実は、商品整理のために昨日から実家に戻っています。ジェイアール名古屋髙島屋さんでのフランスフェアの準備のためです。そろそろ告知しないといけないですね。といいつつ、1ヶ月以上後のことなので、もう少し経ったらにしたいと思います。
さて、本日はこちら。久々にクリニャンクールへ行ってみたら出会ってしまった花器です。ホコリだらけで真っ黒でしたが、クリニャンクールは相変わらず強気で、値段交渉が難航しました。おそらくというか、十中八九ドイツ製。
帽子の中に子猫がいて、身を乗り出している、というコンセプト。でも、その猫に可愛さの微塵もないところがウリかもしれません。
ほとんど化け猫ですね。こんなに耳が尖っている猫って実際にいるのでしょうか。でも、顔の彩色はかなり繊細で、中々良い仕事をしていると思います。
この種のものとしては、状態が良いのですが、残念ながら、この葉先が折れています。まあ、それくらいです。
バックスタンプが無いため何ともいえないのですが、もしかしたら相当古いものかもしれません。ヨーロッパの磁器の多くは中国の磁器からの影響があり、年代を経ると共に線の数がシンプルになっていき、簡素化されていきます。そしてこの猫の顔を見る限りでは、かなり頑張ってペイントしているので、制作年代は古いのではないか、という単純な推測です。まぁ、19世紀以前の制作、というザックリなくくりにしておきます~。
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