オパリーヌガラス製祭壇用花瓶

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 パリに戻ってきました~。今日は早起きして部屋の掃除機がけをし、アリーグル市場へ。そうしたら、広場の蚤の市に、同業者と思われる日本人女性が2人。友人いわく、僕がパリにいない間に、もの凄い数の日本人業者が毎日来ていたそうで、今までの英国アンティークとは違う、フレンチ蚤の市ブームの到来をこんなところでも実感できたのでした。僕が書いたものだけでなく、フランスの蚤の市についての本はたくさんあり、それらを読めば大概のことがわかり、ネットでの情報もあり、普通に行きやすくなっているし、僕がブログで発表したものをイベントや催事で販売しているのを見ると、割と簡単にやれちゃいそうだと思うのかもしれませんね。まあ、僕みたいに実地販売ではなく、ネットでビジネスをすれば実際に簡単なことは確か。でもですね、業者が増えて物が溢れると飽きられるのも早いと思うわけです。ブームというのは怖い。ジェイアール名古屋タカシマヤさんでのトークショーでも話をしましたが、ブームが去ったら僕も淘汰されてしまう可能性があります。もしそうなったら、それは単純に僕の蚤の市への情熱が無くなったから淘汰された、と説明できそう。今のところ、情熱は無くなりそうもないですが。そんなことを考えながら帰りのバスに乗っていると、乗車券を持っているかどうかを調べる検査員が乗り込んできました。僕は銀行引き落としの定期券を毎月買っているので問題なくパスしましたが、使用済みの切符を何枚か持つマダムが引っ掛かりました。「いつもはちゃんと切符を買っているのに、今日はたまたま未使用の切符が無くて乗っちゃっただけなのよ~」と抵抗。身なりは悪くなく、お金に困っている感じには見えません。それなのに、面倒くさいからという理由で切符を買わずに無賃乗車するわけです。抵抗してもどうしようもないのに、大声で自己弁護。そんな姿を恥ずかしいと思う感覚が無いのはフランス人だからなのでしょう。それ以前に、日本のように乗る時も降りる時も切符を機械に通すシステムを採り入れれば良いだけだと思うのですが。やはり日本とは全く違う異国に来たのだ、と愕然としたのでした~。

 さて、今日はこちら。パリ市内の古物市で見つけた、オパリーヌガラス製の花瓶です。祭壇用としたのは、僕が何となくそう思ったからであって、確証はありません。

 おそらくは20世紀初頭のもの。高さは21cm。欠けもヒビも無い、重厚感タップリの花瓶です。状態が良いので、屋内で使われていた、もしくは全く使われていなかったのかもしれません。

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 祭壇用としたことについて、何となくそう思った理由は無いわけではないので、ちょっとだけ書いてみることにします。先ず1つ目。この花瓶には、制作の時の型の跡がくっきり残っていて、それは邸内に置く質の高い調度品というよりも、お墓などで使う一過性のものだったのではないかと思いました。19世紀から20世紀初頭にかけてのお墓は、縦長の箱型の密閉された家のような構造のものが多く、前面のドアを開けて出入りできるようになっているものがほとんど。お墓内には祭壇が設置されていて、そういった場所に置かれていたのではないかと思います。

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 そしてこのリング。女性と思われる手の薬指にはリングがはめられていて、これは未亡人が夫に花を捧げている動作を表現しているのではないかと思ったのです。もしそうであるとすると、この花瓶が使われると花瓶自体に様々なストーリーがまとわりつき、霊的なものを見通せる人には、この花瓶1つで持ち主の生き様を読み取れたりするのかも、なんて考えたり。というのは僕の妄想なのですが、そんなことを考えるとゾクゾクして、古いもの探しが止められなくなるのです~。

ほとんど病気ですね~
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by tomoakishimizu | 2015-09-24 22:49 | 調度品 | Comments(10)
Commented at 2015-09-25 09:13 x
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Commented by ゆうたんママ at 2015-09-25 20:54 x
友君へ
お疲れ様です。帰ってお部屋のお掃除ですか?凄い!息子ちゃんお預かりして頂いているホームさんに、お熱が無かったら、お預かりしますよと言われ、お母さん大分お疲れの様なのでお預かりしますとお迎えに来て下さって行ったのはいいのですが、風邪薬も飲みきって行ったのでその間用事を済ます事ができ、所が朝方足触ったら熱くて38℃あり愚図って泣くので座薬を入れ、やはり治り切ってないのにお預けしたのが間違いでした。それから熱は下がり咳コンコンしてますが。898グラムで生まれてるので人一倍気を使います。一人なのに2~3人育児している様で友君の様にたくましくなってくれたら、良いのですが。
Commented at 2015-09-25 21:05 x
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Commented by tomoakishimizu at 2015-09-25 22:58
一番上のカギコメさん、う~ん、僕の本のせいで結構有名になっちゃった部分があるかも。それ以前に、食関係の雑誌とかでも採り上げられてたかもしれないし。アリーグルは今観光名所になりつつあります。今日は蚤の市のオヤジにブチ切れしました(笑)。
ま、僕の品揃えはかなり特殊なので、主流にもならず、大幅に売り上げダウンになることもなく、という感じでしょうか。
あとで電話しますね~。
Commented by tomoakishimizu at 2015-09-25 23:12
ゆうたんママさん、僕も最初から強かったわけではなく、随分と経ってから健康に気をつけるようになりました。僕も小さい頃は喘息気味で結構薬漬けでしたが、最近になってどう対処すればよいかわかってきました。知恵をつけるまでに時間はかかりますね。
Commented by tomoakishimizu at 2015-09-25 23:13
下のカギコメさん、すみません。「陶器のアクセサリーのナターシャ」というものがわからなかったのですが。これは何を意味しているのでしょうか?
Commented at 2015-09-26 00:35 x
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Commented by tomoakishimizu at 2015-09-27 01:13
カギコメさん、そのブログの記事は見つけられませんでしたが、やっとわかりました。人形のネックレスは友人の斉藤智子さんが販売しているフランス人の作家のものです。お店の名前はコケット・パリ。来年3月の阪急うめだ本店に出店するはずです。
Commented at 2015-09-27 08:40 x
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Commented by tomoakishimizu at 2015-09-28 00:58
上のカギコメさん、コケット・パリさんはナターシャとエクスクルーシヴ契約なので、おそらく3月も店頭販売するはずです。
ブログのことですが、去年の記事だったんですね。調べている時間が無くて。今探して見てみましたが、覚えていました。でも今回はいらっしゃってないです~。
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