カテゴリ:パリの蚤の市( 10 )

12月31日(土)の巻

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 それから別のオッサンのところで、僕が集めているミニミニ動物シリーズを作っていた西ドイツの会社によるゼンマイ仕掛け犬を見つけ、値段を聞くとこれもやっぱり20ユーロ。これって年末ヴァンヴ値段なの?あんた達安くしてるつもり?ということで、10に値切ったけど、元値が25ユーロだったので15以下にはしないと強情なオッサン。結構強い調子だったので、意志は固いなと見ました。でもこっちも意志は固いし、引き下がるつもりナシ。何よりも25ユーロで売りたいんだったら、地面に置いた段ボールの中に放り込まないで机の上に置けって感じです。扱い悪すぎ。一瞬その場を離れ、2回目に10ユーロと値切ったけどまたダメで、3回目に片手に10ユーロ札をにぎり、小銭をポケットに入れて臨みました。10はもちろんダメだったけど、有り金はこれしかないないと言いながらポケットの小銭を見せ付けたら12.5ユーロくらいだったけどOKに。オッサン、僕にしてやられたね。

 さて、このワンちゃんを現場で見たとき、既視感に襲われました。「もしかして既に持ってるのかな。」と自問自答。でも「そんなことはない、これって良く売られてるから見覚えあるんだよ、きっと。」なんて思って帰宅。ゼンマイ仕掛け動物コーナーを見たら・・・。
やっぱりあった。写真だとちょっと違って見えるけど、まったく同じものでした。

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 同じレコードを間違って何枚も買ってしまうという事故は、毎年何度も起きますが(かなりアルツ)、今までにぬいぐるみでは起こっていませんでした。とうとうこの時が来たか、という感じです。この種の事故が一度起きてしまうと、僕の場合かなり厄介。「これって持ってたかな。忘れた。」と思い出すことを放棄してしまい、「でも持っててもいいや、好きだから。」で、結局買ってしまう、ということになるのです。重複してるレコードの数、かなりあります。でもね、「これはアメリカ盤でこっちはフランス盤で違うのぉ。」なんて思うようにしてるんですけど。

 このワンちゃん、ゼンマイを巻くと少し前進し、停止したらワンワンって鳴きます。さすがドイツ製は違う(あ、でも日本製のゼンマイ仕掛け玩具も素晴らしいものが沢山。値段が高すぎて買えませんけど)。で、以前買っていたもう一つのワンちゃんはちょっと壊れていて、歩いてくれるけどワンワンって鳴かないんです。そうなんです。完全品をゲットできたと思って納得することにしました。

ワンちゃん達は晴れて兄弟になれました。ランキングへ。

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by tomoakishimizu | 2006-01-13 04:15 | パリの蚤の市 | Comments(2)

我が家の門番ピエロ

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今日はアパートの入り口の壁に掛けている門番ピエロ君を紹介します。

3年位前に友人と共にパリ15区の子供用バザーを訪れましたが、それは裕福な英国人家庭が集うチャリティー目的のものでした。年末だったので、売っているものはクリスマス関係の飾りだとか家庭用品、そして要らなくなった玩具など。ぬいぐるみも売っていて、大きな段ボールの中に彼はいました。確か20サンチームだったはず。特に古いものでもなく、全身化繊で出来ていて、恐らく10年経っているか経っていないか。でもブルーの目と真っ赤な唇、そして着ている色鮮やかなアルルカンの服がきれいで、ほれ込んでしまったのです。

 家に持って帰り、そのまま飾るにはちょっと個性が足らないと思い、思い切ってリフォームすることにしました。顔だけ見ているとちょっと怖くて、この人は我が家の番人になる資格アリだな、なんて。そこで、もっと強そうに見せるために爆弾とムチを持たせることにしたのです。爆弾は、要らなくなったテレビのコードの芯を出して、それをいくつか束ねて色を塗り、糸で巻きました。ムチもテレビのコードを利用し、黒い紐を接着。帽子には、ヴィンテージのフレンチジェットのビーズを刺繍し、ローズカットのクリスタルを張りました。服にはスワロフスキーのクリスタルを散りばめ、ピンクのリボンを首に巻き、目はクリニアンクールで買った古い吹きガラス製の人形の目を接着し、唇にはラメを付けました。

