モンクレール・ガム・ルージュのショーは、いつも通り元コルドゥリ修道院、パリ医大ホールで行われました。冬物でダウンジャケット、ということで、スキーがテーマ。
会場には人工雪を敷き詰め、スキーのリフトが設置されています。相変わらずの凝った演出。もの凄くお金かかってますが、例えばフォブール・サント・ノーレ通りにあるブティックの”毎日叩き売り”状態の賑わいを見れば、これくらいの経費は大したことないのでしょうね。むしろガム・ルージュという、売っているところをほとんど見たことがないラインの発表をパリコレ期間中に開催すれば、モンクレール全体のイメージアップにつながるわけで、1つの投資といえるのでしょう。
メンズも登場しましたが、ハットボックスや旅行鞄を抱えていて、ポーターのようなイメージ。あくまでもレディースがメインであることをそれとなく伝える演出でした。
モンゴリアンラムのファーを袖にあしらった異素材使いのコート。デザイナー、ジャン・バティスタ・ヴァリらしい、60~70年代を思わせるAラインのシルエットです。
今シーズンは、モンゴリアンラムのニーハイブーツが沢山出ていました。でも実際に販売はされないのでしょうが。
雪山プリントのダウンジャケット。ツモリチサトでも雪山プリントが登場していましたが、共通してロマンティックな印象を受けました。「雪山=恋」っていうのは単純だけどわかりやすい図式です(笑)。
モリモリヘアの超レトロな感じで、まるで昔の映画を見ているかのよう。
さて、会場に来ていた対照的なセレブのお二人。左はスーパーモデルのアレック・ウェック。キャリアを築いて、VIPとして扱われるようになりました。右はジャクリーヌ・オナシスの妹、リー・ラジヴィル。昨日、グラン・パレで行われている「動物の美」展へ行きましたが、ラジヴィルさんは召使いを連れてやってきていました。誰も気づいてませんでしたけどね。知る人ぞ知るセレブ。間近で見ると、本当にジャッキーにソックリ。背は高いし、すらりと細く身奇麗にしているので、そういったところでは目立ちます。で、おばあさんだけど妙にエロスを漂わせていて、やっぱりジャッキーの妹、只者じゃないって思いました~。
明日はパコ・ラバンヌ~