今日からメンズのパリコレです~。日本から戻ってきてあっという間。何だか頭の切り替えに必死になっている感じかも。それで、本日1つ目のショーは落合宏理によるファセッタズムです。ジョルジオ・アルマーニが支援して昨年ミラノでショーデビューをしましたが、パリでの発表は初。
場所はバスチーユ広場からほど近いショールーム。風の全く抜けない建物で、天井はガラス張り。本日最高気温28度で湿度が79%なので、ほとんど蒸し風呂状態でした。スタイリストの村瀬ちゃんなんて全身グッチでキメキメでしたが(そんな格好恥ずかしくないのかよ~って思ったけど)、珍しくカツラから汗がしたたっていました。「あとで着替えてくるぅ」って言ってましたが(苦笑)。
話を戻して。今回のコレクションは、パリでショー発表だからという気負いも感じられず、ただ自分の表現したいことを服に仕立て、淡々と見せていた感じがします。
様々な要素を崩したり組み合わせたりして、そのズレやブレを印象付ける方向性は変わらず。西洋服飾史にとらわれない、日本、特に東京だからこそ成立する服だなぁ、というのが率直な感想。方向性は違うけれど、サカイと重なる部分があると思いました。
最後の晩餐を思わせる刺繍のワッペンを取り付けたブルゾン。スポーティな要素を前面に出しつつも、どこかにひねりがあって新鮮。
ハイビスカスなど、様々なモチーフをミックスしたテキスタイルのセットアップ。ふと、最近話題のヴェトゥモンも想起させました。でもヴェトゥモンは伝統的な服の枠にこだわっているところが多分にあって、その点ファセッタズムは自由な感じがします。どちらが悪くてどちらが良いとは全然言えませんが、結構近いところにあるのに、同列には語れない難しさがあったり。
デザイナーの落合宏理氏。昨年の時点で、これからは発表の場をヨーロッパに移したいと語っていましたが、どうなるのか気になるところです~。
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