イリス・ヴァン・ヘルペンのプレゼンテーションは、築ほぼ500年のプロテスタント教会オラトワール・デュ・ルーヴルで開催されました。こちらは黒のコットンとチュールにレーザーカットしたパール加工の素材を手縫いしたもの。
ディテールはこんな感じ。深海生物のような、椎茸の内側のような、ベトナム料理のフォーの上に乗っているセンマイ(大嫌い~)のような、摩訶不思議なテクスチャー。
コレクションタイトルは『Seijyaku(静寂)』。名和晃平の作品からインスパイアされたそうで、ビーズを散りばめたようなドレスが登場していました。こちらのSeijyakuドレスは、ガラス球をシリコンで固めたもの。ちなみに、このモデルはプレゼンテーションが始まって10分くらいで倒れてしまいました。
プリーツ素材を有機的に組み合わせたドレス。手でプリーツをかけているそうです。そういえば、プリーツで有名な日本の某ブランドによる最初期のプリーツ作品は全て手でプリーツをかけていたそうで、友人の叔父さんがそれを担当していて、その作業が余りにもハードで病気になったって言ってました。余計な情報でしたね。
こちらは人間の髪の毛の5分の1の細さの糸で織られているオーガンザを使用したドレス。日本のしぼりのイメージなのだそう。こちらの方がセンマイっぽいですかね。好きな食材じゃないからよくわかりません。むしろモリーユ茸?
音楽は、ミュージシャンの長屋和哉が奏でる仏具でいう鈴(りん)のような鐘の音のみ。教会なので物凄く響きます。割とラフな格好ゆえに、最初見た時この人誰?なんて。今回は日本に関連する事象が多かったのですが、コレクションの仕上がりは日本的というよりかは、イリス・ヴァン・ヘルペンそのものでした~。
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