 ちょっと変態っぽく見えますが、怖そうでしょ?この人のお陰で、家に悪いものが入ってこないような気がします。ピエロ君、これからも宜しくね。

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by tomoakishimizu | 2005-11-18 22:21 | パリの蚤の市 | Comments(5)

10月23日(日)の巻

 朝11時半に地下鉄マビヨン駅へ。Kくんと愛犬ミミちゃんと一緒にヴァンヴへ。この日は天気も良くて、物凄い人の出でした。
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 前日から気付いていたんだけど、市の始まりの方でガラス細工のストックを売っている人がいて、そこにヒゲ付きの葉っぱとお花が一組になっているものの束が売られてた。束一つが20ユーロと言われてどうしようかと迷ったけど、もう手に入らないと思って買うことに。4束握って40ユーロに負けさせることに成功。しかも割りとすんなり。こんなもの買う人中々いないだろうし。潔いオッサンは偉い。戦直後のものらしい。箱に一緒に入っていたガラスの部品は、三角の方は、本当は鳥が付いていたのだけど外れちゃったもの。一つだけ入っていた円盤は、何のためのものだか不明。
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 それから、やっぱり前日に注目していたカンガルーのぬいぐるみが、その時は20ユーロだったのが、当日は5ユーロ・コーナーに置かれていて即買い。オジサンは高い値段じゃ売れないって気付いたんだろうな。かなり傷んではいるけど、目はガラスだし、モヘアで中綿が木目。このポップな感じからすると、多分50年代のフランス製。全長24cm。カンガルーの赤ちゃんがカンガルーに見えないところがご愛嬌。あんたクマだよ。

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 そして前日から約束していたミコさんのところへ行き、クマを見せてもらうが即決。僕が集めているクマのブルー・ヴァージョン。9月11日の巻で紹介済みのものと同じシリーズ。20ユーロと言われたけど、18ユーロに負けてもらう。値段は相場くらい。ミコさんは知り合いの古物屋のフランス人女性から譲り受けたとか。その女性はクマの顔が嫌いでミコさんに売ったらしいけど、人の好みというのは色々だなあと。年代は40年から50年でフランス製。全長18cm。

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 そこからメトロを乗り継いで、パリ南東の郊外の街、メゾン・アルフォールへ。ここはかなりの率で古物市をやっている所。まあまあの層が住んでいるので、まあまあのものが出る。駅から20分ほど歩いて、川伝いの道に出店が約400。殆どが地元住人で、家の不用品を売っているけど、中には値打ちがあるものを安く売っている人も。この場合の値打ちって、かなり個人的なものなんだけど。
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 多分普通の住人でプロじゃないオバサンが、ロバのぬいぐるみを売っていた。別珍とおが屑で、素材も一緒だし。5ユーロを4ユーロに値切って買う。

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 タグを見ると、ハーマン・ペッカー、メイド・イン・ジャパンってなっていて、ドリーム・ペッツとは違うんだろうけど、限りなく近いぞ。時代も同じくらいだろうな。50年代とか60年代。

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 それからディズニーのドナルドダックの小さいヴィニール製フィギュア(全長約15センチ)を見つけるも、売っているオバサンが留守にしていて、その場にいた女性は値段がわからないという。4回くらい前を通ったけど、全然戻ってこなくて、前で暫く待ったらやっと来た。30分くらい掛かったかも。1,5ユーロと言われて、それでも夢のように安いのだけど、4回もやってきたのよ、ってその場にいた女性が言ってくれて、1ユーロになった。イタリア製で、多分70年代のもの。



 そして元来た道を戻ってメトロで帰宅。この日も結構良い買い物が出来ました。お花は値打ちもんだったと思うし、ドナルド君は激安!
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by tomoakishimizu | 2005-10-27 02:44 | パリの蚤の市 | Comments(4)

