サン・ローラン・パリのメンズコレクションは、いつも通りグラン・パレで行われました。フランスを代表するブランドだけあって、会場選びから演出まで全てがダイナミック。招待状もNYのアーティスト、マット・コナーズのちょっとした画集のようになっていて、エディ・スリマンのこだわりがビリビリと伝わってきます。
ランウェイには街灯のようなものがいくつも置かれていて、ショーが始まるとそれがビヨ~ンと伸びて電気が点きました。はぁ~、これだけで1,000万円単位のお金がかかってそう。あんまりにも凄すぎて写真撮り忘れました。気になる方は『ファッション通信』をご覧ください。
モデルによっては真っ赤に口紅を塗っていて、もしかしたら吸血鬼がテーマ?なんて思いましたが違ったようです。
う~ん、こういうブルゾンがサン・ローランなのかぁ、という感じです。ロッキーホラーショー風?
モデルには、エディ・スリマンが見つけてきたロックバンドのミュージシャンが多く起用されていて、どの男子を見ても足がカリカリ。サン・ローランのパンツはスリムに見えるという評判で、周りで愛用している男子が何人かいますが、「今回ばかりは無理」と皆さんガッカリしていました。そもそも、ピタピタパンツは身体に悪いんだから、はかない方がいいに決まってます。
息抜きorオマケ。ヴォーグのアナ・ウィンターと娘のビー・シェイファー。相変わらずおきれいなお二人です。
う~ん、このスタイルはどこかで見たことあるような…。セルフ・リミックスってことでしょうかね。
以前、スタイリストの友人が「エディのサン・ローランってThe Kooples(ザ・クープルズ:コントワール・デ・コトニエの創設者がユニクロにブランドを売り払って新たに設立したカジュアル・ブランド)みたい」と言っていましたが、今回のコレクションはもうちょと違った感じになっていてホッとしました。でもこれがサン・ローランなのか、という大きな問題があって、それはディオール・オムの時も同じことを言われた訳で、結局は大して問題にはならないのか、と自分で自分を納得させるのでした。
明日からクチュールリポート~