本当にパレットなのか良くわかりませんが、おそらくはその類のものだったと思われる、ジアン焼の陶器です。ジアンはパリより南に下った街で、1821年にトーマス・ハルムというイギリス人が陶器の生産を始めました。ちなみにハルムの家族はモントローの窯も所有していたそうです。フランスの焼き物も、外国人が始めたところが多いですね。
こちらのバックスタンプは、1855年の博覧会でメダルを取ったと書かれているので、その直後くらいの作だろうと思われます。
目立つ欠けやヒビはありません。白だけれど深みがあり、ズシリと来る重さと相まって、その魅力にとりつかれること請け合い。実際に手にして頂きたい一品です~。
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