番外編 

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 今年の6月に行われたエルメス社主催の競馬、ディアンヌ杯へ行った時に、訳わからない状態でシューティングに付き合わされました。純奈ちゃん以下3姉妹と共に。それで何の雑誌に出るのかも知らされず、月日が発ち・・・。
 友人宅にWADというファッション誌が置いてあって、友人に向かって「何でこんな変な雑誌買うの?」なんて言ってたんだけど、そこに自分が載ってました。
 家の近くのディスカウントショップで物凄く安く買ったヴィヴィアンのジャケットに、某セレクトショップの投売りセールで物凄く安く買ったフィリップ・トレーシーの帽子。帽子には自分でスパンコールとビーズを刺繍。コサージュはヴァンヴの蚤の市で買った羽製のお花。50年代のものだと思う。これもそんなに高くなかったな。5千円で買ったマノロ・ブラニクの靴を含めて、全部で3万円くらいだったかも。そんな安上がりファッションだったけど、男性の中で一番目立ってた(と思う)。

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by tomoakishimizu | 2005-10-19 03:39 | パリの蚤の市 | Comments(5)

10月1日(土)の巻

  本当は午後に友人が来るはずだったのがドタキャンされてしまい、気落ちしながらもサン・ドゥニ通りの古物市へ。ここはパリの中の歓楽街で、でも安い服も売られていて、パリ近郊のヤング達で賑わっているので、東京でいえば歌舞伎町と竹下通りを足して2で割ったような感じ。でもかなりダサい。
e0074478_2394590.jpgそれはそうと、毎年不定期だけどこの通りで行われている古物市は、プロと住民がバランスよく店を出している。セックスショップや覗き小屋の前に店ができていて、かなり不思議な雰囲気。
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e0074478_240296.jpg 最初にフランス人夫婦のスタンドでバンビちゃんを5ユーロで買う。目はガラスで、中綿は木目。素材はモヘア。売っている夫婦の話では、50年代のものらしい。僕もそう思う。

e0074478_2404883.jpg それでこのバンビちゃん、実は2匹目。3年前、パリの東にある街シェルで買ったものと全く同じ。でも写真で比べると、色とパターンが少し違う。前々から持っていた方にはタグの切れ端の跡があって、それがトリコロールカラーなので、ブランドはフランスのジャンジャック。かなり安物チックなぬいぐるみばかりを作っていた会社だけど、このバンビちゃんは味があるな。早速手洗い。でも中のワイヤーがグニャグニャなので、中綿の木目を取り出して詰め替える予定。尻尾の部分に何か固いものが入っているのだけど、多分鳴き声が出る小さな部品だろう。でももう鳴らない。


e0074478_2411348.jpg これ何だかわかります?西太后の拷問人形じゃありません(わかる人にはわかる?)。

e0074478_2412974.jpg 実はマッチボックス。これは売っている女性(恐らく僕より若い)のおばあちゃんのものだったらしい。だから、戦後直ぐくらい?それとも戦前?マッチも入っていて、それが艶々していてきれい。3ユーロで値切らず。家に帰ってきてみたら、10ユーロの値札が付いてた。きっと売れなかったんだろうな。

e0074478_2414657.jpg ボックスの底に擦るためのヤスリが付いていて、素人さんが勝手に作ったのではなくて、多分こういった製品が売られていたんだろうな。昔の人は横着せずに偉かったと感心しちゃいました。

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by tomoakishimizu | 2005-10-02 02:38 | パリの蚤の市 | Comments(0)

