アレクサンドル・ヴォーチエのコレクションは、パレ・ドゥ・トーキョーで行われました。
イケイケでキラキラ~、スケスケでヒラヒラ~な作風は変わらず。協賛は・・・クリスタルのスワロフスキー、刺繍のルサージュ、シューズのクリスチャン・ルブタン、ファーのイヴ・サロモン。とくると、それだけで何となくコレクションのイメージが頭に浮かびますね。
キンタロー。ではなくて金太郎。あんまり布が必要ないのがエコな感じで良いのかも。
スリットのせいで、歩くと裾がめくれてしまうのは設計ミス。そもそもラッカー加工したレースは張りがあり過ぎて、スリットドレスには向かない素材かもしれません。今度は普通のレースでトライしてみて下さい。
総スワロフスキー刺繡のカクテルドレス。これだけで十分豪華ですが、何かが足らない。あともう一歩な感じ。
こちらのスリットはいい感じですね。アンジェリーナ・ジョリーでもいけそうです。でも新しさが無い。もう一工夫できそうだけにちょい残念。
スワロフスキーを刺繡したジャンプスーツ。ヴォーチエらしい、クチュールならではの力作でした。
こうして見ると、エコなドレスばかり。それはさておき、コレクションはいつもながらグラマラス一辺倒でした。でも、ファーストコレクションから見ている僕には同じことの繰り返しに感じられて、そろそろ飽きてきたかも。デザイナーが新しいアイデアを持ち合わせていないのかもしれませんが、もしかすると経済的なこともありそう。先述の通り、協賛ばかりで成立しているコレクションなので、きっとメゾンとして運営が大変なのでしょう。そうはいっても、今の今まで毎回皆さんの協力を得られているところは素晴らしいと思いますが。ただもっとお金出してくれる人が見つかれば、更に飛躍できるはずなのになぁ~。
お金が回ってないファッション業界です