パリコレも残すところ、あと1日になりました。今日はニナ・リッチをご紹介。会場は16区のフォッシュ通りに一軒家のお屋敷。ミュウミュウの会場として長く使われていたし、ジョン・ガリアーノもやったし、前にセリーヌの展示会にも使われたことがあります。個人が所有しているようです。
で、会場が狭いので2回ショーを行いました。僕が行ったのは2回目の夜8時半からの回。基本的にスタンディングの招待状はなく、僕はカメラマンチケットで入場。でもカメラマン用スペースは割りと余裕があって、座ることもできたので、ずっとそこで日本人カメラマンたちとバカ話をして楽しく過ごせました。モデルをほとんど真正面で見ることができるポジションで、写真を撮るのにも最高だったかも。
コレクションは、相変わらずの甘い感じ。でもアーティスティックな雰囲気もしっかりプラスしていて、安定したクリエーションを見せていました。ニナ・リッチのアーカイブにある素材や色から着想を得ているそう。これはトレンドのパッチワークのテクニックを使ったワンピース。
ランバンにいた友人がニナ・リッチに転職したので、その影響が大きく出るかなと思ったのですが、結果はそれ程でもなかったです。でも、以前よりも凝った作りのものが多くなったかもしれません。もしかしたら次回のコレクション以降に、更なる影響が出てくる可能性ありです。
肩についているリボンのようなものはメタル製のパーツで、最後のパートに登場したドレスの何点かにも使われていました。ちょっと目を引いたアイデア。
このドレスもメタルパーツを使っています。薄いパープルって使いようによっては高級に見えなくて色使いとして難しいのですが、ゴールドで引き締めて美しくまとめているなぁって感心。今まで注目していなかったわけではないですが、期待したくなるショーがまた1つ増えた気がしました~。
今からパコ・ラバンヌ~