19世紀のトルソー

 パリの東に位置するモントルイユの蚤の市は、パリの蚤の市の中でも特に歴史が古く、始まったのは19世紀初頭。クリニアンクール、ヴァンヴと比べてみると、特に泥棒度が高い。誰でも出店できる雰囲気があって、浮浪者や失業者、移民など様々な人々が集まるため物騒な感じもする。特に古着が多く、また新しい生活用品も沢山売られていて、例えばうちで使っているトンカチは、僕がパリに来た当初にモントルイユで買ったもの。そんな泥棒市的な場所なので、良いものが安く手に入ることも多い。
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 この19世紀のものと思われる立体裁断用トルソーは、今年の8月28日にモントルイユの奥の方のスタンドで購入。昔は女性がコルセットをしてくびれた腰を誇るのが当たり前だったので、立体裁断をする時もコルセットを締めた状態のトルソーを使っていたわけです。で、クチュリエのポール・ポワレが、女性から身体を締め付けていたコルセットを解放したのが1910年なので、まあ19世紀というのは大体合っているはず。これは42号なんだけど、腰周りは何とたったの55センチ。昔の女性は、コルセットのせいで内臓が圧迫されて長生きできなかったって話を聞いたことがあるけど。皆さん、現代に生まれて良かったですね。   
 先に日本製の50年代のぬいぐるみ2つを発見し、それが2つで10ユーロと言われ、それからそのトルソーの存在に気付いた。ぬいぐるみとトルソー両方で20ユーロといわれて、かなり悩む。部屋はぬいぐるみとレコードで飽和状態。置き場所がない。既に友人から譲ってもらったトルソーがあるし。でもこのコルセットを締めた状態の上半身のトルソーは、そう簡単にお目に掛かれるものではない。今までに見かけたのはほんの数回だけだったし、売っていてもかなり高いことは知っていた。結局買うことに。で、お金を払ってトルソーとぬいぐるみを受け取ってちょっとビックリ。あまりにも汚かった。トホホ。家に帰ってから修繕しなきゃ。
 ということで、早速汚い麻布を縫い目通りに切って外し、それを型紙に起こした。本当に汚くて、麻布は黒カビだらけだし、内側は白カビだらけ。マスクをして作業。本体は紙を粘土状にして型にはめたもので、保存していた場所が湿気ていたのか、所々陥没して歪んでいる。そこに粘土を埋め込んで補正。腕と首のところについている木の部品は、やはり汚かったので黒ペンキを塗った。
 そして次の日に僕のフェイヴァリット・カラーのフューシャ・ピンクの布を探しに18区の布屋街へ行き、帰ってきて型通りに裁断して縫合。それを依然カビだらけのトルソーに被せて縫い合わせてお終い。かなり大変な作業。
e0074478_22393599.jpg ちょっと皺が寄っちゃったけど完成!やっぱり安い話には裏があるのね。


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by tomoakishimizu | 2005-09-30 22:42 | パリの蚤の市 | Comments(4)

9月26日(月)の巻

 11時、フローリストの斎藤由美子さんと一緒にタクシーでクリニアンクールへ。由美子さんは恵比寿でお花の店「ブーケギャラリーHANACHIYO」を経営。最近はブーケのみならず、アーティストとのコラボでコサージュも作っています。ちょっと乱暴な表現だけれど、ゴシックやパンクをイメージさせて、シックでグラマラスな感じ。彼女のお花の作品からは想像もつかない作風で、その引き出しの多さには感心させられます。展覧会の予定も決まっていて、既にセレクトショップからも注文が来ているとか。それで今回の蚤の市行きは、その素材を調達するのが目的。
 クリニアンクールってぎりぎりパリ郊外になるけど、一応便宜上パリの蚤の市にカテゴライズしておきます。オープンしている店が少なくなるけど、月曜日もやっているところが便利。

 最初に、よく行くマダムの店へ。ここは様々な素材が豊富。でも最近はちょっとお値段が高め。いつもいるマダムは息子の面倒を見るためにおらず、巨漢の夫の方が相手をしてくれた。由美子さんはそこで結構買い込んで、1時間以上いたかも。

e0074478_0173533.jpg 僕好みのリボンを見つけ、それだけ買おうとしたら、クライアントを連れてきてくれたお礼にとくれた。Y子さん有難う。巻き直してあるのだが、多分20~30年代のものだろう。それかもっと昔かも。素材は柔らかいのでシルクだと思う。ピンクの地だが、緑のストライプの部分が筒状に織られている物凄く複雑な構造。


