引き続きアルミ繋がりで、20世紀初頭のものと思われるボンボン(飴ちゃん)ボックスをご紹介します。どこで買ったか忘れましたが、多分パリ市内の古物市。
このEstéのサインが入ったボックスは、結構な種類があるようです。コレクターもいて、2万円くらいで取引されているものも。もちろん、僕はそんな値段で出しませんが。アルミのアイテムって、ほとんどが安目のキッチン用品。でも、こんなアーティスティックなものも少しは存在しているんですね。
アルミ素材の高級品、というのは中々生み出しにくいようで、今昔関係なく、頭の中で思い浮かべようとしても全然出てきません。ピューターや真鍮などから比べると強度と重みが無く、いくら手の込んだものを作っても高級感が出ないという素材自体の問題があるのかもしれません。そんな中でも、このボックスはかなりのクオリティを見せていると思います。特にブドウと葉部分の厚みが尋常でなく、アルミであることを忘れさせてくれるほどの重量感。実際に手に取ってご覧になって頂きたいです~。
凹みやすいので丁寧にどうぞ~