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シュタイフのロバ

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 パリに住んでいるある日本人の友人のご実家は、その昔造り酒屋を営んでいました。家には蔵があるそうで、その中から出てきたというのがこれ、シュタイフのロバ君です。彼女の叔母さんのものだったそう。今年、彼女の母上がパリにやって来た時に、我が家にどうぞと手渡してくれました。

 高さ10cm。素材はベルベットで、たてがみとシッポがモヘアの毛糸。中綿は木毛で、目はガラスです。片耳はないし、特にシッポのモヘアが風化して取れてしまっていますが、そんなことはどうでもいいと思えるくらいのチャーミングさです。

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 ご覧のとおり、ツルっとしたボタンが耳に残っています。シュタイフの文字、あるいはゾウのマークが入っていないものは、1902~05年と1946~50年のものしかなく、彼女の叔母さんの年齢を考えると、制作年代は後者かと思われます。

 戦後間もなくで物資に乏しい時代だったと思いますが、シュタイフらしい高級感が漂っているし、どこをとっても繊細な仕事が感じられ、ジッと眺めたくなる魅力に溢れています。しかもシュタイフらしからぬユーモア系の表情で、これは本当に珍しいかも~。

Sちゃんありがとう~。大切にします~

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by tomoakishimizu | 2009-12-28 23:24 | 我が家のお友達 | Comments(2)
Commented by at 2009-12-30 08:43 x
独りぼっちで蔵にいたロバ君も友さんの家で沢山のお友達に囲まれてすごく喜んでるはず~。
紹介してくれてありがとう。嬉しくって初コメントしてみました。
Commented by tomoakishimizu at 2009-12-31 00:33
Sちゃん、どうもありがとう~。今戸棚の中で犬とか猫と一緒にいます。元旦にまた会えるね。
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