e0074478_0211311.jpg それからヴェルネゾン地区へ。クリニアンクールって、いくつかの地区に分かれていて、それぞれ特色があるのだけど、それについては後日。そこで人形とぬいぐるみを売っている新しいお店を発見。結構良いぬいぐるみを割と安く売っていて、JPMブランドで眼が青いクマを見つけてしまい、60ユーロを40ユーロにするというので心動かされる。また由美子さんも、僕も持っているシュタイフのラマを買いたいと言い出して、それぞれを35ユーロにしてと由美子さんが交渉。店主のオジサンは一瞬戸惑うも、結局交渉は成立。オジサンは、どちらかというと人形の方が専門だとか。男のくせにお人形集めだなんて、と同族嫌悪。由美子さんがぬいぐるみを買ったのは意外だったけど、どうもこの様子だとぬいぐるみ集めを始めてしまいそうな予感。JPMはJouets Paris Massyの略。40年代からぬいぐるみを作っていた会社で、現在は存在せず。僕は既にこのJPMのクマを6匹持っているが、いくら持っていても良い位好き。この日買ったブルーの眼のクマは、今までに見たことがなく、しかも素材が本当のモヘアで、僕にとっては超レア。人形作家のOさんも集めているので、近いうちに自慢するつもり。自慢する相手がこの世で一人しかいないのもなんだけど。
 

e0074478_024139.jpg それから色々と店を見て回って、ビーズとブレードを売っているリリーさんのお店へ。そこで由美子さんはブレードを買い込む。僕はYさんも買ったプラスチックのカメオを1個もらった。クライアントを連れてきたお礼に。またまた由美子さん有難う。


 そこからポール・ベール地区のレストランへ行こうとしたら、コスチューム・ジュエリーの店ではまってしまい、由美子さんはプードルの置物3体とネックレスを購入。それからレストランで御飯を食べる。


e0074478_0243896.jpg 本当は500グラムのステーキを頼んだのに、出てきたのは220グラムでガックリ。一応文句を言ったが、そのままで良いことに。


 そこからポール・ベールの中のバッグと服を売っているお店へ行き、色々と見せてもらってから鋳物屋へ。ここは本当に古い店で、ドアの取っ手や内装用の金属モチーフなどを売っている。でも気に入ったものがなくて、それからサラの店へ。


e0074478_0402211.jpg 行く途中小汚い猫に遭遇。人懐っこいが、汚くて触る気が起きなかった。


e0074478_0252062.jpg サラの店は沢山のクチュリエ達がネタを探しにやってくる店で、一日じゃ全部見切れない。結局由美子さんは何も買わず。


e0074478_0273620.jpg そこからもう一つの鋳物屋へ行く途中、魂が抜け切ったようなアラブ人のオジサンのスタンドで、僕が集めているロルダンの人形を発見。というか、そこにあることを知っていたのだが、前に値切って失敗していたので放ってあった。でもやっぱり買い手が付かなかったようで、まだそこにあった。というか、僕の到来を待っていた。15ユーロを10ユーロに値切って買う。今回は彫刻家ヴァージョン。髪が黄色で金子国義画伯を髣髴とさせ、共通の友人である由美子さんも「似てるかも」。


 もう一つの鋳物屋へ。そうしたら由美子さんが探していた、イーゼル型の写真スタンドを発見。10個買う。他にもお店で使えそうなアイテムが結構あって、由美子さんは満足の様子。

 それからモモの新譜レコードのスタンドへ。モモはダンス・ミュージック・ラヴァーのアラブ人で、もう10年の付き合い。彼はその日パリ市内の店へ出ていて、彼のアシスタントがいた。由美子さんもいたので、試聴せずにハズシなしのレコード3枚を購入。


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Patti Labelle feat. Carlos Sanchez When U Smile (2005年米盤)
 ガラージ・ディーヴァ、パティ・ラベルの最新作。レディー・マーマレードの人ね。このFall Out Recordsって恐らく海賊レーベル。スティング、ジャミロクァイ、アッシャー、マライア・キャリーのディープ・ハウスのリミックスをリリースしている。でもどれもハズシなし。曲は最初のイントロから涙。超哀愁。リミックスはダリル・ジェイムズとフレッド・マクファーレン。ダリル・ジェイムズは90年代からハウスのフィールドで活躍していたけど、最近のリミックスは本当に良い。今年初めにリリースされたパティ・ラベルのNew Dayのリミックスも最高でした。

