パリ市内の古物市で見つけた、サン・テューズ焼のティーセットです。本来ならば6セットあるドゥミタッスですが、最初から欠損していて、今回は2残念ながらセットのみのご紹介となります。
サン・テューズは南仏に近いドローム県の村。現在でもレヴォルという窯が残っています。レヴォルはランプベルジェのランプや、リキュール用の器で一部の人には知られているかもしれません。でも、リモージュ焼に比べたら、サン・テューズ焼自体がマイナーな存在。長石と磁器用の土であるカオリンを含んだ粘土で作られた半磁器で、少し厚ぼったい感じが持ち味になっています。そしてこのピンクも特徴的で、おそらくは30~40年代に流行ったもの。で、これらをどう販売するかが悩みの種。ドゥミタッスは2セットしかないし、クリーマーは2脚もあるしで中途半端。やはりバラ売り必死でしょうね。ティーポットは全然売れ筋商品ではないので、「一生売ってます」商品となることを覚悟で持っていくしかないかも~。
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