アニエスベーですっかり酔っ払ってしまった僕は、一度部屋に戻って酔いをさましてからヴァレンティノのショーへ向かいました。会場はフランス国鉄の車庫だったフレイシネ・ホール。
会場に入ると、両脇の白い壁にアングラな映像がプロジェクターで映し出されています。どこかで見たことあるなぁって思ってよくよく考えたら、カルト映像作家、ケネス・アンガーの作品。
こちらは仕事をする僕。左はファッション通信の板垣佳代ちゃん、右はWWDジャパンの菅礼子ちゃん。撮影は「ファッション・ニュースFNパーフェクト版」でおなじみのビューティーライター、松田文乃さん。
で、セレブチェックのためにVIP席へ。そうすると、某有名ファッション誌のエディターH(男性で、明らかにゲイ)が、今までパリコレで見たことのないオジイさんと一緒に記念撮影をしてます。彼が記念撮影をするということは何かあるぞと思い、オジイさんの席のプレートを見たら、なぁんと、ケネス・アンガーその人でした。
様々な分野のクリエーターに影響を与えている人で、例えば
ジョン・ガリアーノ 2008・2009秋冬のイメージソースは1954年の作品「快楽殿の創造」でした。ゲイであることを最初にオープンにした映画監督なんだそうです。道理でHが記念撮影していたわけだ。
彼の写真と詳しい話は、雑誌「ファッション・ニュースFNパーフェクト版」で見ていただくとして、肝心なコレクション。ヴァレンティノらしい、フェミニン&ロマンティックな世界をモダンにした感じで完成度高かったです。って、いつも同じこと書いてます?
ミニマルなコレクションを展開するデザイナーが多い中、このブランドだけはデコラティヴな作風を守っていました。でも新鮮な仕上がり。というところで、バランスが良いコレクションでした~。
とにかくトレンチと赤ドレスが素敵~
↓ポチッをよろしくお願いします~♪