アンリアレイジのショーは、ウェスティンのボールルームで開催されました。ナポレオン3世様式の重厚な内装ですが、意外と服がマッチしていたと思います。今回は反物のロールをテーマにしていて、ロールに巻いたデニムをドリルを装着したロボットアームで削り出した2着が冒頭に登場。こちらは彫刻家の名和晃平とのコラボレーションだそうです。ちょっと硬そうですが、地層のような、年輪のような不思議なモチーフが出ていて面白い仕上がり。1着に300メートルのデニムを使用しているそうで、床に敷かれているのがその削り屑。
年輪もモチーフの1つになっていて、円を重ねたようなジオメトリックなモチーフのジャカードのコートなど、結構エレガントなアイテムも登場。
こちらはジッパーをあしらったバイアスのドレス。使い古された方法ではありますが、テーマの流れの中で見せているので馴染んでいました。
ロックミシンの端部分を表にして縫い合わせたコートドレス。物凄く凝った作りでした。
これが凄かったです。カットしたフェルトを重ねたドレス。前回が割りとテクノロジーに頼り過ぎの傾向があって見ていて辛かったけれど、今回は丁度いい感じ。最近は心動かされるコレクションには中々出会えませんが、今シーズンのアンリアレイジには新鮮な驚きを与えてもらえました~。
今日のメインはドリス~人気ブログランキングへ