ドナ様を拝んで、興奮冷め止まぬ状態で次のショーへ。と書きながらも、別にレディ・ガガのようにドナ様を信奉しているわけではありません。アイコンとして興味深い存在だと思うだけで、視線としては結構冷静、というか冷たい感じ? で、次のブシュラ・ジャラールのショーはブルデル美術館で行われました。何かの手違いか、席は最前列(笑)。コレクションは、定番ともいえるミリタリーに影響を受けたテイラードアイテムが多く、手を抜かずにしっかりと作っているのが服の表面から伝わってきます。今回はハーネスとかライダースなど、ちょっとハードでスポーティなアイテムも加わっていました。
今回のコレクションで目立っていたのが、このバラプリントのドレス。他にも同じプリントを使ったフェミニンな作品が数点。このメゾンでは今までに無かったことです。
厳密にはクチュールでなく、コレクションはむしろプレタ扱いのようです。だからプレス資料には『クチュール』の文字は無いし、シーズンも春夏なんだか秋冬なんだかわからず、曖昧な感じ。
この人、見えないけどイネス・ドゥ・ラ・フラサンジュです。カメラマンとして来場していました。左隣にいる男性は、シャネルのドキュメンタリー「シニエ・シャネル」を撮ったロイック・プリジャンで、イネスの扮装はきっとドキュメンタリーの企画だったに違いありません。彼女、他のメゾンにも同じ格好で来場してました。ショー前に、イネスを見つけた彼女のお友達には「ビル・カニンガムの代わりに来たのよ~」と説明。企画の内容はシークレットのようです。ちなみにビル・カニンガムは、アメリカのストリートファッション専門のカメラマンで、パリコレにも毎回来ていましたが、80歳以上の高齢ゆえか、最近は見かけません。
デザイナーのブシュラ・ジャラール。クリスチャン・ラクロワで経験を積んでいるそう。ラクロワの影響を微塵も感じさせないところが凄いと思います~。
明日はアレクシス・マビーユ~