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Quentin Harris & Robert Owens Always (2005年米盤)
 ディープ系のハウスで知名度を上げているプロデューサー、カンタン・ハリスと、シカゴ・ハウスのオリジネーターの一人とされるロバート・オーウェンスの共作。読んで字の如し、というような感じのディープ・ハウス。もうちょっと派手なものを期待してたんですけど。ハマリ系で、しみじみ。

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Ananda Project “Relight” EP2 (2005年米盤)
 アトランタ出身のクリス・ブランによるアナンダ・プロジェクト。Shouldn’t Have Left Me、Secrets、そしてB面にI See YouのDJスピナ・リミックスのタイロン・フランシス・エディットを収録。どの曲も本当に素晴らしいけど、やっぱりB面。オリジナルのスピナ・リミックスの最後のパートが、いきなり最初の方に出てきてしまい、あとはそのままの調子が続くエディットが新鮮。怒涛のようなキーボード・ソロで、かなりクラクラきます。

 それからリリーさんのお店の本店、リリー&ダニエルへ。ここはヴィンテージの雑貨など、ありとあらゆるものを扱っている、本当にアリババの洞窟のような店。由美子さんはここで素材になりそうなブローチなどを買い込む。そこに6時過ぎまでいて、タクシーを呼んでもらい、7時前にパリへ。この日はお供で行っただけなのに、色々と頂き物もしてしまい、収穫が多い一日でした。

 斎藤由美子さんのホームページは以下の通り。既成の枠にとらわれない、強い個性と新しさを感じさせるお花です。
ブーケギャラリーHANACHIYO

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by tomoakishimizu | 2005-09-30 00:37 | パリの蚤の市 | Comments(7)

9月24日(土)の巻

 12時半頃、ロンドンから来ている友人のH子ちゃんとバスチーユで待ち合わせて、一緒にパリギリギリ郊外のヴァンセンヌの古物市へ。そうしたら蚤の市好きのカメラマンA夫妻に会い、ここはゴミばっかりだったので15区へ行くと言われる。Aさんは毎週末新聞の情報をゲットしていて、その15区の古物市の話は僕の持っている情報誌には載っていなかった。

でも結局そこは裕福な人達が多い住宅街で、結構いいものがあった。

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 僕が集めているアルファのクマの仲間を発見し、鼻が取れていたが3ユーロで購入。僕と同い年、35歳の娘がそこにいたが(僕と同い年とは思えないくらい老けてた)、売っているマダムの母親が孫(その35歳の娘)に70年代初めにプレゼントしたものだったとか。アルファは70年代には消滅してしまったフランスのぬいぐるみ会社なので、最後の時代のものといえる。70年代はプラスチックが主流だったのに、アルファのぬいぐるみの眼はガラスで、そこにこだわりが感じられる。60年代以前のものは手足が固定されているが、この日買った白熊は可動する。家に帰ってきて、恐らくこんな鼻ではなかったかと思いながらフェルトで鼻を付けてあげた。そうしたら一気に表情が変わったのでビックリ。でもちょっと大き過ぎ?

e0074478_2371914.jpg それから60年代の白いクマのぬいぐるみを買う。発見者はH子ちゃん。売っているフランス人のオバサンが自分のものだったというので、60年代というのは合っているのだろう。ケン人形の服を着せられていたが外した。中綿は木目ではなく、そば殻のようなものが入っているみたい。眼はガラス。値段は1ユーロ。さすがに値切りませんでした。


e0074478_2373338.jpgタンタンの実写映画の本を2ユーロで買うが、65年オリジナルのものを80年に復刻したものでちょっとガックリ。


 それからビュット・ショーモン公園横でやっている古物市へ。そこでは動かすとお腹が鳴る50年代のクマが100ユーロで売られていたが(売っているオバサンはTeddy社のものだと言っていたが、本当のところはわからない)、とても買える値段ではなく諦める。
 フランス人家族のスタンドで80年代の12インチを2枚買う。2枚で2ユーロ。

