パリ市内の古物市で見つけたフォークです。フォークといっても、肉の塊をガッツリ突き刺せる、大きくて立派な作り。先端は鋭利で、容易に凶器となります。残念ながら、セットだったであろうナイフはありません。
様式的にはアールデコっぽいですが、情報が皆無なので当てずっぽうです。持ち手部分はシルバープレート。
鍛冶職人がたたいた鋼鉄、となっています。ということで、持ち手とフォークの先端は、各々分業で制作されたはず。
このフォーク最大のナゾがこちら。フォークの裏側にこのようなパーツが付いています。
何かを挟めるようになっているのです。23年のパリ生活で、レストランは色々と行きましたが、このフォークを使用しているところには出くわしていません。これは一体何なんだろう、と思いながらフランスのサイトを検索してみましたが、検索ワードの入れ方が悪かったのか、何も引っ掛からず。日本のサイトで検索したら、2軒ほどアンティークショップの販売サイトが見つかりました。でも、手を怪我しないようにするためのガイド、とか、肉を挟むストッパー、とか書いてあるだけで、具体的に説明していません。結構いい加減~。「あ、でも何もわかっていないのに販売して、自分もいい加減…」と反省したのでした~。
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