました。まぁ、今日は土曜日なのでそんな余裕は無い、と願いたいところです~。さて、本日はこちら。パリ市内の古物市で見つけた、見ての通り、ちりとりとブラシのセットです。おそらくは1950年代以前の制作。もしかしたら戦前かもしれません。ほとんど使われてこなかったようで、目立つ傷が無く、ブラシも毛の抜けが無く、中々良い状態です。ルミネマン渋谷にて大絶賛販売中です~。

今日ツヤ出しワックスかけてみます~
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by tomoakishimizu | 2017-06-17 10:15 | 生活用品 | Comments(0)

ムカフのコーヒーミル

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 パリ市内の古物市で見つけた、ムカフというメーカーのコーヒーミルです。おそらくは1960年代の制作。プジョーのコーヒーミルと比べるとマイナーな存在で、その数も圧倒的に少なく、非常に珍しいと思います。
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 こちらが甲冑の頭部をあしらった商標。Bte S.G.D.G.(Breveté sans garantie du gouvernement)の刻印は「その製品を使用した時に不都合が生じた場合、政府が保証しない特許物」という意味で、1968年まで使われていたものです。
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 状態もまあまあで、おそらくは使用可能。コーヒーミルの機能については、他のメーカーのものと比べていないので何ともいえませんが、オブジェとして中々の造形美を見せていると思います。ディスプレイとしておすすめです~。

明日水曜日は定休日ですのでご注意を~
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by tomoakishimizu | 2017-06-06 11:10 | 生活用品 | Comments(0)

クレイ・エ・モントロー社製ソース入れ

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 東京にやって来てからは毎日気温が高く、寝苦しくて起きてしまうこともしばしばでした。エアコンをかけて急激に冷やしてから寝ているのに、気温が下がるはずの明け方に暑くなって目が覚めてしまいます。どうしてだろうと思ったら、真新しい冷蔵庫が熱を発していて、部屋全体を暖めていることがわかりました。そして色町側からの太陽光がドアを熱していて、それも原因だったよう。でも昨夜から涼しくなりホッとしています。最初はどうかなと思っていたウィークリーマンションですが、今となっては結構気に入っていて、昨日は窓から富士山が見えてビックリ。北側の窓からは御神体が、南側のドアからはラブホ街が見え、この落差も中々面白いかも。そういえば、この色町で昔の友人が女装して通りで商売をしていた話を思い出しました。酔っ払いの男性相手で、女装した男であることをバレないよう様々なテクニックを駆使していたと話していましたが、詳細は書けません(笑)。そして女装つながりで、中国のマダム・バタフライを思い出し、最終的にはシンミリしてしまったのでした。
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 脈略のない話はこれくらいにして、本日はこちら。クレイユ・エ・モントローによるソース入れをご紹介します。残念ながら淵に欠けが見られます。
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 でも、それを補って余りある曲線美を誇っていると思います。クレイユ・エ・モントローの陶器はどれをとっても完成度が高く、他の窯と比べても群を抜いています。
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 1884年から1920年まで使用されていたバックスタンプ。ごめんなさい。適当に19世紀半ばとか吹聴していました。でもおそらくは100年以上経っているはず。カレーのルーやドレッシングを入れたりしても良いかもしれませんが、色が付いてしまう可能性大なので、アクセサリートレイや造花を飾る花器としてお使い頂ければと思います~。

本日は遅刻せずに13時に参ります~
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by tomoakishimizu | 2017-06-04 11:05 | 生活用品 | Comments(2)

ミーシャ付マスタードポット

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 パリ郊外の古物市で見つけた、モスクワオリンピックのマスコット、ミーシャのフィギュアが付いたマスタードポットです。結構な厚みがあるので、半磁器製と思われます。
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 バックスタンプ。何が書いてあるのかチンプンカンプン。大阪へ行ってから、東欧グッズ博士のイスクラさんに色々と教えてもらわないといけません。僕の推測では、1980年当時のソ連製と思われます。
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 中にはこんなものがへばりついていました。この種のミスがあっても、問題無しとして出荷されていたのでしょうね。
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 何の動物だか全くわかりませんが、キリンのような匙がキュート&気持ち悪。さて、サッポロ・アンティーク・マーケットは本日が最終日となります。皆さんのお越しをお待ちしています~。

9日間アッという間でした~!
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by tomoakishimizu | 2017-05-21 09:29 | 生活用品 | Comments(0)

ウィリアム・ハットン&サンズ社製フクロウ型水差し

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 フクロウを象った水差しです。パリ市内の古物市で発見。歪んでいたり、凹んでいたりしますが、直球型の魅力にしてやられ、何度も悩んだ挙句の購入です。
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 Wm H&Sはウィリアム・ハットン&サンズというメーカーを指し、バーミンガムにて1930年まで存続していたそうです。EPBMはElectro Plated Britannia Metalの略だそう。知りませんでした。おそらくはピューターを主にした合金なのだと思います。ちなみに目はグラスアイ。
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 なぜだかわからないけれど、最近動物モチーフのものが増えているような気がします。でも、出発点がぬいぐるみなのだから当たり前か、とも思ったのでした~。

明日もフクロウ~
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by tomoakishimizu | 2017-05-04 22:18 | 生活用品 | Comments(0)