パリコレレポートもあと2回を残すだけになりました。今日はルイ・ヴィトン。会場はいつものようにルーヴル美術館の中庭に建てられた特設テント。毎回ですが、ヴィトンのショーが終わったら現代アートの展示会場にスイッチします。中々上手な使い方です。
入り口にはこんな風にメイド姿のお姉さんたちが、ホコリも無いのにハタキでサッサと掃除していました。今回のテーマはメイドカフェかしら、なんて思ってしまった僕。
当初は夜の7時からという予定だったのが、なぜか急に朝10時に変更となりました。多分有力ジャーナリストが「夜になったら絶対に国に帰る!」とか何とか言って脅したのでしょう(笑)。で、セレブは沢山いたはずなんですが、入るのが遅かったので、近くにいたコン・リーだけを記念撮影。
ランウェイ中央にはこんな風にエレベーターが4台並んでます。もう本当にお金掛かってます。凄いとしか言えない。
ショー冒頭にポーター姿の男性が数人登場し、扉の開け閉めを担当。モデル達は地下からエレベーターに乗って登場しました。テーマはズバリ、フェティシュ。メイドカフェではなかったですが、遠くはなかったかも。超ミニとか、シースルーとか、コルセットとか、いわゆるボンデージ&フェティッシュファッションっぽいものが多く見られました。顔が写ってないですが、このモデルはナオミさんです。
そうなんです。もの凄いスーパーモデルの数。ナオミ、ステラ、アンバー、キャロリン、ミッシェルなど、90年代に活躍した人たちがワンサカでした。
マーク・ジェイコブスらしく、どれもボタンがデカくて、何となくパリっぽくないんですが、とにかく高級素材・テクノ素材の使い方が半端ではなく、頭がクラクラしてしまいました。やっぱり力のあるメゾンだと、かなり自由なクリエーションが保障されているんだなぁと納得。
モンゴリアンラムのコート。デカいボタンはエナメルなのかわかりませんが、ピカピカ光っていてフェティッシュな感じ。ほとんど全てのアイテムに付いていました。
こちらはワックスをかけて風合いを出したフェイクファーのワンピース。手にはムートンのLock-itバッグ。
一見してプリントのようですが、スパンコールとコサージュの刺繡なんです。これ、ボディースーツに見えますが、セットアップなんですね。パンツだけ単品であってもどういうオケージョンで使うのかわからないし、セットで着るのも不可能って感じです(笑)。コレクション用サンプルで生産はされないのかも。
シリコンのレインコートとスカーフを合わせたドレス。このレインコートとスカーフには、しっかりモノグラム柄が入っています。
最後に登場したのが、何とキャットウォークは10年以上ぶりというケイト・モス。タバコを吸いながら出てきたので、真っ先に「室内での喫煙は法律違反です」って思ってしまった僕。ま、ここはルイ・ヴィトン王国なので治外法権ですかね。
とにかくスケールの大きさと、モデルの凄さと服の迫力で押し切られたという感じでした~。
全67型は今シーズン2番目の体数!
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