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Kylie Minogue Got Be Certain (1984年オランダ盤)
 ちょい恥ずかしいが買ってしまった。日本の家にも12インチがあるはずだけど、この盤にはExtra Beat Boysのリミックスが入っていてお買い得。Wham!のBad Boysの声がサンプリングされていてかなり寒い。でもやっぱり好き。カイリーちゃん。

e0074478_238956.jpgStarship We Built This City (1985年ドイツ盤)
 超商業ロック。ダサい。でもVictior Floresのリミックスということで買ってみました。曲がダサいから、いくらリミックスしてもダサい。これがクラブで掛かっても、踊らないだろうな。


e0074478_2382758.jpgどこの国のものだかわからない言葉を喋っているオジサンから、ライオンのぬいぐるみを買う。Trudiというタグがついている。尻尾は折れているし、耳は片方外れていたが、全身モヘアで木目。眼がプラスチックだが、かなり魅力的。5ユーロを3ユーロに値切った。帰ってきて調べたら、Trudiは元々ドイツ人女性がドイツで始めて、イタリアで夫を見つけて結婚してイタリアでもビジネスを展開した会社だということがわかった。現在は息子が継いでいて、この会社はまだまだ現役。このライオンは60年代のものでした。


 昔DJやってました、みたいな黒人のお兄さん(でも実は結構歳行ってるんだろうな)から、80~90年代の12インチを3枚買う。値段すっかり忘れてしまったが、1枚2ユーロで5ユーロに値切ったような・・・。

e0074478_2385052.jpgMicheal Jackson Jam(1991年米盤)
 これも日本の家にあるんだけど、どうしても聴きたくなって買っちゃった。オリジナル・プロデュースは当時R&Bの寵児だったテディ・ライリー。リミックスはロジャー・サンチェス。ラップはヘヴィーD。Don't Stop ‘Til You Get Enoughのロジャー・サンチェス・リミックス入り。


e0074478_239741.jpgTLC What About Your Friends(1992年米盤)
 彼女達のファースト・アルバムからの確か2枚目のシングル。リミックスのラップはアウトキャスト(この頃からいたのね)。懐かしさだけで買ってみました。


e0074478_2392533.jpgMicheal Watford Mighty Love(1986年米盤)
 94年にメジャーレコード会社のEast Westからアルバムを出している彼の80年代の12インチ。でも本当に86年の作品?と言いたくなるくらい、90年代の彼の作品とクオリティ的に変わらない。これぞガラージという感じ。プロデュースはアン・ヴォーグなどもプロデュースしていたスマック・プロダクション。


 そしてカメラマンのAさんから教えてもらったバラールでの古物市へ。Aさんが後から電話で教えてくれたように、かなり良かった。

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e0074478_2403121.jpgディズニーのビニール製フィギュアを発見。売っているのは、路上に布を敷いて品物を置いている割と若いフランス人カップル。ミッキー、ドナルド、ワンワン物語の犬、あとのもう一つは良くわからない。4つともイタリア製。ドナルドとミッキーは特に古い(と思う)。わんわん物語の犬は60年代。最初1個10ユーロといわれて、それでもかなり安い方なのだが、4つで20ユーロと頑張り、結局それでOKになってしまった。ちょっとやり過ぎ?

 それからメチャクチャ可愛い犬のぬいぐるみを発見。眼がブーツのボタンで、戦前のものだというのは明白だったんだけど、値段が30ユーロで、20ユーロまで下がったがあともう一声って感じで、後で攻め入ることに。

e0074478_240487.jpg腐りかけの汚い大きな箱の中に入った大量のスパンコールを売っているフランス人家族のスタンドがあって、大きい袋が一袋4ユーロ、小さい方が3ユーロといわれた。10ユーロという答えが返ってくるのを念じながら「全部買ったら?」と聞いたら、本当に10ユーロと返ってきたので即買い。物凄い量。モチーフと色からすると、多分60年代70年代。アクセサリーの作りかけも入っていて、家族の誰かにアクセサリーデザイナーか内職をしていた人がいたのかも。とにかくかび臭くて袋を入れ替えた。でもまだかび臭い。地下の物置に入れっぱなしだったのでしょう。

e0074478_241751.jpg それでさっきの犬のぬいぐるみを交渉しに。15ユーロと粘ったが、18ユーロまでにしかならず、もう諦めて買うことに。
 H子ちゃんと一緒に帰ってきて、スパンコールを整理。そしてぬいぐるみを洗った。犬のぬいぐるみは、洗っている間にブチの色が抜けてしまったがきれいになった。そして何気なく耳をめくってみたら、なあんと象のマークが入ったボタンが付いていた。
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そう、1910年以前のシュタイフ!ビックリした。鼻が無いし、中綿の木目が潰れてお腹の部分がダブダブで、難あり品だけど、毛糸のような素材で出来ている歯が生えていたり、本当に芸が細かい。フォルムも奇跡的に美しいし。いい買い物をした。Aさん有難う。

