19世紀のハンドペイントケーキ皿セット

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 陶磁器祭の流れで、今日はこちらの磁器製ケーキ皿セットをご紹介します。パリコレ真っ最中の時、下町の古物市で見つけました。こちらはケーキ皿。17枚あるうち8枚ほどに欠けやヒビが見られたので、パリで間引いて持ってきました。中央にイニシャルが入っていますが、かなり薄れていて、辿ってきた年数の長さを物語っています。

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 売っていたのはフランス人の一般女性で、机の上にはケーキ皿1枚とこの果物用カップだけが載っていました。話を聞くと、彼女の祖母の持ち物だったそうで、彼女もはっきりと年代を把握していませんでしたが、19世紀末であることは確かなようです。ケーキ皿とカップの2点のみでなく他にも色々とあるのだといい、かなり興味を覚えましたが、あともう少しでクロエのショーが始まってしまうギリギリのラインで、僕はちょっと焦ってました。それで「諦めよう、見なかったことにしよう」と思ってその場を離れましたが、10mくらい歩いてみてやっぱり諦めきれずリターン。「他のアイテムも見せてください」と頼むと、「それじゃあついてらっしゃい」と言います。「どこに?」と聞くと「あたしのアパート。歩いて直ぐだから」と言うので、クロエは何とかなるさと思い、一緒に行くことにしました。

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 本当に歩いて直ぐのアパートの彼女のお部屋へ。キッチンに入って全アイテムを見せてもらいました。こちらはもうちょっと背が低い脚付きケーキ用カップ。

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 刻印やスタンプの類は一切無いのですが、おそらくリモージュ近辺の窯で焼かれてパリで絵付けされたのではないかと思います。フローラルなんでしょうが、かなり変わったモチーフで、コスミックな印象。ちょっぴり下手だけど、そこに味を感じます。

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 ノックアウトされたのがこちらのフルーツソース入れ。あまりの可愛さに、マダムに「買います」と即答してしまいました。その後クリニャンクールでガレ制作のフルーツソース入れを見かけ、それが全く同じフォルムだったので、もしかしたら同じ窯のものかもしれません。

 急いで梱包を手伝い、お金を払って駆け足で地下鉄へ。もの凄い重量と容量で会場に持って入るのは無理だと思い、ファッション通信がチャーターしている車の運転手に電話し、ショーの間だけ車に置かせてもらうよう頼みました。開始時間からは20分くらい遅刻していましたが、パリコレは30分遅れて当たり前なのでかなり余裕だったかも。

 こんな出会いがあるので、やっぱり古物市巡りはやめられません~。

明日最終日は18時から搬出開始です~

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by tomoakishimizu | 2013-11-25 08:55 | 生活用品 | Comments(2)
Commented by eriho at 2013-11-26 03:44 x
正しい決断、拍手喝采。
Commented by tomoakishimizu at 2013-11-26 10:40
erihoさん、ご無沙汰です~。正しい決断だったかもしれませんが、まだ1つも売れてません~(笑)。
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