七宝モチーフ付き真鍮製レリーフ宝石箱

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 パリに帰ってきました~。嫌いだけど好きなパリ。一度離れたら恋しくなるけれど、住むとイライラする街。ウンザリなことも沢山あるのに、どういうわけか長居してしまう。そんな中で懸命に生きなければならず、どうしても現実に引き戻される訳です。帰ってくる度に嫌な場面に出くわして「あ~あ」って落胆。両極端で相反する、この微妙な感覚は何なのでしょうかね。などと書きつつも、往ったり来たりの生活が続いるため、そんな気分になるのは慣れっこで、慣れというよりかは麻痺に近いのかも。そして10日後くらいからパリコレが始まり、人生グチャグチャです。でも、そんな生活も10年以上になるので、完全に麻痺。というか、慢性的中毒?

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 さて、今日はこちら。パリ郊外の古物市で見つけた、見た目通り物凄く古い宝石箱です。真っ黒だけど発掘品ではありません。おそらくは19世紀中頃以前のものではないかと思われます。もしかしたら19世紀初頭。

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 中はこの通り。ロココ風の花モチーフのシルクが貼られています。ロココ風ではなく、本当にロココ時代のもの、という可能性も捨てきれず。そうしたら、18世紀半ばということになりますかね。でもまさかねぇ。

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 この擦り切れ具合を見る限りでは、200年くらい経っていてもおかしくないかもしれません。

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 真鍮レリーフは鋳型で抜いているとはいえ、物凄く繊細な仕上がりです。そして、何よりもこの七宝焼のモチーフが素晴らしい~。細かな絵付けが施されていて本当に美しいです。

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 フタと前面と背面に3つずつ、左右の面に1つずつ七宝焼パーツが付き、ローズカットの小さなカボションが散りばめられ、つるんとしたカボションが隅を飾っています。

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 残念ながらこちらのパーツが1つだけ抜け落ちています。格好がつかないので、僕の持っている19世紀末のローズカットのカボションをはめ込んでみました。でもすみません。日本に発つ直前に作業をして切羽詰まっていたので写真は撮れず。とにかく、阪急うめだ本店に見にいらして下さい~。

全体的にはヨレヨレです~
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by tomoakishimizu | 2016-02-19 23:25 | 調度品 | Comments(0)
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