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by tomoakishimizu | 2005-09-28 02:47 | パリの蚤の市 | Comments(4)

テントウムシ(本当は引き車)

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 唐突ですが、これシュタイフらしいです。本当のことはよくわからないんだけど。この写真見て何だかわかりました?タイトル通りテントウムシなんだけど、こんなも作るのはシュタイフしかないと思っていたら、裏が取れた。
 このぬいぐるみ、モヘアで中綿が木目。結構古いものだと思う。買ったところはクリニアンクールで、僕が良く訪れるお店。前の支配人がこの店のラッキーチャームと言って自慢をしてたけど、決して売ってくれなかった。今年になってその支配人が別の店へ異動。今年の夏に友人の仕入れの手伝いをしている時に、その店の倉庫でこのテントウムシ君がホコリだらけになって放置されているのを発見。それで新しい支配人に、売ってくれと頼んだら、「こんなもん欲しいんですか?」みたいな顔をされた。それで10ユーロでどう?って言ったら「そんなに価値があるものにも思えないんですけど、いいですよ。」だって。もっと安く言えばよかった。
 家で丸洗いしたけど、チョコレート色の水が出た。
 そして今月、ヴァンヴの蚤の市でこのテントウムシ君の兄弟に出会いました。しかも車輪が4つ付いている。実は引き車だったことがわかった。売っているオバサンは得意気に「シュタイフよ」と言う。ああ、やっぱり。シュタイフじゃないぬいぐるみをシュタイフだと言って売っている人は沢山いるけど、この時ばかりは信じました。だってこんなぬいぐるみ作っても、普通の会社じゃ売れないでしょ。シュタイフは今でもテントウムシのぬいぐるみ作っているし。でもその引き車、値段が150ユーロだったので買えませんでした。車が付いてないテントウムシ君で充分。
 僕、ソーチメントブック持っていませんが、フランスで売っていなくて、ドイツのシュタイフ美術館へ行ったら買おうと思ってます。

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by tomoakishimizu | 2005-09-23 01:19 | パリの蚤の市 | Comments(4)

ビニール車シリーズ


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初回に登場したカンガルーと同じシリーズです。馬かロバかわからないけど(多分馬)、良く見ると歯が剥き出しでかなり凄い顔。それぞれ色が微妙に違っていて、そのパターンは数限りなくあったはず。薄いビニールなので、触るとペコペコ。でも今の時代のものにはないチープさがあって、これはこれで好き。今年の3月くらいに、13区の大学生寮が集まっているシテ・ユニヴェルシテール近くにあるランジス広場の古物市で買いました。路上で不定期に行われる市で、結構いいものが見つかる。売っていたのは一般人ではなくて、古物を専門に売っているフランス人のおじさんで、確か2つで10ユーロくらいだった。50年代のものと言っていたけど、本当は良くわからない。

e0074478_20165292.jpgこれはそのおじさんが暫くして、マレ地区のはずれ、ブルターニュ通りでの古物市で出したのを買ったもの。本当は沢山持っていたらしいので、他に何色のヴァージョンがあったのか気になるな。この牛は家に来た友人達が結構怖がるんだけど、コワ可愛いでしょ?顔が青いところがポイント。フランスには笑う牛「ヴァッシュ・キ・リ」というチーズがあるんだけど、そのパッケージに描かれている赤い牛に似ているので、もしかしたらその製品のノヴェルティーだったのかも。良くわからないけど。このほかに何点か車輪付きビニール玩具を持っているので後日紹介します。
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by tomoakishimizu | 2005-09-16 20:28 | パリの蚤の市 | Comments(2)