パリ市内の古物市で見つけた、鉄製枠のコートフックです。おそらくは、1910~20年頃のアール・ヌーヴォーからアール・デコにかけての時代のものと思われます。葉はブドウの葉で、この時代の調度品に使用される典型的なモチーフ。
鏡については買った当初から無く、BHV(パリの東急ハンズ)へ行って切り出してもらいました。
フランスではこの種の装飾的な金属細工をする仕事が1つの職業として確立されていて、現在は廃れたものの、戦前は家具などの調度品がたくさん作られていたようです。それでこちらのコートフックについては、ある意味シンプルですが、パーツの1つ1つを職人の手で繋いだもので、凝った作りを見せています。おそらく現代で同じことをやったら採算が合わないでしょうね。
写真を撮ったときは錆が出ていましたが、日本へ運ぶ直前にワックスをかけたので、もう少しダークトーンになっています。お店に入った左手のラックに掛かっているので、ご覧になってください~。
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