人気ブログランキング | 話題のタグを見る

イリス・ヴァン・ヘルペン 2016/2017秋冬

イリス・ヴァン・ヘルペン 2016/2017秋冬_e0074478_23362037.jpg
 イリス・ヴァン・ヘルペンのプレゼンテーションは、築ほぼ500年のプロテスタント教会オラトワール・デュ・ルーヴルで開催されました。こちらは黒のコットンとチュールにレーザーカットしたパール加工の素材を手縫いしたもの。
イリス・ヴァン・ヘルペン 2016/2017秋冬_e0074478_23363450.jpg
 ディテールはこんな感じ。深海生物のような、椎茸の内側のような、ベトナム料理のフォーの上に乗っているセンマイ(大嫌い~)のような、摩訶不思議なテクスチャー。
イリス・ヴァン・ヘルペン 2016/2017秋冬_e0074478_23365315.jpg
 コレクションタイトルは『Seijyaku(静寂)』。名和晃平の作品からインスパイアされたそうで、ビーズを散りばめたようなドレスが登場していました。こちらのSeijyakuドレスは、ガラス球をシリコンで固めたもの。ちなみに、このモデルはプレゼンテーションが始まって10分くらいで倒れてしまいました。
イリス・ヴァン・ヘルペン 2016/2017秋冬_e0074478_23371627.jpg
 プリーツ素材を有機的に組み合わせたドレス。手でプリーツをかけているそうです。そういえば、プリーツで有名な日本の某ブランドによる最初期のプリーツ作品は全て手でプリーツをかけていたそうで、友人の叔父さんがそれを担当していて、その作業が余りにもハードで病気になったって言ってました。余計な情報でしたね。
イリス・ヴァン・ヘルペン 2016/2017秋冬_e0074478_23373560.jpg
 こちらは人間の髪の毛の5分の1の細さの糸で織られているオーガンザを使用したドレス。日本のしぼりのイメージなのだそう。こちらの方がセンマイっぽいですかね。好きな食材じゃないからよくわかりません。むしろモリーユ茸?
イリス・ヴァン・ヘルペン 2016/2017秋冬_e0074478_23383958.jpg
 音楽は、ミュージシャンの長屋和哉が奏でる仏具でいう鈴(りん)のような鐘の音のみ。教会なので物凄く響きます。割とラフな格好ゆえに、最初見た時この人誰?なんて。今回は日本に関連する事象が多かったのですが、コレクションの仕上がりは日本的というよりかは、イリス・ヴァン・ヘルペンそのものでした~。

明日はみんな大好きアルマーニ~
人気ブログランキングへ

by tomoakishimizu | 2016-07-08 23:42 | パリコレ | Comments(0)
<< ジョルジオ・アルマーニ・プリヴ... アトリエ・ヴェルサーチ 201... >>