催事が始まってからすでに6日目になりました。このままだとあっという間に最終日がやってきそう。今回の催事は四六時中バタバタというより、人の入りに波があって、その合間に今まで溜め込んでいた半壊アクセサリーをリペアしてます。あとボタンの整理もしなくちゃ。ということで、常に商品出しのために作業をする毎日です~。
さて、今日はこちら。珍しい六角宝石箱をご紹介します。パリ郊外の古物市で見つけました。ナポレオン3世様式ですが、19世紀末から20世紀初頭にかけてのものだと思われます。
特にノルマンディー地方では、親の代の女性が、結婚する娘や息子の妻に自分のアクセサリーを贈る習慣があり、その器として造花などが入った大きなドームガラスのケースに入れて渡していたのだそうです。それで、この小さな宝石箱は、そんな習慣の中で使われていたドームガラスのケースが簡略化され、普及したものだと思われます。20世紀初頭には、フタの面に各地の風景写真を入れてお土産品として販売されていたようです。
多くの場合、中のクッションがボロボロになっているのですが、こちらの箱の場合、まあまあのコンディションを保っていると思います。以前は蚤の市でたくさん見かけたこの種の箱も、世界中に散らばったようで、最近ではフランスでもレアアイテムになりつつあります。そしてこの六角というのは特に珍しく、それなりに価値が高いはず。先ずは眺めにいらしてください~。
まあまあお手頃価格です~人気ブログランキングへ