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ルイ・ヴィトン 2012・2013秋冬

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 ルイ・ヴィトンのショーは、いつも通りルーヴル美術館の東側の中庭に建てられる特設テントで行われました。定刻通りに始まるので、最終日の朝はいつも緊張します。この日も10時スタートで、用心して9時半に行きました。こちら、マーク・ジェイコブスのボーイフレンドで、くっついたり離れたりしているロレンゾ・マルトーネ(左)と、ヴォーグのエディター、アンドレ・レオン・タリー。ロレンゾとマークは2月にセレモニーを行ったという話ですが、”結婚”のための書類を揃えて申請するようなことはしてないそうです。

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 中に入ると、駅のようなデコレーションになっていました。リハーサルを見た人から伝え聞いたところによると、電車が出てくるとのこと。う~ん、もうお金かかりすぎてるぅ~。この分製品を安くすればいいのにぃ、なんて思いますが、そうはいかないのがこの世界。

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 ドド~ンと蒸気機関車が突入です。まっさらな新品。もしかしたら古い車体を改造したのかもしれないですが、それにしてもきれい。張りぼてだと重量に耐えられないので、これはきっと本物の列車だったはず。もちろん下には線路が敷かれていました。以前クリスチャン・ディオールがオーステルリッツ駅で列車を使ってショーをしましたが、駅でもないところでこんな演出をするとは凄いです。

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 客車にモデル全員が乗っていて、一人一人降りるとランウェイ奥からポーターの格好をした男子がハットケースや旅行鞄を持って後ろからついてきます。オリエント急行全盛、20世紀初頭を思わせるような風景で、まるで映画の1シーンのようでした。

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 肝心なコレクションですが、ジャケットかコートかドレスにスカート、あるいはスカートなし、でも必ずくるぶし丈のパンツがつく、というもの凄くわかりやすいスタイリング。

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 ビジューボタンが付いたコートに、レザーをパッチワークしたドレス、そしてビジューボタンが付いたパンツというセットアップ。

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 こちらは、襟にポニースキンを配したボレロとブロケードのスカート+パンツ。ゴートファーのコサージュを飾ったポニースキンのハットが、時代っぽさを演出。

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 プリントの上から刺繡したパンツスーツ。お付きのポーターは、オーストリッチのドクターズバッグを持ってます。店頭でいくらになるんだろう…。他にクロコのハットボックスやオーストリッチのシューズなど、エキゾティックレザーを使ったアクセサリーがふんだんに登場。

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 こちらはオーストリッチのコート。ヴィトンレベルのメゾンじゃないと作れないし、製品化できないアイテムでしょうね。

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 コートとスカートのセットアップ。ブロケードのような厚地の凹凸のある生地にビーズやスパンコールを刺繡しています。

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 演出も服もとにかくゴージャス。これでもか、これでもかと飛び出してくること全47ルック。その数にも圧倒されました。

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 相変わらずスカート姿のマーク・ジェイコブス。僕は行きませんでしたが、同日、装飾芸術美術館で行われた『ルイ・ヴィトン-マーク・ジェイコブス』展でのオープニングではピンクのドレス姿で現れたそうで、アメリカのマスコミから散々ネタにされていました。

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 車内はこんな感じ。ちゃんとヴィトンのモノグラムのモチーフが入っていて、完全なヴィトン仕様。このあとの列車の運命は如何に!

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 セレブショット。ショー後は、列車内でマーク・ジェイコブスのインタビューや彼との謁見などが行われていて、そこでカトリーヌ・ドヌーブを激写。何か胸から下のボリュームが凄っ。年齢を考えたら当たり前か~。他にサラ・ジェシカ・パーカーとかいたみたいですが、そんなものを撮っている余裕がありませんでした。

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 お約束で記念写真。ルイ・ヴィトンってやっぱり大きな山場で、そんなショーでパリコレを締めくくることができるのは嬉しいことです。今回は、最後までビックリするようなものを目にすることが無かった、ちょっと寂しいシーズンだったけれど、その分全体的にバランスのとれたコレクションが多かった気がします。リアル・クローズ志向になっているともいえるのでしょうが、やっぱり人に着てもらえないと服の存在理由が無くなってしまいますからねぇ。

明日から古物紹介~

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by tomoakishimizu | 2012-03-29 17:22 | パリコレ | Comments(4)
Commented by やす at 2012-03-29 22:27 x
友くん、こんにちは。
あれ、マーク・ジェイコブス、また復縁したんですか?へぇ~・・・。巨漢のアンドレ・レオン・タリー、今日もファーですね。

個人的にはヴィトンの洋服のテイストはちょっと苦手なのですが、ショーはスペクタクルだし、組織的にも向かうところ敵なしだし、存在感ありますね。アガサ・クリスティの映画を彷彿とさせます。あの映画、大好き。

「サラ・ジェシカ・パーカー=そんなもの」、ウケました。(笑)
Commented by tomoakishimizu at 2012-03-30 22:44
やすさん、すみません。サラ・ジェシカ・パーカーはもの扱いするつもりはなかったんですが、無意識にやっちゃってました。前にディオールのクチュールの時に見かけたことがあったので、「もうどうでもいいや」みたいな投げやり感が出ちゃってます(笑)。
で、僕もマークのクリエーションって、どこかアメリカ的な大味感があって、好きじゃありません。でも使ってる素材が最高に良いし、アイデアもあるので、見るべき点は沢山あると思います。アガサ・クリスティの映画って、ポワロですよね。デヴィッド・スーシェじゃなくてユスティノフの方でしょうか。
で、マーク。僕もマルトーネとは別れたと思っていました。ブラジル人のポルノ男優と付き合ってるって報道されてましたしね。でも復縁したようです。それにしても、マークってフッカーとか男優とか好きですよね。理解できるけど微妙だ。
Commented by やす at 2012-03-31 10:08 x
ポワロ役は、ピーター・ユスティノフが好きですね。温かみがあって。

マーク、そう、ブラジル人の男優と・・・という記事を去年あたりに読んだ記憶があったので驚きました。二人の間のことは二人にしか分かりませんね。
最近、元サッカー選手の中田英寿が髭を生やしてマークみたいな顔になってるんですよ。あの人、小奇麗にしてるほうがいいのにな・・・。
Commented by tomoakishimizu at 2012-03-31 20:45
やすさん、ユスティノフのポワロはアメリカ制作で、時代設定を現代にしているところがちょっと残念。最近のポワロもアメリカ向けにしているため重々しさがなくて今一つな感じがします。デヴィッド・スーシェ、毎回泣きすぎ。僕も一緒に泣いちゃうけど(笑)。
マークは前にもアメリカ人の男優と噂がありましたよね。
で、中田もマークと仲がいいですね。中田はバレンシアガのニコラ・ゲスキエールとも仲が良いという話を聞いたことがありました。ま、実際に見たわけじゃなく、噂に過ぎないですが。
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