日本行きが迫っていますが、ここ最近の週末は金・土・日、あるいは土・日・月と3日もの間、古物市巡りでバッチリ時間を取られ、商品の整理が追いつかなくて少々焦っています。ちなみに今日も祭日(メーデー)で、パリ郊外の大きな古物市二ヶ所を巡ってきました。それはそうと、昨日の郊外へ行く電車での出来事。休日だと思って気を抜くと、乗車券検査官が突然現れたりするのですが、昨日はパリを出た辺りから3人の検査官が乗り込んできました。僕は定期券を銀行引き落としで買っているのでもちろん問題なし。でも、後方に座っていたアフリカ系の女性が無賃乗車をしていて、3人に取り囲まれています。身分証明書を出せといわれているのにゴネまくって差し出さず、困った検査官は女性に「ここで大人しく30ユーロ払うか、次の駅で警察に引き渡されるかのどちらか」という二択を迫るまでに発展。それでも女性は大声を上げてゴネ続けています。とうとう検査官は次の駅がある街の警察に連絡し、女性を突き出す準備に入りました。そうしているうちに駅に到着し、僕はそこで降りたのですが、その女性が僕の脇を超特急で走って逃げていきました。女性だから身体に触れるわけにはいかず、拘束できなかったよう。彼女はまんまと逃げおおせたわけです。何だかなぁ、ちゃんと電車賃払っている方が馬鹿らしくなりますよ。こういうことってさほど珍しくなく、ごく普通に起きるているわけですが、主張を押し通した人が大概勝ってしまうフランス社会は、以前にも増して混乱を極めている印象。まあ、選挙前でザワついているのかもしれないけれど、この国ったらどうなるのやらと思ったのでした~。
さて、今日はこちら。パリ市内の古物市で見つけた、ジャポニズム柄のティーセットです。といっても、カップ&ソーサーは無し。
構図が安藤広重の『月に雁(つきにかり)』っぽいけれど、雁(がん)ではないし、スズメかと思ったけれどツバメっぽくもあり、でもツバメは尾が2本に割れていて違うなぁ、なんて。
上が松で下が笹?よくわかりませんが、割と適当に描いたものなのかもしれません。
ダダというリモージュの窯の制作。でも詳細は全くわからず。様式から察するに、1920~30年代のものではないかと思われます。ここまで日本ぽいと微妙な感じもしますが、陶磁器の販売が好調なノリタケの郷、名古屋へ持って行こうかなと計画中です~。
眺めていると段々良く見えてきます~人気ブログランキングへ