陶磁器を扱い初めて随分経ちますが、どんなものが売れて、どんなものが売れないのかが大体わかってきました。
結構苦戦してしまうのがコーヒー&ティー用のポット類。今時の日本人は、わざわざポットを使ってお茶入れないのでしょうか。でも、僕も1人だったら茶こしにお茶っ葉入れて、直接お湯を注いじゃいます。なんて自分を見つめ直すと、はしたないことしてるように感じられるし、何だか味気ない・・・。自分がこんなだからポットが売れないのかしら(笑)。それはともかく、日本中どこでもコンビニと自動販売機がある昨今、皆さん手っ取り早く買っちゃいますよね。あ、そういうことか~。
と、前置きが長くなりましたが、今日はこちら、ブルーのグラデーションと小花模様が愛らしいクリーマーをご紹介します。底にスタンプや刻印が無いので、おそらくパリの工房で絵付けされた19世紀末の作。丸に近い曲線を描くフォルムも、とてもフェミニンでフランス的。ちなみに、陶磁器の中ではクリーマーはまあまあの売り上げです。
クリーマーは、元来コーヒーや紅茶に入れるクリームを入れるものですが、日本だと用途が広がる気がします。例えばゴマだれとかポン酢を入れても良いですし、トンカツソースや、そばつゆでもいけそう。という僕は、やっぱりつゆとかソースとかたれは、そのままかけちゃってますね。これからちゃんとクリーマー使おうかしら…。
でもやっぱり洗い物が面倒~