去年、プレタ・ポルテからの撤退を表明したジャン・ポール・ゴルチエ先生。オート・クチュールに専念して初のコレクションです。ということで、力が入りすぎたのか、アルマーニやカール様並に61体も作ってくれちゃって、しかも全部マリエ(ウェディングドレス)という構成。で、これがファーストルック。下着姿で、頭にヘアカーラーを使ったヘッドドレスが乗ってます。新婚初Oをイメージしてるのでしょうか。
パンツスーツなんですが、一応ウェディング用。玉留めでパイソンモチーフを表現したカーディガンを合わせています。凄い仕事量。
こちらはタイトなドレスとドレーピングのドレスを半々にしてくっつけた、ゴルチエらしい突拍子も無いアイデアのドレス。今シーズンはこのアイデアを繰り返していたものの、色々なバージョンがあって目を楽しませてくれました。
なぜか養蜂女の登場。タイトルを見て納得。『Honeymoon』。デニムのオーバーオールをドレスにアレンジしてます。
唐突に80年代のスーパーモデルが5人ほど登場。こちらはスペイン人で、パリ在住のヴィオレッタ・サンチェスさん。半分プリーツドレスになっているトレンチ姿で登場。
スワロフスキーでビッシリ埋め尽くされているカーディガンドレス。ゴルチエはその日の夜、スワロフスキーとのコラボクリスタルを発表しました。詳しくは装苑のパリ情報でリポートする予定。
半分がチュールドレス、半分がサテンのドレス。チュールのグローブが素敵でした。
最後のルックがこの人、唐突にもナオミ・キャンベルでした。胡蝶蘭を飾ったブーケのようなドレス。でもほとんど裸みたいでした。
オマケ。こちらも唐突な人選。カルラ・ブルーニ・サルコジさん。そして彼女と立ち話をしているのが、フォトアーティストのピエールとジル。ジルったらムキムキに見えますが、実際はムチムチ(人のこと言えないけどさ)。そういえば、7~8年前に、彼らの家へ行ったことがあったことを思い出しました。こちらは画家のK先生とアシスタントと僕の3人組。K先生のアシスタントが彼らのモデルになるということで、その打ち合わせでした。そのアシスタントは、いわゆる西洋人が思い描くような東洋人顔で、K先生は「あの人たちったら、あたしたちみたいなキレイな顔の男には興味ないのよねぇ」って言っていたのが印象的でした(笑)。
さて、実は今、シャルル・ドゥ・ゴール空港でこの記事をアップしています。明日から日本。でも実家に篭って棚卸し(泣)。頑張ります~。
ゴルチエはクチュールの人だと思いました~人気ブログランキングへ