日本に到着しました~。土曜日からスタートのサッポロ・アンティーク・マーケットの告知は明日します。で、本日はこちら。パリ市内の古物市で見つけた、十字架とパンジーなどの花が入ったドームガラスの額です。おそらくは1950年代の制作。実は購入を決心するまでに1ヶ月を要しました。最初にパリ郊外の古物市で見つけた時は、あまりにも悲惨な状態だったのです。でも値段が高くて断念。
ドームガラスと十字架と花は無傷でしたが、額の底部分に使われていたアルミ板が朽ち果ててガラスから外れていたのと、十字架と花を固定していた黒いフロック加工の紙がボロボロ。その他にも大きな虫の死骸が横たわっていました。おそらくは19世紀~20世紀初頭に建立されていた箱型の墓の中に飾ってあったもので、長い年月を経て金属が腐食し、隙間から虫が入ったのでしょう。
針金にシードビーズを通して装飾した十字架(土台は素焼きの磁器)と花を入れたドームガラスの額というのは中々出会えない代物。というわけで、頭の中にずっと残っていたのでした。販売していた業者は顔見知りで、その後何度か古物市で会っていましたが、その時はこの額を売っていませんでした。だからてっきり売れたものだと思い込んでいたら、パリ市内の古物市で売りに出していて再会。今度は値段が下がっていたし、額に「直してくれて~」と言われているような気がして購入です。
フロック加工の紙は中々見つからないので、黒のベルベットを代用。アルミの板も入手し辛いので、厚紙を使うことにしました。厚紙とガラスの接着面は、ベルベットのリボンで縁取って隠し、壁に掛けられるようにフックも装着。日本出発前で時間的余裕が無い中、我ながら結構頑張ったかも。あとは大切にしてくれる里親を探すのみです~。
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