イッセイ・ミヤケのメンズコレクションは、ジュッシュウにあるパリ大学の中庭で発表されました。その日は最高潮に高温多湿。中庭なのだからきっと吹きさらしで涼しいに違いないと思ったら、最上階は雨除けのビニールシートで覆われていて、通り抜ける隙間がなくてほぼ無風。猛烈な暑さの中でのショーでした。
席には叩くと冷たくなるクールバッグが置かれていましたが、ものの5分でぬるくなり、全然役に立ちません。僕は凍らせたペットボトルを持参してきたものの、ショーが終わる前に全て溶けてしまいました。
肝心のコレクション。インドのバラナシを旅した時のイメージからインスパイアされたのだそう。写真では飛んでしまってわかりませんが、白いアイテムには部分的に縮ませて凹凸を出した素材を使っていて、あの強烈な光の下では遠くからでもそれが良くわかりました。暑かったけれど、あの会場の選択は良かったのだと思います。全体的にリゾートを思わせるリラックスした雰囲気のアイテムで構成されていて、デザイナー、高橋悠介の得意とする染めの要素も見られ、相変わらず充実の内容でした。
音楽は幾何学模様というバンドの生演奏で、長髪の皆さんが奏でる音はとてもサイケデリック。新しい世界へ連れて行ってくれそうでした。
ショーが終わって立ち上がると、シートには自分のお尻の形に汗が滲んでいました。「キャー恥ずかしい」と思って他を見ると、お尻の跡だらけ(笑)。「パリコレって本当に大変~」って思った瞬間でした~。
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