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ルイ・ヴィトン メンズ 2013春夏

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実はオート・クチュールは今日でお終い。色々と思うところはあるけれど、なかなか文字にしてブログで発表できないことだからけで歯がゆい。でもちょっとだけ書かせてもらうと・・・。メンズ・コレクションは全体的に面白味に欠け、エキサイトできなかった。春夏コレクションなので、あまり装飾的なクリエーションができないというのはあるだろうが、それにしても華がない。これではファッションを追いかける人が出てこないのではないか、と危惧してしまう。ブロガーは沢山いても、ファッション・ジャーナリストは僕の下の世代にはほとんどいない。出版不況ということもあるのだろうが、ジャーナリズム離れの証拠かもしれない。で、その後行われたオート・クチュールは、僕のプライオリティの低さが顕著に現れて、大きなメゾンはほとんど行けず。というか、他の同世代のジャーナリストやスタイリストも色々なメゾンに断られているので、これは新興国の中国に押されて我々日本人の入れる隙間が狭まっているということなのかもしれないし、クチュールの規模自体が縮小傾向にあるのは事実だし、あと上の世代が頑張りすぎていて我々若い世代が上に行けないということも言えるかもしれないが、後者については大きな声では言えないのが苦しい。とにかく仕方ないと諦める他はなさそう。といっても、ドナテラ様やアルマーニ先生の顔は拝めたし、プラチナチケットだったマルジェラも見ることができたし、良かったことにしよう。

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 ということで、今日はクチュール最終日。ヴァン・クリーフやブシュロンなど、ファインジュエリーのメゾンが自慢の作品を見せてくれる日です~。

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 でも記事はルイ・ヴィトン。海やマリンスポーツをイメージさせるコレクションでした。スポーティなイメージだけれどしっかりとエレガントにまとめる、というのがこのメゾンらしいところです。LEDの電光掲示板には海を思わせるCGが映し出されていました。

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 こんなウェットスーツのようなアイテムが登場し、眼を引きました。商品化されるのかなぁ。

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 最後は陸に上がってフォーマルな夜の服を来てパーティへ。ということで、こんなシックな装いを提案。これは「マリンスポーツをして陸に上がる」という筋書きだったようですが、魚の映像が流れていたので、「魚から進化して人間になって陸に上がる」イメージなのかな、なんて最初思ってしまいました。全然違いますね。ま、いいや。

 当日は、10年くらい前にレクレルールの投げ売りセールで買ったコム・デ・ギャルソン・シャツのイワシの大群プリントのシャツを着ていましたが、帰り掛けにユナイテッド・アローズの栗野さんにシャツを指さされながら「こんな感じだったねぇ」なんて言われてしまいました。トレンド先取り?

今から宝飾品見てきます~

http://blog.with2.net/link.php?153914
by tomoakishimizu | 2012-07-05 20:12 | パリコレ | Comments(6)
Commented by やす at 2012-07-06 10:29 x
友くん、こんにちは。
是非とも、新生ディオールの感想を聞きたかったです。なんだか称賛されているようですが、好みの問題じゃないのかなあ・・・と思った次第。ラフ・シモンズに興味が無い私にはちょっと苦手なディオールになりました。
Commented by POPO at 2012-07-06 16:09 x
友くん、お疲れ様!! ヴィトンのビジューはどうでした!? 少しだけフィルムで見たがレーシーなデザインの作品がステキに見えました。プライオリティの低さ>君のせいではないさ、社会の仕組みがそうなってるだけさ。 誰とは言わないが、メゾンの冠はそのままでもデザイナーがこれだけ世代交代されても、大御所を有難がって使っているのがメディアだもんなぁ〜 その大御所も後進を育てているならまだ良しとするが、世襲だもん呆れて何も言えん。料理の世界もママンが倒れ息子が頑張って、その息子が交通事故。 後任はママンが有名、息子が世襲こんなんばっか。 素人や世界に出てセンスの良いのがた〜くさんいるのに・・・。 もっと極めたいのなら実際に見て感じた事やモノを広報なり知り合いなりにブツケテいくのも一つだと思う\(*⌒0⌒)♪  イッセイの最前列の扇子男のシャツほすい〜 ここ10年位、白シャツのヴァリエーションが無く欲しいものが全くナシ。 アローズやビームス・インターで梅春モノから秋口まで毎年10枚以上はゲットしてたのに・・・。
Commented by tomoakishimizu at 2012-07-07 20:21
やすさん、ディオールについては、ショーはご招待されませんでしたが、今度記事にしようとは思っています。僕の意見としては、ムッシュ・ディオールの時代から続くディオールではなくなったという印象です~。
Commented by tomoakishimizu at 2012-07-07 20:26
POPOさん、どうも有り難うございます。ヴィトンの新ブティックはご招待を受けなかったので行きませんでした。結構小さいスペースだそうで、そこにほんの10点くらいしかなかったという話です。
デザイナーの交代劇は毎シーズンのことなので、慣れてしまった感があります。服が売れない時代にあって試行錯誤しているのでしょうが、大きなメゾンのデザイナーになっても会社からの圧力があって、見ていて痛々しいこともしばしばです~。
Commented by やす at 2012-07-07 20:32 x
友くん、こんばんは。
そうですね、もう別のディオールになってしまったんですね・・・。記事を楽しみに待っています。

ところで、さきほど、このサイトを見ていて、友くんを見つけました。コレクションのスナップショットですが、このページの23枚目の写真だったかな、サングラスの女性の後ろに友くん発見。
http://www.style.com/trendsshopping/streetstyle/061512_Tommy_Ton_Menswear/
Commented by tomoakishimizu at 2012-07-09 20:38
やすさん、ははは~。そうです。あれは僕です。ディオールの会場の前で、某ヘアサロンから頼まれたヘアスタイルスナップをしていました。かなりオッサンぽい~(笑)。
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