フィリップ・リムのコレクションは、セーヌ河岸のファッション学園都市、レ・ドックスで行われました。パリは夏とは思えない低温続きの毎日。吹きっさらしの会場で、皆さん結構きつかったようです。僕もシャツ一枚だったので、ちょっぴりブルンときました。コレクションは、70年代のサーフカルチャー(サーフィン)にインスパイアされていて、そんなわけで水に近い場所を選んだのかもしれません。こちらはデニム風レザーの、一見ブルゾンに見えるフリンジセーターとギンガムチェックのアヴィエーターパンツのセットアップ。
レーザーカットのタンクトップと、マルチメタリックカラーのパッチワークレザーパンツのセットアップ。
ネオプレン素材を使って独特のボリューム感を出したトップスと、プリーツのウール素材のワイドパンツ。
リネンのブルゾンとウールのパンツのセットアップは、このままビーチへ遊びに行くような清々しい雰囲気。
最後のフローラルシリーズは中々艶っぽくて良かったです。こちらはモチーフを刺繡したパンツとセーターの組み合わせ。フェミニンにならず、どこか悪の匂いがするのですが、スタイリストのダイコちゃんいわく「きっと悪い人とお付き合いしているに違いない~」と断定していて「なるほど」って思いました。
フィリップ・リムって、取り立ててビックリするようなアイテムを発表する人ではないのですが、バランス感覚に優れていて、欲しいと思わせるアイテムをしっかり作っていると思います。今回も様々な要素を組み合わせて一見バラバラに見えたりしましたが、最終的に「ああ、やっぱりフィリップ・リムだな」って思わせる統一感があり、納得させてくれました~。
明日はイッセイミヤケメン~