番外編です。写真は、タオを見終わってからヴィクター&ロルフの会場であるチュイルリー公園の特設テントに入ろうとしているところ。
お隣の男性はWWDジャパンのファッションディレクターである麥田さん。いつもお世話になり通しです。ジーザスのようなルックスが印象的な麥田さんは、日本人のジャーナリストとして、こちらのファッション業界の中では抜群の知名度を誇り、ステラ・マッカートニーなんて彼を見かけるとわざわざ挨拶をしにくるとか(笑)。
撮影は同じくWWDジャパンの菅ちゃん。彼女にも本当にお世話になってます。フリーのジャーナリストの僕ったら、皆さんに助けてもらってばかりです。
それはさておき、この写真をアップしたのは、実は物凄い人にこの日のルック(正確にはショール?)褒められたからなんです。その人とは、ヘラルド・トリビューン紙のスージー・メンキス!
日本人の間では、そのユニークな髪型からサザエさんの異名を持つ彼女。どのショーへ行っても、最前列に通される重鎮中の重鎮です。Suzy Menkesでググれば、写真がたくさん出てきますので、見てみてください。
前に装苑の取材でコメントをお願いしたら、物凄い勢いで断られたという苦い経験を持つ僕。同じ時にアナ・ウィントゥアーにコメントをもらうという偉業を成し遂げたのですが、スージーだけは成功せず、未だに心残り。
とにかく、ちょっとおっかないオバサンという印象がありました。しかも今シーズンは、アンダーカバーの香水発表パーティで目が合い、にらまれたような気がし、きっと嫌われているに違いないと勝手に思い込んでいたのです。
それでこの日、(残念ながら入り損ねたのですが)アン・ドゥムルメステールのショー会場でショーが終わるのを待っていました。スージーがアシスタントと出てきて、2人して僕の方を見ながら何かをささやいています。それでいきなりスージーが僕に向かって「Very beautiful」と言ったのでした。
「ありがとう」を言うのが精一杯で、頭が真っ白になってしまった僕。それからは会う人会う人に「ヒャ~、スージーに褒められたよ~」なんて触れて回っちゃいました。
ちなみにこの日身に着けていたショールは、ジョン・ガリアーノの本社で行なわれた出血大特価セールで買ったもの。そこら中にGalliano Gallianoってジャカード織りになっているので、ちょっと恥ずかしいのですが。モノクロをバックにして、差し色にピンクとイエローを配したコーディネイトが上手く行った(?)ようです~。
ちなみにこれがかぎ裂きしたジャケット~
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