はぁ~、結局明日からパリコレ。こんな世の中なのに、あんな浮かれ気分のイベントしてていいんだろうか、って真剣に思いますが、仕事なんだから頑張ってやりますよ。最近特に強く感じるのが、デザイナーって、実際に着てもらえないような突飛で高価な服を作り続けてて虚しくならないんだろうかって。ま、余計なお世話なんですけどね。そんなこと言ったら、僕だって誰も見向きもしないような、しょうもないもの仕入れてて虚しくならないのかな、って思われてるはず(笑)。
さて、今日はこちらのお人形をご紹介します。パリ市内の古物市で買って、連れて帰ってきたのはいいものの、袋に入れたまま放置したため、その存在をすっかり忘れてました。
体長32cm。レースのボネ(フード状の帽子)とプリントのワンピースがコットンで、襟とベルトがフェルト製。身体の素材はバラバラで、胴体は紙を溶かして型に流し込んだパピエ・マシェで、手が石膏にペイント、足が木、頭がセルロイドです。どうしてこんなに異素材が組み合わさっているのかはナゾ。1940年代のフランス製?
木製の足。靴を表現するためにテープを貼っていますが、割と雑な感じ。
紙に目を手描きし、切り抜いて貼り付けてます。どこに焦点が合ってるのかわからないところが魅力。
ほんの少しだけですが、頭には毛が張り付いたノリの痕があるので、おそらくは髪の毛もあったはず。でもボネを被せた状態が可愛いので、ひとまずこのままにしておきます~。
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