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アレクシス・マビーユ クチュール 2012春夏

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 アレクシス・マビーユのクチュールコレクションのショーは、おととしオープンしたホテル・シャングリラのホールを使って行われました。ホテルの建物は、ナポレオン・ボナパルトの弟の孫であるローラン・ボナパルト王子が1896年に邸宅として建立したものだそうです。まぁ、立派です。ホテルの前には高級車が停まっていて、この前なんてハマー(戦車みたいなごつい車で、価格は1千万円単位)のストレッチリムジンを発見。こんなもの乗る人がいるんだとビックリしました。

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 それはさておき、マビーユのコレクションテーマは『カラー・セラピー』。プレス資料では、マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』の中の一節を引用していて、「着こなしをわかっている人こそが色のある服を着ることができる」と断言していました。

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 ご覧の通りの服です。頭には紙製の大きな花のヘッドドレスを載せ、顔は同じ色に塗りたくっています。う~ん、アヴァンギャルドな服だったら、こういう手法はありだと思いますが、クラシカルな服にこのメイクは無いよなぁって思いました。ヘッドドレスも大味すぎて、繊細さに欠けるし。巨大な花ということで、ディオールのクチュール・コレクションを思い出さずにはいられませんでした。隣に座っていたダイコちゃんはメイクを見て、「ヴィクター&ロルフ?」と言っていましたが、それは言い得て妙。

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 もちろん、それぞれのピースは悪くないのですが、クチュールと銘打つのであれば、もっともっと作り込んでアイデアを凝縮させないといけないと思いました。簡単な作りなのが見えてしまうのはとにかくNG。

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 デザイナーのアレクシス・マビーユ。前回のコレクションも謎な感じだったので、次のクチュールで挽回しないと本当に厳しいかも~。
 
明日はお待ちかね(?)のアルマーニ~

http://blog.with2.net/link.php?153914 
 
by tomoakishimizu | 2012-02-09 21:39 | パリコレ | Comments(4)
Commented at 2012-02-10 23:13 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tomoakishimizu at 2012-02-11 21:48
上のカギコメさん、初めまして。そして初コメントどうも有り難うございます。
コメントにドッキリしてしまいましたが、デザイナーにも波があって、マビーユの場合は2回前のコレクションがとても良かったのです。だから次は良いかもしれないし。わかりませんが。
本当は常に一定以上のクオリティを見せないと駄目だとは思いますが、残念ながらそうもいかないみたいですね。
マビーユの場合はディオールにいて、そこで培ったコネクションのお陰でここまで来られたようです。
でもですね、ちょっと勘違いしているところがあって、もうちょっと大人の服を目指さないと厳しいかなぁ。
Commented by eriho at 2012-02-14 00:21 x
最後に拍手しているお隣のマダムの手の美しいこと!

Commented by tomoakishimizu at 2012-02-14 23:21
erihoさん、多分横にいた英語圏のジャーナリストのマダムの手だと思います~。
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