オービュッソンのコッカースパニエルのタペストリー

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 パリ市内の古物市で見つけた、オービュッソンのタペストリーです。一見すると、僕が好んで買い集めているハーフステッチの刺繍絵のようですが、この下の画像を見ると、違うことがわかっていただけるでしょう。

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 1目1目を手で織っているタペストリーです。オービュッソンは、フランス中央部に位置する、牛肉で有名なリムーザン地方のオービュッソンという街の工芸品。その歴史は中世以前に遡ります。

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 裏はこんな風に糸がフリンジ状に飛び出てます。犬というポップなモチーフなので、1960年代以降のもののはず。

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 おそらくは作者のイニシャルと思われるH.Fとオービュッソンの文字が、うっすらと左下に織りで入っています。


 実は、このタペストリーとはすでに出会っていましたが、売り主の業者のオッサンが言う価格と僕の予算とが折り合わず、その時は購入せずスルー。いつしかこのタペストリーの存在も忘れること約1年。久々にそのオッサンが出店する古物市で、このタペストリーと再会できました。元々ホコリっぽかったのは確かだけれど、1年という年月により一層汚れて真っ黒。その分(?)安くなったので購入したのでした。


 安くなった分、復活させるのは大変です。来週出発ということで、お尻に火がついた僕は、3日前に作業を開始。タペストリーを直接張ってある内枠を額から外し、小さな釘を抜いてタペストリーだけを洗い、乾かして再び枠に釘で張って、元に戻したのが一番上の写真です。額もワックスをかけてきれいにしましたが、太い材木から切り出した重厚な作りで、簡素ながらも風格があります。タペストリーの素晴らしさは言わずもがなですが、額もしっかり比例して良い素材を使っているところに、オービュッソンという伝統の底力を感じます〜。

あんまり見えないけど、かなりの高級品です〜
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by tomoakishimizu | 2014-08-08 23:06 | 調度品 | Comments(0)
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