先ず、昨日ご紹介したナオの置物は、フォックステリアではなくシュナウザーだと思い直しました。まぁ、どちらもテリア種ですが。それで、本日もワンちゃんの磁器製置物をご紹介します。犬種はマルチーズ? アリーグル市場で色々と買い付けをした時に、支払を終えた後こちらの置物をしげしげと見ていたら、店主が「あげるよ」と言い出し、遠慮なく頂いてしまいました。ラッキー。2つ珠をぶら下げているのが何ともいえずご愛嬌。
向こうも商売。タダでくれたのは理由があります。ご覧の通り、帽子が壊れていました。でも裏側なので、飾る分には気になりません。前面にはカゴを手にぶら下げていたと思われますが、こちらも失われています。でも喪失感はそれ程でもなく。
窯の印はこれだけ。Sの字に二本線って、一体どこのマークなのでしょうか。もちろんセーヴルではなさそう。
相当なダメージはあるものの、顔の可愛さが全てをカバーできている感じ。型抜きではなく、手で彫刻しているようで、かなりのレベルの窯のものであることは確か。おそらく所有者は貴族以上の階級だったはず。型抜き特有の軽さは無く、持つとズシリときます。その製法と筆致の繊細さから推測するに、もしかしたらロココ時代の制作かもしれないと思いました。相当古そう。で、こちらは頂き物だし、ダメージが尋常ではないし、個人的にとても気に入っているので販売はしません。すみません~。
さて、今日は本年度最後の記事アップとなります。年6回、パリ-日本を往復しながら、年6回のパリコレをこなし、自分なりに精一杯頑張れました。それは周囲に色々と支えてもらったからこそで、本年度も本当にお世話になりました。皆さんの期待を裏切らないよう、来年度も頑張りたいと思います~!
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